ドライブ・イン・マンハッタンのレビュー・感想・評価
全137件中、61~80件目を表示
さすがの演技。低予算ながら出演料はかかってそう。
ドン・ジョンソンの娘さんとは、美人なわけだ。
ショーン・ペンのなにげない会話がすごい。
彼女に送られてくるメール内容、私も見覚えがあり、ひいてしまったが、彼女は一応答えようとしてる。
ダディという彼氏の字の間違いはどうしてか?
家庭内で打ちづらい環境にあるせいか?変換ミス?英語だと分かりづらいミスの原因が知りたい。
途中、眠気をさそうくらいゆったりとした雰囲気とスムーズな運転で、中だるみしてしまった。
最後のエンドロールの出演者の少なさは珍しい。
運転手に付き纏われないか心配
JFK空港からニューヨークのミッドタウンまでの、タクシーの乗客と運転手の会話劇。
率直に言ってショーン・ペンが怖い。目つき顔つき、気味が悪くて話しかけられたくないタイプ。それなのにやたらに個人的なことを根掘り葉掘り、下ネタとオトコの理屈満載で聞かれたら、自分なら一刻も早く目的地に着いて欲しいと願いながら、でも機嫌悪くなられたらどうしようかとドキドキしながら最低限の回答で相手するのみ、だと思う。降りたらタクシー会社に通報するかも。
そして、対戦形式とか雰囲気に押されて、「心の中の誰かに聞いて欲しい話」をさらけ出してしまったら、運転手に自宅を知られないようにかなり遠くで降りると思う。
ショーン・ペンが家の玄関先まで来て、「俺はマイキー(My key?)と呼ばれたい」とか、怖すぎる。
彼女の11歳違いの姉は、もしかすると継父に性的虐待されて彼女を妊娠した、実の母なのでは。
現在進行系で不倫中でもあり、彼女の闇はそうとう深いが、「そんなことをこのオトコに言っちゃって大丈夫なのか」とずっとドキドキしていた。
彼女は、生い立ちのせいかもだが、寄りかかれる人を求めてしまう性質な気がする。
それゆえ、騙されて利用されがちなのではないか。
ショーン・ペンはミスキャスト気味では。
いっときを共有しただけの、見知らぬ同士、あくまで他人として、名前も住居も知らない、後腐れを心配しない粋な別れ方で締めたら良かったのに。
微笑ましさや温かさより、運転手に付き纏われないか、彼女の今後が心配になる。
チップに500ドルも渡しちゃってるし。
残念ながら私にはささらない映画でした。
タイトルなし(ネタバレ)
ニューヨーク、夜のJFK空港からひとりの女性がタクシーに乗り込む。
人生経験豊富な運転手(ショーン・ペン)は、女性(ダコタ・ジョンソン)に軽い口調で職業などを訪ねる。
女性はプログラマーで、どうも先行き不透明な恋愛をしているようだ。
二度の結婚経験のある運転手は自身の結婚生活時代のことを語り、彼女の恋愛事情に忠告めいたものを与える・・・
といったところからはじまる映画で、ほぼ女性と運転手のふたりしか登場しない会話劇。
映画として作るには、すこぶる難しい類の映画。
脚本と演出の仕掛けとしては、途中遭遇する事故やスマホによる車外の人物などで変化をつけている。
そして、物語の軸足は、運転手のたくみなリードにより女性側へと移っていく。
なので、女性問題を扱った映画だと、まぁ、早い段階で気づく。
運転手が語る内容は、たぶん、世の男性が概ね考えていることなんだろう。
しかし、不愉快だ。
「男にとって、女は玩具」
先行き不透明な恋愛沼にはまり込んでいる女性にとっては、それは薄々わかっているのだが、どうにもこうにもならないのだ。
だが、見ず知らずの運転手へ「秘密の暴露」をすることで、ある種の浄化に繋がる。
悪くはないのだが、どことなく落ち着きが悪いのは、運転手の立ち位置かもしれない。
悩み事をきいてくれる良き父親のような存在。
「まぁ、そんなにズケズケ踏み込むなよ、運転手」とも思うが、それぐらいのことを父親に求めているのかもしれない。
また彼は、彼自身の今後の人生に対して重要になるだろうことは言っておらず、やはり女性と運転手は対等ではないような。
なお、原題の「DADDIO」は、呼びかけの言葉だそうだ。
「DAD(父親)」に由来しているのかしらん。
核心をついた会話劇に脱帽。
空港からマンハッタンまで向かうタクシーの中で繰り広げられる運転手と若い女性客の100分の会話劇。
ここまで観客を飽きずに観させられるのは至難の業。
そして、最後に大きな玉を持ってます。
男女の恋愛にまつわるエトセトラ、皆分かってるけどホントは知りたくないような核心をついた言葉が痛快で爽快。
彼女が話す、最後の大きな隠し球は日本人にはあまりピンと来ないかもしれないけれど、アメリカは州によって法律が異なるため、オクラハマはあのことが禁止されている。
アメリカの事を知っているほど楽しめる作品だと思う。
あと数年後にはタクシーも自動運転に変わってしまいタクシー運転手も不必要になる。乗客の会話もそのうちなくなってしまうわけで、そういった意味では貴重な作品になるのかも。
とにかくダコタ・ジョンソンが絵になりすぎて可愛すぎて、それだけでも見る価値ありです。
最悪最低でも週2は映画館へ。
ほぼ前置きは無しで映画を観る。
終わってジョンソンの娘だったのか、と。
ペンはサムネで入る前に分かってた。
英会話と翻訳の間合いに頭フル回転して疲れた。
こんなに疲れた映画は初めて。
でも、翻訳ってこれ程までに重要って痛感した。
作品に仕上げたのはすごい
言葉はあまりお行儀がよろしくない大人の会話劇
『ナイト・オン・ザ・プラネット』と同じタクシーでの会話劇。こちらはオムニバスではなく基本的なキャストは2人で、車内での会話のみでこれといった動きもない100分。しかしこれが不思議と飽きずに観れる。
JFK空港からマンハッタンまでどれくらいかは分からないけど、事故での渋滞による"尺稼ぎ"は上手くやったなという感じ。
初対面の乗客にそこまで言うか、そんでそこまで話すかという、若干ヒヤヒヤするような会話の中に、意外にも芯をくった言葉もあり、なるほど共感するところも多い。
終盤に堰を切ったように話すシーンは、なかなか切ない。
ショーン・ペンはいい歳の取り方をしてるなぁ、シワの具合もちょうどいい。
今まで思った事なかったけど、やっぱダコタ・ジョンソンってメラニー・グリフィスに似てるなぁ、特に口元や顎のラインとか。
終わり方もスマートで良かった。
強力な引力で引き込まれる会話劇
『パリ・タクシー』のNY版じゃなかった!
空港からマンハッタンまでのタクシー車内の出来事を描くシンプルな作品。
ほぼ会話劇ですが、まあ、内容の多くはスタイリッシュにも見えるポスターからは想像できないような下品な内容で、人によってはドン引きするかもですね。
ショーン・ペンだからギリギリ許されるような内容でしょうし、ダコタ・ジョンソンがそれを奇麗に受け流しながらも、スマホではもっとエロいメッセージのやり取りをしているのはどうなんですかね(笑)
ラスト近く衝撃の事実が明かされ、そこまでの会話劇に逆に深みを与えてくれる構造はなかなかのもの。
『パリ・タクシー』のNY版と思ってましたが、まったく違った方向からタクシー内の男女の会話劇を構築していました。
はてさて、木村拓哉さんと賠償千恵子さんの『TOKYOタクシー』はどうなりますかね?
ダコタのサヨナラ勝ち
と思いきや、あのチップの金額だったらショーン・ペンの勝ちやね。
まあシャイで、慎み深く、ウィット指数の低い日本では起こりにくいシチュエーション。
オクラホマ州ゲージ 脇の下の街、何となくにおってきそうですが(笑)。。白地図で見たら、「鍋の柄の付け根の下側」ピッタリの表現でした。
ニューヨーク・タクシードライバー
ダコタ・ジョンソンを愛でる
ダコタ・ジョンソンは「フィフティ・シェイズ・〜」のえっちなお姉さん、という認識でしたが、いつの間にかショーン・ペンとがっつり組んで芝居をするような演技派になっていたのか…と期待して観ました。
ほぼ上半身(顔)しか映らない会話劇なので下手な俳優がやったら目もあてられない結果になっていたでしょうが、ショーン・ペンのタクシー運転手役はさすがの安定感で、ダコタ・ジョンソンは強さを秘めた危うげな女性を魅力的に演じていました。
世代も立場も違う男女がお互いの人生を打ち明け合って、最後はほっこり…みたいなストーリーを勝手に予想していたんですが、予想外に18禁のネタが散りばめられていたので要注意。
(※付き合いたてのカップルは見に行かない方が良さそう)
現実に、あんな風にタクシー運転手にプライベートを根掘り葉掘りきかれて、会話につきあってあげる心の広い女性がNYにいるんだろうか?という疑問は浮かびましたが。
映画が進むにつれ、ダコタ・ジョンソンのようなたたずまいの女性って、実は存在そのものがアメリカ人男にとってのファンタジーなんだろうなと。
美人だけど親しみやすくて、声が低めで、あんまりガツガツしてなくてどこか品があって、スタイルがえっち(←重要)
メールで言葉攻めされてるシーンは正直、かなり不快でしたが、聖母のような現実離れしたキャラクターと考えたらいいんでしょうね。
美しいダコタ・ジョンソンが羞恥に耐えるのを見るのを楽しむ映画。
あれ、フィフティ・シェイズと同じ構図…
さすが、ご自身の魅せ方を良くわかってらっしゃるところは、やはりハリウッド2世俳優ですね。
グッナイ、マイキー
夜のJFK空港からあわただしくタクシーに乗った20代の女性のひとり客と60歳代のちょい悪オヤジのタクシー運転手クラーク。行き先はマンハッタンのミッドタウンのウエストストリート。
彼女は決して家の前にはつけさせたくないし、入るところを見られたくなかったはず。
ダコタ・ジョンソンお目当ての鑑賞です。
アクリルボードの窓に後部座席から乗り出すダコタ・ジョンソン。やつれメイクながら、相変わらずとても素敵。
ダコタジョンソンは制作、プロデュースにも名を連ねている。
Wikipediaによると、当初、女性役はデイジー・リドリーを予定していたらしい。
脚本に惚れた監督。
原題は Daddio .
それが邦題はドライブ·イン·マンハッタンとは。
なにを狙って付けたのか?
ネタバレを気にしたとも思えない軽さ。
女性はプログラマーでニューヨークのミッドタウンのアパートメントに住んでいる。
妻子持ちのアホ男と不倫してる。
オクラホマからの帰り。
12歳年上の姉の元で2週間の休暇。
6歳の時に姉と一緒に保護されて、毒親と引き離される。
家を離れるときに父親と握手したと思い込んでいる妹。
姉はそんなことは絶対ないと彼女の思い出を否定した。
ダディへのあこがれを持ち続けていた「妹」と正反対の「姉」
姉は先住民の血をひくイーグルと呼ばれる女性と同棲している。
おそらく、12歳年上の姉というのは彼女の実の母親なのだろう。
父親は娘に性的虐待を繰り返し、生まれたのが彼女なのだろう。
姉の元を訪れたきっかけは彼女の妊娠だった。
姉(母)に相談しに行ったのだろう。
しかし、ちょうどオクラホマについたとたんに流産の兆候が始まった。
そして結局、流産した。
そのとき彼女は正直ホッとしたと最後ドライバーに洩らした。
ショーン・ペンの目にじんわり涙。
4対3の勝負は持ち越しか。
チップ込みのカード払い。
そういや、彼女の名前は?
言わないけど、名前を教えたも同然。
車は彼女のアパートメントの前で止まる。
アパートの玄関には暗証番号のキーが。
俺の名前,マイキー (My Key) にしようかな。
アパートの階段の上から
グッナイ、マイキー
閉じたドアの窓越しに手を振るダコタ・ジョンソン🤩
ちょい悪運転手(ショーペン)のきどらない包容力に彼女はわざと飛び込んだのかもしれない。
ファザコンの彼女はまた過ちを繰り返すのか?
それとも父親として付き合うのか?
小さい観葉植物に水筒の水をやる運転手。
いい人じゃなーい?
と思ったら、渋滞中にその水筒はシビンがわりに。さすがショーン·ベン。
日本では自動販売機でJKの使用済みパンティを売ってるらしいってホント?
ニューヨークの高速も首都高速と似たり寄ったり。新宿や渋谷駅あたりの夜景にも似てたミッドタウン。小林薫の深夜食堂、渋川清彦のタクシー飯店の前振りが長~い感じ。
アメリカ映画もやっと日本の深夜ドラマに追いついてきた😎
ショーン・ペン同い年😅誕生月も一緒。
俺もまだまだこれからだァ
タクシー車内の二人だけの会話劇
この二人だから
私に雨を降らせて
タクシーといえば
タクシー運転手が主人公の映画といえば古くはロバートデニーロの「タクシードライバー」タクシーといえばマルセイユの街を舞台のスピード感たっぷりの「TAX i」シリーズ、韓国ではキムマンソプの「タクシー運転手」最近では「パリタクシー」など名作も多いですが、本作はショーン・ペンとダコタ・ジョンソン2人だけの会話劇です。事前にさすがに2人だけでタクシーの中だけで100分持つかなーと不安で鑑賞しましたが最高でした。とにかくダコタ・ジョンソンが素晴らしい!そして美しい!ずっと見てられます。いい人とセクハラ運転手ギリギリのショーン・ペンも良い。昔はタクシー乗ってイヤな思いした事たくさんあります。タクシー運転手イヤなジジィが多かったですよね。今は本当に勝手に話しかけてこないし最高になりました。海外でもUberでチップや無駄な会話なくなり本当に良い世の中になった代表例です。
タクシー
ずっと聞いていたいと思わせるし、これ以上の深掘りもできないと思う微妙な終わり方が秀逸
2025.2.20 字幕 アップリンク京都
2023年のアメリカ映画(100分、G)
タクシードライバーと女性客の車内会話を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本はクリスティ・ホール
原題の『Daddio』で、「お父さん」もしくは呼びかけなどの「元気か?」と言う意味
映画の舞台は、アメリカ・JFK国際空港
オクラホマから自宅に向かうガーリー(ダコタ・ジョンソン)は、イエローキャブのクラーク(ショーン・ペン)の車に乗ることになった
口紅を塗り直し、寡黙を貫くガーリーだったが、クラークも声をかけることなく、静かな時間が過ぎていった
程なくして、タクシーに乗り慣れていると言う話題になり、そこから最近はカード決済でチップがもらえないと言うクラークの愚痴に変わっていく
ガーリーはそれも静かに聞いていたが、彼女は夜景を虚に眺めているか、時折スマホの来たメッセージに返信をしているようだった
物語は、高速に入って少し進んだあたりで事故渋滞に巻き込まれる様子を描いていく
いつしか会話は弾み「相手を驚かせたら1ポイント」という遊びのようになっていく
そんな中で、ガーリーには恋人がいて、それが既婚者であることをクラークは見抜いていく
かつてクラークも遊びに盛んだった時期もあり、男の手法や本心などを暴露していく
過激な言葉に戸惑うガーリーだったが、そんな時に恋人からズリネタを送ってくれとメッセージが来てしまう
彼女はプライベートフォルダにある裸体の画像を送り、相手は興奮を隠せないと言うやりとりが続いていた
映画は、ガーリーに何かあると感じたクラークが、自分の妻の話を持ち出したりしながら、彼女の懐に入っていく様子が描かれていく
クラークは二度結婚していて、一回目の相手は男に都合の良い女だったと言う
だが、ガーリーはその奥さんは頭が良いと言い、何かが起こった時に笑顔になるか起こるかと言う選択肢において、彼女はクラークを笑わせる選択をしていたと言う
クラークも一度妻に悪戯を仕掛けられたことがあったが、その時は笑顔を返したと言い、ガーリーは「懐かしい?」とその顛末にふれることなく、空気を壊さずにいたのである
本作を面白いと思えるかは人生経験の豊富さと、タクシーで込み入った話をしてしまったことがある人のように思う
タクシーと言うもう二度と会わないと思う人との会話は、意外なほどに敷居が低く、何でも話せてしまう雰囲気がある
聞き上手な人もいれば、語りたがる人もいて、そう言った空間だからこそ、また他人だからこそ言えることというのもある
生きた人の反応と、自分に肯定的な共感を与えてくれる人にのみ心を開ける状況と言うのがあって、今回のガーリーのケースはそれに該当するのかな、と思った
いずれにせよ、奥深い会話劇が好きな人向けの映画で、ほぼリアルタイムに感じられるひとときを愛せる人向けの映画だと思う
英題の『Daddio』は1950年代に流行った呼びかけ方で「おまえ」とか「よお、元気か?」みたいな意味になっている
ガーリー目線だと「お父さん」という意味になるが、クラーク目線だと「元気か?」と言う意味になるので、あくまでも疑似父娘の関係がそこにあったのだと思う
傍から見ていると、女性のターゲットゾーンに入っている中年男性が「ワンチャン」あると思って口説こうとしているように見えるのだが、最後の告白で全てが砕け散って、お父さんにならざるを得ないのは笑った
握手をすることは父娘の関係を強調するゆえにガーリーはそれを拒んだので、クラークにその気があるのなら「ワンチャン」残っているようにも思える
彼らが再会を果たすかはわからないが、その時にどんな話をするのかは楽しみな反面、これ以上怖い話が出ないことを祈りたいものだ、と思った
全137件中、61~80件目を表示














