おいしくて泣くときのレビュー・感想・評価
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思い出の鍵
縁のある食堂で男女の幼馴染が
再び巡りあう話でした
食堂は、
こども食堂をやっていて
近所の事情のある子が
やってくる
その食堂の主人は主人公の親父で
主人公への接し方もすごくいい
父親としては最高かな
幼馴染の夕花との
エピソードは切なくて。
だけど
今の嫁さんではないところがいい
あくまでも、思い出。
なのに、どこかで
引き寄せられる二人。
森沢明夫原作ときて
安田けい、尾野真千子、安藤玉恵
ときたので、、
どんな評価でも
絶対見てましたけど
よい作品で良かった。
恩返しの物語って
好きなんです。
現実にはなかなか、
実現できないことも多いけど、
だれもが幼いときに世話になった人は
必ずいる
場面や人はそれぞれだけど
そんな人に重なって
感情移入してしまいます。
あの時、あの人がいなければ
今の自分はいなかった
引き出しの鍵は
味、音楽、景色それぞれだけど
開いた先の光景を思い出せば
その思いが
大きければ大きいほど、
涙は止まらないですね
尾野真千子さんが
バター醤油焼きうどんを食べたとき
視聴者で自分の引き出しの鍵を
あけた人は、
涙が止まらなかったと
思います。
おすすめ
記憶喪失発覚で題名回収という感じ
時間の都合がついたので観に行ってみましたが、結果として、物語としてはちょっと不満に思いました。
映画としても、見せ場でのスローモーションの多用は、物語の良い流れに水を差していると感じています。
安田顕さんの演技は良かったです。
主役の長尾謙杜さんは、もう少し頑張って欲しいところ。
クライマックスは、取って付けたような記憶喪失発覚で題名回収という感じで、ちょっと辻褄が合わないところを強制終了、みたいに思います。
監督のクセと雑なところが目立った映画
評価が高かったので、期待して観に行きました。
が…
オープニングから「え?」があって、心配になりました。
その心配は、的中しました。
まず、冒頭のシーンで車が店に突っ込むシーンがあるのですが、事故後の車がひっくり返っていました。
いやいや、そんな突っ込みかたしてなかったでしょ!と言いたくなりました。
そして、入口近くにいた客は?
あと、突っ込まれた衝撃での本の散らかり方が不自然…
学校のシーンでは、いじめに遭って机を油性マジックで落書きされるシーンがあります。
それを消すために、先生にシンナーを借りに行きますが、きちんとした理由がないかぎり、先生はシンナーを貸すことはありません。
仮に「落書きを消したいから」と言ったからといって貸すこともありません。
状況がはっきりわかって、「それなら」となったら貸すかもしれませんが、そうなるといじめが発覚します。
いじめ、先生に知られていませんでしたから、そのまま貸したのでしょう。
時代背景を考えてもあり得ないです。
他にも、「このカットはいらないでしょ」と素人でも思うシーンが多々あったり、夕花の母や夕花の虐待を目撃して止めに入った友達の扱いが雑だったり…
いたるところに「これを入れておけばドラマチックになるだろ」と安易に入れたシーンやセリフ。
そして、最後の最後で泣かせるシーンのところにも雑なところがあって、まったく泣けませんでした。
本編の中学生時代が描かれている夕花は左利きなのに、最後大人になった夕花が焼きうどんを食べるシーンでは右利き。
記憶がなくなったら、利き手も変わるの?
モヤモヤした気持ちで、「監督の自己満足、承認欲求の強さが見られる映画だったな」と思ってエンドロールを観ていたら、やっぱりそうでした。
エンドロールの最後、監督の名前が流れずに中央にストップ。
最後の最後まで、監督が主役の映画で残念きわまりなかったです。
食べ物は一生記憶に残るのさ。Part 2
よくばりにいろんな問題をサラリと散りばめていたけど、雨に流してもらってさっぱりしたね。
そらぁフツーに探しても見つからないわな。
ラストの演出はベタベタやけど⋯⋯大好物やね。好きだな。あーゆーの。
たまにはこういう甘酸っぱい青春ものも癒されます。
とりあえずは続編で工務店は娘には任せて旦那と即離婚してディーン様と食堂の女将さんとしてやり直そうとするもドロッドロの財産分与でモメて爽やかさも何もない汚い争いを描いた作品で。
約束の重さ
人と約束できない心也(長尾謙杜)。その背景にある過去を知れば、約束が故意でなくとも裏切られた時の失望や悲しみを相手に与えたくないからなのだと、彼の負った傷や人を想う気持ちの優しさが伝わってくる。
そんな彼が本当に大事な四葉のクローバーを手渡し、約束する時の決意。涙なしには見れません。
彼は守れないかも知れない約束をしたことを悔いていたけど、その約束(彼のその気持ち)が、夕花(富真あみ)を、記憶を失った後も支え続けていたことは間違いない。
単なる青春ムービーでなく、虐待や格差が生み出すいじめ、それを助けようとするものまで不当な扱いを受ける世界も描いていて、その中で懸命に生きようとする夕花と、守ろうとする心也が愛おしかった。
おいしくて泣くとき、タイトルが心に沁みました。
一方、警察に保護を求めて去る夕花から心也を引き離そうとする警察は意味不明だし、警察に保護されて別の生活を始めたであろう夕花が、記憶喪失になったことで身元がわからなくなるというのは無理がありすぎるし、その状態で心也と夕花の関係がわからないのに、夕花の娘がMINAMIの工事を無料で引き受けに来るのはおかしいしと、無理矢理ストーリー展開させるところが???だったのでマイナス1です。
近くになにわ男子ファンがいるので、長尾謙杜の演技には注目してましたが、ピュアで真っ直ぐな少年を好演。もう22才だけど高校1年生違和感ない!あみちゃんも海を背にしたキラキラ笑顔が素敵でした。
蛇足ですが、非常に爽やかエンディングにも拘らず、あの感動展開で、成長した心也が、おディーン様では、不倫に発展しそう…と余計な心配。
若い主役の二人は頑張っているのに‥
今年一番の「こりゃダメだ~」でした。途中で出たくなったぐらい。
原作とはかなり違うらしいけど、脚本がまずダメですね。
腑に落ちない描写がところどころにある。
これじゃあ役者も大変だ~と思う。こんなんで、演技で泣けったって泣けないよな~と思える。でも役者たちは、頑張って涙を流していたけど。
演出もなんだかな~。設定がおかしいから、脇役の皆さんが無理している感じ。
刑事さんなんか、ほぼ硬直している‥。何これ?っていうシーンがある。
ディーン・フジオカや尾野真千子、安田顕などいい役者が重要な役をやっているけど、演技のしようがなかったのではと思う。
若い主役の二人も頑張っているのに‥。残念。
こうなってくれたらいいな
話の先は大体読めるのだが度々ある過去と現在の切り替わる構成が良いので退屈するということは無かった。
分かりやすいシンプルな話は好きなのでちょっと高めの評価です。
視聴後の感じが良い感じです。皆さんお幸せに。
久しぶりに子供食堂に食べ物を持って行こうかね。
たくさん泣きました
とても暖かい気持ちになれる映画でした。最後の方ですでにめちゃくちゃ泣いていたのですが最後の学生時代の2人の会話で止まらなくなってしまいました。一番欲しかった言葉を最後に聞けてお腹いっぱいです。
味は記憶の覚醒
泣きました。ラスト、涙が溢れました。DV、子供や女性に対する暴力の酷さ、映画とは言え身が震えました。ヒロインの芯の強さ、凄いです。ACJAPANの一番好きな(子供食堂)、この作品観て改めて意義感じました。善意で有ろうと偽善で有ろうと、その行為で人が恩恵に預かってれば良いと思います。弟さん、気になりますが。
気がついたら泣いてた
どこかへ消える。記憶無くなる。
よくある設定だし、説明も足りないところもある。それが気にならないほどテンポ良い。先が読める展開で、来るぞ来るぞと分かってはいるけど涙がぼろぼろこぼれてしまった。ここまで泣かされちゃうと星も5になるよ!
メインも脇役も全て良かったです。それぞれの役目を全うした感じする。
涙活できました。ありがとう。
涙腺崩壊?良い映画なんだけど哀しい・・・
「片思い世界」に引き続いての鑑賞だったんですが・・・
ホノボノ、ホンワカとした世界観の後で、この作品は辛すぎる。突き付けられる現実の、悲惨な展開に打ちのめされました。
悲しい話だろうなってのは、予想してたんですが、長尾さん、當真さん、若い二人の淡い初恋を思わせる爽やかさに惹き込まれれば惹き込まれるほど、哀しい現実にドップリと落ち込んだ次第です。
【ネタバレ】
心無い大人に踏みにじられる子供たちの純粋にイライラしっぱなし。
人の善意を偽善と言い切る若者(バカ者)たちの思い上がりに、ますますイライラ。例え、偽善であったとしても、何もしないよりは良いだろう。ましてや、それを非難すること自体が最低の行為だと気付けや!
當真さんにすっかり魅せられました。華とは、また違うような存在感の大きさを感じました。
長尾さんも良かったです。まさか「室町無頼」の彼だとは・・・全然気付かなかった。
この二人が、ホンっと素晴らしい。恋愛とも言い切れない、まさに淡い初恋。若者特有の純粋な想いに、こころ洗われた気分です。
だから、尚更、この二人に訪れた出来事にドップリと落ち込んじゃいました。
30年前の突然の失踪、これからが希望に満ちた矢先の記憶喪失・・・
その後の努力で幸せを掴むことができたのかもしれない。夢を叶えたのかもしれない。
でも、もしあそこで記憶を無くしていなければ、初恋の相手との別の幸せがあったのかもしれない・・・
それを考えちゃいました。
記憶を取り戻した涙の中で、淡い初恋の想いの中で、一見ハッピーエンドに思える最後だったんですが・・・自分には、別の未来があったのかもしれないと、悔やまれる想いで哀しくなりました。
良い映画だと思うけど、切なすぎる。
Uruさんの歌も良かったです。
余談ですが、無性にバター醤油焼きうどん食べたくなります。
ピュアな感性だけでできているから心に響く
心也と夕花を取り巻く環境を濾過して、この世の醜い感情や非現実性を取り除き、残ったピュアな感性だけで作り上げた。そんな作品だと思います。
だから、取り除かれた部分についての説明描写はかなりカットされ、説明不足な点もかなりある。例えば、夕花の家族構成についての背景説明も最小限だったし、かざま食堂の子ども食堂がなぜ偽善と思われているか(心無い悪質な噂などを言ってる大人たちがいなければ、15歳のクラスであんなことは起こらない)も映画の中では語られない。転居後の夕花が誰のどのような好意に支えられ、現在の家族を得るに至ったのか、についても、娘の説明だけでは不十分で、冷静に考えたら、いくらなんでもそれは…というところが結構あるのです。
それなのに、なぜか素直に泣かされてしまう。
貧困や虐待だけでなく、頻発する自然災害や痛ましい事件・事故などの報に接するたびに無力感に苛まれている人はたくさんいるはずなのに、「善意」の振る舞い方は意外と難しい。
単発の寄付やボランティア参加等、それなりの方法はあるけれど、困難な状況に置かれている人たちにとっての居場所が提供できるのならそれはなにものにも替えがたい救いでもある。
この作品はそんな善意の在り方を素朴に示してくれるから、直接心に響いてくるのだと思います。
互いの境遇に共感を覚えた高校生男女がゆっくりと距離を縮めていったわずかな時間。三十年の歳月を経た先に再び交叉するまでの軌跡を描いたお話です。
直近の映画館で鑑賞した作品が、単純には共感が難いもの
だったり哲学的思考が必要な難解作品だったりしたので…。
もっとシンプルに楽しめる作品は無いか と探していて
気になったのがこの作品でした。 ・_・ハイ
鑑賞開始。さて。
鑑賞終了。…。
うーん…。何と言ったら良いものか。
画像は綺麗でした。ですが
ドラマとしては…。いま一つ…としか言いようが…。
恐らく なのですが、
主人公たちに関する「描きたいエピソード」がいくつもあって
こんなシーン入れたいね というのも沢山あって
それらを繋げた際の全体を通してのウェイトやバランスを考慮せず
にただ並べてみました。…と
そんな感じが拭えませんでした。 @△@;;
そのため
主人公たちに対するイジメの場面がやたら強調されてしまい
そのイジメの原因が何なのか、とか
そこまでの事をされる背景も説明不足で、
ただ陰湿なイジメシーンが強調されてしまう前半の展開には、正直辟易
してしまいました。@_@;; ウーン
※「あんのこと」で杏が母から受けた虐待の場面などを思い浮かべて
しまいました…
加えて、主人公たちの行動の動機や、選んだ選択肢も「何故?」となる
ものが多かったという印象です。@△@;;
その結果
画像は綺麗でした。ですが
ドラマとしては…。
という前述の感想になってしまいます。(ました)
ヒロインを演じた當真あみの演技は光ってました。・o・
海の場面など、PVのような映像は綺麗でした。
全体的に、カメラワークには落ち着きがありました。
上記のような点に満足感が見つけられる人ならば、楽しめる作品なの
かもしれません。
ただし、納得感のあるストーリーのドラマを期待すると…
うーん
という結果になるかもしれません。(なった人 はーい)
◆
と、ここまで書いて5日経過。 (最近多いパターン…)
この作品に何を期待したかによって、評価がすっぱり分かれるので
はないかと思うようになりました。
# 出演者に推しキャラがいる ⇒ ★満点に近い高評価
# ヒューマンドラマに期待 ⇒ ★の数かなり控えめ
私は後者の立場で鑑賞しましたので、どうしても…。@_@;;
というわけで、私にとっては残念な作品になってしまいました。
原作の小説があるようなのですが、原作の筋立てはどうなのか
がとても気になっています。(どうしようか悩み中)
◇あれこれ (疑問や納得し難かったコト)
■リアリティを感じなかった場面(一例です)
・冒頭で食堂に車が突っ込む場面
⇒車が引っくり返る程の勢いで店に突っ込んだのに、心也
は全くの無傷。
この場面を始めに「?」な場面が増えていきました。
・四つ葉のクローバーを探す場面
⇒ やたらと草むらをかき分ける動作をしていたが
クローバーの一本一本をちゃんと確認しなければ
四つ葉かどうかは分からないのではないかと。
草むらに落とした何かを探す動作に見えました。
・大事な日記の傍らで焼きうどんを食べる場面
⇒ あんなに近くに形見の日記帳を置いたままで、うどんを
食べるかな? と。(父もなぜ注意しない?)
” あっ ほら 汁が跳ねるっ ”(と観ててハラハラしました)
・取引の条件を示さないまま店の修繕工事を請け負う業者
⇒ が本当に居たら、これはうさん臭くないですか?。
この申し出を、良く受ける気になったものだと感心。
タダほど怖いものは無い。…と思うのですが。@△@
工務店の担当の女性、娘にしては若すぎて気も…
■ 登場しないけど気になった人物のこと
・夕花の母。
高校生パートの時点で生きていたのでしょうか?
・30年後の夕花の結婚相手。
どういう経緯で知り合った相手と結婚したのやら。
それ以前に、頭を打って記憶喪失の夕花はどうやって
生き存えたのかも気になります。
自分の名前も覚えていなかったようなので…
■途中で居なくなった人のその後
・夕花の父
高校生パートの最後では夕花を突き飛ばして転倒させ
記憶喪失の原因を引き起こした。その後は逃げたのか?
・ワルぶった同級生
心也の父が経営する食堂に来ていたようだが、その事実を
明らかにされるのを嫌がっていた。30年後のパートでは
全く登場しなかったが、どうなったのだろう…。
30年前の「こども食堂」とは、利用している事を知られる
のが恥ずかしい場所だったのだろうか?
インタビュー映像を見て過去の記憶がリンクした(?)理由が不明
■設定や現状の説明が不十分に思えたコト(いろいろ @-@)
・なぜああも執拗に子供食堂 が迫害されているのか不明
・ヒロインが女子の間で苛められている理由が不明
・何故三十年も夕花の行方が分からないのか?
・保護観察者(というのか?)がいたのでは?
・アタマを打って記憶喪失になった若い女性を誰が保護したのか
・そして面倒を見てくれたのか(大学を卒業するまで)
・もっと必死に保護者を探すのではないか?
・普通なら警察経由児童相談所経由で施設行きになるのでは?
・警察は保護しに来たのか?
主人公も一緒に同行し、事情を聴くような気がするのですが…。
・警察が保護した後、ああも簡単に居場所が父にバレている不思議。
うーん
本当に沢山あるなぁ と、自分でもびっくり @△@ デス
◇最後に
冒頭の車が突っ込んでくる事故のシーン。
この食堂の土地を狙った地上げか嫌がらせかと思って観てました。
心也(及び父)への嫌がらせは、立ち退きを迫る脅しなのかと。
実際にはそのような展開は無く、実は社会派ドラマだった という
ワケでもありませんでした。単なる事故の被害者として、インタビュー
を受ける心也の姿をTVで観たことが、再会のきっかけになったとする
伏線(?)のようなイベントだったようです。
夕花が30年後にうどんを食べて涙する場面が描かれますが、高校生
パートで心也の父の作る焼きうどんに喜ぶ場面がもっと描かれていたな
らば、タイトルにしっかりと繋がったのになぁ と。
その点も、とても残念です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
胸を張っておすすめする映画
観に行ってよかったと思う映画だった。
長尾謙杜くんと當間あみさんの演技がナチュラルで素晴らしく、映画が始まってすぐ物語の世界に感情移入できた。鑑賞中、夕花と心也の幸せを願ってやまなかったので、ラスト2人が笑顔でまた出会えたことに感動。主題歌であるフィラメントも映画とリンクした歌詞で、ラストまた感動。胸をはっておすすめする映画になった。
子供食堂(子供ごはん)をやめないでね。
今の世の中、経済的理由で家に帰って夕御飯のない家庭の小中学生が結構いると云われている。
話は30年前から始まり、当時の子供食堂をやっていた家の息子の高校生の心也が、いつも弟と食べに来る同級生の夕花の悲しい話。
色々な事情があるだろうけど夕花は母親の再婚相手の義父が飲んだくれのギャンブル好きで、母親に働かせて、子供(特に母親の連れ子の夕花)に当たり散らして食べる物のない生活をしていた。そして、子供食堂にたまに子供2人で食べに行くことが何よりの楽しみだった夕花は学校でイジメられる事で心也と心を通わせるようになり〜
最後、30年経って(夕花の記憶障害もあり)交通事故のニュースで夕花の親族が押し花の心也の名前を頼りに、タカナシ建築事務所と言う処から来た女性が夕花の面影のある顔をしているので娘だとピンと来た。
ただ、夕花が昔の記憶がないと言うことが理由で会いに来れなかったのを娘が連れてきて、バター醤油焼きうどんを食べる事で昔の記憶が蘇ると言うラスト。大人の夕花が昔ながらのうどんを食べておいしくて、昔の記憶を思い出して泣くとき、ああこの2人はやっと報われたなと感動させられました。
こんな感動させられる話ばかりでないけど、子供食堂をしていることで、そこで育った子供が将来幸せな人生を送っていって欲しいと願います。だって生きていれば必ずいいことがあると思いたいです。
追記 2回めも見に行ったけど、安田顕さんの演技が良かった。話の中での存在感があり、心也君の父親がこんなにも素晴らしいのを上手く演じている。
原作小説と結末が違うというレビューを見たので本屋で立ち読みしてみたけど、映画としての脚本はこちらの方が映像として見せるので四つ葉のクローバーの件などは良かったのでないかと感じた。(小説は小説としての良さがある。)
これは名作
事前情報なしで飛び込みで鑑賞。回想シーンから始まるが、昭和の再現度が高い。部活、学級新聞、図書室での打ち合わせ、アル中のクソ親父、二人で海など、テンプレの展開が続くが、どれも非常に完成度が高く、その場面の魅力をしっかりと引き出した映像だった。全体的なテーマである子ども食堂は偽善か?というのも考えさせられる。最後のシーンはいろいろなことが頭に浮かんできた。とどめがuruのエンディングで、完璧だった。
がっかり
原作の著者森沢明夫さんが大好きでずいぶん前に原作を読み、映画化されると聞いて喜んで前売りを買って観ました。
が、本当にがっかり。
これまで映画化され、自分が観てきた森沢作品はがっかりすることがなかったから本当に残念。
こんなに薄い内容だったかな?
原作のよさが脚本?で軽減されてると感じました。
また、演出?も荒くて乱暴な気がしました。
主役の二人や、安田顕さん、ディーン・フジオカさん、尾野真千子さんもよかったのですが、脇に出てくる役者さんが残念。
特に、駅で警察が夕花を保護する際の、心也を押さえるシーン。
警察官が、前に行こうとする心也を制止するのですが棒立ち。心也のドアップでその警官役もドアップになるのですが、表情がなくて演技をしてないなーと。
あと、高校生の夕花は左利きなのに、大人になった夕花は右利き。記憶を失うと利き手も変わってしまうのかしら?
冒頭登場した夕花の弟は、最後のシーンには出てこないの?…とか。
それと、心也の子ども時代を演じた子役さんは大人になった心也であるディーン・フジオカさんに面影が似ていてしっくりくるのだけど、高校生時代の長尾謙杜さんは、どうしても別人にしか見えず、脳が受け付けられませんでした。
そんなこんなが気になって、全く泣けずがっかりでした。
バター醤油焼きうどんが食べたい‼️
この作品は甘酸っぱくて、切なくて、ノスタルジックで、エモーショナルな青春映画の名作ですね‼️学級新聞の作成を任された中学三年生の心也と夕花。それぞれに家庭の事情を抱える二人は好意を寄せ合う。しかし夏休み中に引っ越しすることになった夕花は、心也と最後の思い出に海へ遊びに出かけ、再会を約束して別れるが・・・‼️映画は30年後、45歳になった心也の回想という形で始まるのですが、まずこの作品構成がウマいですね‼️心也と夕花のひと夏の思い出がノスタルジックに描かれ、まるで大林信彦作品みたいです‼️舞台の一つとなる心也の父が経営する食堂もミョーに印象に残る‼️子供にはタダで食事を提供するこの食堂の定番は「バター醤油焼きうどん」‼️四ッ葉のクローバーや母の日記みたいな小道具もさりげない演出だけど絶妙に琴線に触れる‼️そして主人公の二人をはじめ、心也の父と母、夕花の義父と弟、同級生達まで、準主役から短い出番のキャラに至るまで、それぞれのキャラ描写が厚いですね‼️特に心也の父と母を演じた安田顕さんと美村里江さんの存在感は素晴らしい‼️でもやはり主役の二人‼️15歳の長尾謙杜と當真あみちゃん、30年後のディーン・フジオカと尾野真千子さん‼️15歳の二人が成長したらこうなるんだろうなぁ、みたいな完璧なキャスティング‼️ラスト、心也の営む食堂で「バター醤油焼きうどん」を食べた夕花が記憶を取り戻して涙するシーン‼️15歳と30年後のキャストをフラッシュバックさせながら描く、この名ラストシーンの尾野真千子さんの涙に、観てるこちらまで涙が出てきました‼️
やらぬ善よりやる偽善(本来の意味はちょっと違うけど)
松竹お得意の青春ラブコメとは一線を画した社会問題を取り上げた作品でした。予告編で得た情報だけで、こんなハードな内容だとは思いもよりませんでした。
物語の始まりは30年前とのことなので、あの頃「こども食堂」などはもちろんどこにもなかったですし、2010年代になって全国に広がりだしましたが、2024年に1万箇所を超えたそうです。
現状では色んなパターンがある(無料や有料、週一や月一)ので、それぞれの地域の特性や活動する個人や団体などによって全く違うのも事実です。 「食育」や子どもの居場所のための「こども食堂」は続けていくことがなかなか困難ですが、この映画の舞台となる30年前ならば「偽善」などという言葉やその利用者に対する差別もあったかもしれません。
現在では「生活保護受給者」に対する差別はネットの上ではまかり通っているようですが。
何も行動を起こさない自称善人よりも、それがたとえ売名行為であり自己満足であったとしても身を削って(もしくはお金を使って)ボランティア活動などを行う方が仮に他人に偽善者と呼ばれたとしても尊いことだと思います。
この作品の真の主人公は安田顕演じる食堂の親父だと思います。
しかし、ここのところ(35年目のラブレターも)安田顕は「ええもん役」が続きますね。
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