#彼女が死んだのレビュー・感想・評価
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大贅沢
インフルエンサーが死んで色々明らかに…!というくらいの情報しか入れてなかったので、蓋を開けてみたらビックリ。
主人公がいきなり住居侵入をはじめますし、それを心の声で♪僕は悪くないんだ〜みたいなテンションで犯罪をやっていくのでコイツとんでもない変人だ…とドン引きしながらのスタートでした。
他人のスマホを覗き見してププッと笑ってみたりするところからすでにひん曲がった性格が透けて見えるんですが、それ以上に他人の家の不要なものを自分の家の倉庫にコレクションしている変態っぷりにもうやられましたし、建てつけの悪い扉なんかを直してあげて気持ちよくなってるしで、なぜその才能を仕事に活かさないんだ…と天才なのに才能の使い方がぶっ飛んでる典型例のような行動の連発でした。
そこから目をつけた女性をめっちゃストーキングするという、もう誰か警察に通報してくれと思いましたし、興味本位だからといって家まで特定して、どうにかして進入できないかなーと模索する気持ち悪さも持ち合わせていたりとやべー奴でしかなかったです。
と思ったらそのストーカーしてたインフルエンサーもヤベェやつだったのが明かされてからの加速っぷりはお見事でした。
インフルエンサーも怪しさプンプンかましていましたが、慈善でやっていた事が完全にフリ、それらにまつわる事も全てフリ、SNS上で済ませた後は全部処理する気持ち悪いくらいの潔さもあり容赦なく嫌いになれるキャラクターになっていました。
SNSでの評価に踊らされるばかりの人が昨今増えている中で、その最終形がこんな感じなんだろうなと細い目で観ていました。
このインフルエンサーのストーカーもしっかり出てきては投稿を真似したがるお手本のようなストーカーも気色悪かったです。
終盤の展開、綺麗に終わらさずにいってくれたのがポイント高いです。
あのまま被害者として主人公が過ごすのは癪だったので、見返りとしてネットタトゥーを背負ったのは本人からした苦でしかないと思いますが、バッチリ犯罪をしていて罪の意識0だったんですからそれくらいやってもらわなスッキリしなかったので良かったです。
まぁ案の定警察がザルすぎてトラブル連発だったり、そんなトリックでいけるの?なんていう疑問点も結構ありましたが、そこを気にしたら破綻しまくりなので無視して見るのがオススメです。
あと直接的な動物虐待のシーンは思わず目を背けてしまいました。
そこが苦手な方は避けた方がいいかもです。
コメディチックの中から徐々に浮かび上がってくる狂気を堪能する事ができました。
醜い奴らの争いをスクリーン越しに座席でヌルッと観れるってなんて快感なんでしょう(鬼畜)。
鑑賞日 1/16
鑑賞時間 19:35〜21:25
座席 G-7
知りすぎていた男
変態ストーカー vs 偏執ストーカーのお話。
主人公は顧客の家に入り込み、ちょっとした裏側を覗くことで優越感を得ていた。
不要品をちょろまかしはするが、金目のものを盗ったりはしていない模様。
対するソラは虚飾塗れのインフルエンサー。
ビーガン気取ってるのにコンビニのイートインでフランクフルトを食べる迂闊さが魅力。
ソラの死体発見から、その死体が消えるあたりまでは割とテンプレの展開。
しかし、この状況で主人公を犯人とする脅迫文が届く。
“犯人”の他に“脅迫者”がいる?それとも…と、先読みしづらい展開はなかなかに面白かった。
動画から手掛かりを集めて住所を特定したり、仲悪いフリしてプロレスしてたり、SNSあるあるも満載。
ソラの各種偽装は遅かれ早かれバレるでしょ。
画面の見せ方があまり上手くなくて、バーンみたいな音を流されても「え、何?」ってなったり。笑
それでも話を追うのにはそんなに問題ない。
「なんでいつも暗いんだ!」にはまったく同じこと思ってたので笑った。
お互いが想定してた以上のことを知られていて、泥試合の末に両者とも逮捕という真っ当な着地。
おまけに出所した主人公にオ刑事が「罰はまだ終わってない」としっかり厳しい。
彼がこれから向き合う“それ”は見せずに不穏な表情で幕を引くのもよかった。
ソラの見た目も写真も、バズるようには見えないのが残念。
#変な人ばかり
まともな登場人物が女性刑事さんだけで、それ以外は変な人ばかりが繰り広げる狂気のシーンの繰り返しばかりで、103分間ダラダラ感満載でした。特に、最後の5分間必要ですかね?
どっちも加害者
加害者同士の擦り合い。怖っ!サイコの彼女もだけど自覚症状ない善人風の彼はある意味もっと怖いかも。
展開はサクサクで普通に面白かった。
ただ好きな映画ではなかったかな。
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