劇場公開日 2025年7月4日

「桐島です」のレビュー・感想・評価

全62件中、41~60件目を表示

5.0「桐島です。」

2025年7月11日
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1982年の11月だか12月前後に
五反田駅前東口の大衆酒場で友人3人と飲んでいた時に桐島聡が友人(893の匂いのする人)と隣の席で飲んでいまして、
仲良くなり酒を酌み交わした事がありました。
私は五反田の日蓮系の大学に通っていてそれまで飲みながら2時間くらい
仲良く議論っぽく話をしていたのですが・・

桐島が日蓮の悪口を云うものだから口論になり『この共産主義者め!』と怒鳴ってしまいまして、

その瞬間、氷ついたようになり
桐島は辺りをキョロキョロ見渡し、
機転を利かせた様子で
『ごめん!ごめん!謝るから飲み直そうよ!』と180度態度を変えたのを覚えております。

この映画の中に出てくる『腹腹時計』を忠実に実行していたのでしょうね。

このあと私を含めて4人は異常におだてられ日本酒を勧められて4人ともほぼ潰されてしまいました。

この映画に出てくる桐島は少し線が細い印象を受けましたが、
実際の桐島は性格的には骨太で信念の固まりのような感じでした。
しかし優しさのある人でした。
人見知りはまったくありませんでした。
この世の中を変えたい。
と云うものを持っているのは話の中でも解りました。

私たち4人が酔いつぶされて数日経ってから
指名手配の人物だと云う事に気がつきました。

この映画に流れてくる河島英五の
『時代おくれ』は桐島聡の人生をしみじみと表現するに値する曲だと思います。

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ここは五反田

4.050年遅い。

2025年7月10日
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彼なりの正義があって、彼なりの信念があって、彼なりの闘いがあったに違いない。それでも犯した重大な罪から逃げ続け何の責任も取らず最期は自分自身として迎えたいなど卑怯者としか言いようがない。

1970年代。高度成長の裏側で、暴動、立てこもり、爆破、ハイジャックと過激な行動を起こす組織があちこちで結成され日本という国が大きく動いた時代。指名手配されながらも自らを偽って半世紀もの間同じ土地で過ごした桐島聡という人間の本性は結局分からないまま。桐島です、と名乗った瞬間救われたのはきっと本人だけだ。

毎熊克哉さんは何度も目にしたあの手配写真そのものだった。ただ年配になってからの容姿がちょっとやり過ぎでここは本当に残念。

余談ですけど、以前毎熊克哉さんが製作に関わっている映画を観たあと、ロビーにご本人がいらっしゃってて、写真撮っていいですか?って聞いたら、よかったら一緒に撮りますか?って言って下さってとにかくめっちゃかっこよかったです。イケボでお洒落でそれはそれは素敵でした。

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はるたろう

3.0AYAの逃走も見てみたい

2025年7月10日
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知的

1970年代、高度経済成期の日本で、反日武装戦線「狼」の活動に共鳴した大学生の桐島聡は、組織と行動を共にし、1974年の三菱重工爆破事件で多数の犠牲者を出してしまった。組織が壊滅状態となり、指名手配された桐島は偽名を使い逃亡生活をつづけ、工務店で住み込みの職を得た。ライブハウスで知り合った歌手キーナが歌う曲に心を動かされ、相思相愛となったが破綻。年月が経ち、2024年1月、末期の胃がんで神奈川県内の病院に入院し、最後は本名で、との本人希望により、桐島聡と判明した。そして3日後亡くなった。そんな彼を描いた作品。

同じく桐島聡を描いた、逃走、とはまた違った感じだったが、いずれにせよ、彼の生き方に共感もしないし、やはり、なぜ、の部分の方が多かった。
大道寺あや子はまだ行方不明だが、もしかして本作の様に生きて闘争してるのかも。
彼女の所在が明らかになったらまた同様の作品が生まれるのだろうか。そんなことをラストで思わされた。
桐島聡役をの毎熊克哉は身長以外良く似てたし、ちょっとだけだったが、AYA役の高橋惠子の存在感は抜群だった。

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りあの

3.0桐島聡の周辺をぐるぐると巡っているだけのセンチメンタルな巡礼の旅

2025年7月10日
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鑑賞方法:映画館

本作は1970年代に爆弾テロを実行した過激派のメンバーで全国指名手配され、50年に及ぶ逃亡生活の後、昨年死亡した桐島聡の半生を描いた作品です。桐島聡に関しては今年3月公開の『逃走』という作品が先行してあり、私も4月に観てここにレビューをアップしています。そのレビューで、7月には『「桐島です」』が公開されるので非常に楽しみの旨、記したのですが、今度のは若干、期待はずれだと感じました。

確かに、この作品は『逃走』よりも商業映画としての完成度は高いかもしれません。俳優たちはそれぞれの持ち味を活かし、そこそこいい演技をしていますし、ユーモラスなエピソードもあり、なかなか楽しめる、いい映画風ではあります。でも、この映画では途中から桐島聡を見失います。かわりに工務店で働く 善良な市井の人「内田洋」なる人物を見続けることになります。まあ完全に桐島聡を消し、内田洋になりきったから逃げ切れたとも言えますが、ここで描かれた内田(桐島)には決定的な何かが欠落しているように感じました。社会運動に身を投じ、それにのめり込み、爆弾テロまで実行した男。全国指名手配され、隠れ続け、死の床まで捕まらなかった男。そんな男の持つ情念みたいな何かがこの作品では描かれていない、そんな印象を持ちました。

登場人物のある人とある楽曲のエピソードが繰り返し語られます。とてもセンチメンタルです。センチメンタルすぎて見てるこっちが気恥ずかしくなります。まあ謎の人生を送って死んでいった人物についてのことなので、高橋伴明監督のこの描き方も方法論的に間違っているとまでは言いませんが、桐島聡という人間の本質には迫りきれていないと感じました。

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Freddie3v

3.0「時代おくれ」

2025年7月10日
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連続企業爆破事件の指名手配犯・桐島聡の50年に及ぶ逃亡生活を、同時代人である高橋伴明監督が映画化。
あの有名な笑顔の手配写真を彷彿とさせるように、毎熊克哉がナイーブさと人の良さを醸し出して好演。無名の人間として密かに生きる日常描写が印象的。
それにしても、作中でも隣人の甲本雅裕が勘づきかけるだけで、当時、あれだけ超法規的措置を行った事件が連続する中で、なぜ公安警察が彼の手がかりすら掴めなかったのか、今となっては不思議に感じるところ。
劇中歌となっている「時代おくれ」があまりにハマっていて、気恥ずかしいくらいだが、チャーミングな北香那とのシーンはグッとくる。この歌を使ったことで、映画作品としての魅力が上がった。観終わった後も、頭の中でリフレインするほど。
晩年の安保法制や外国人ヘイトに怒りをあらわにするさまは、それまでの人物像からすると違和感があるが、そこも含めて「時代おくれ」ということか。
おそらく桐島が自ら名乗って死んだあと、すぐに動き出した企画で、高橋監督も自分が元気なうちに作品化したいと思っただろうから、低予算で粗い仕上がりになっているのは仕方ないところ。もう少し、せめてもう一年でも熟成させたら、もっと味わい深い作品になっていたような。興味深い素材で、ねらいは理解できるだけに、残念。

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山の手ロック

4.5沁みました

2025年7月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

活動家特有の物言いを極力抑え、新左翼間の権力闘争を強調することなく、最後まで差別を受け入れずに公権力に抗って生きた桐島聡という人間の姿を描いています。「やさしさを組織せよ」の言葉が沁みます。毎熊克哉が熱演。良い映画でした。宇賀神寿一への取材で作られた映画なんですね。

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Masked Hearts

3.0受け取る側にも「それなりの判断力」が求められる一作

2025年7月9日
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鑑賞方法:映画館

1971年生まれの私にとって、指名手配犯或いはその写真ですぐに思い浮かぶ代表格「桐島聡」。昨年、突然の「桐島と名乗る人物」の身柄確保と間もなくの死去が報道され話題となった桐島聡を、巨匠・高橋伴明監督(兼脚本、プロデューサー)が描いたと聞いてサービスデイの本日、新宿武蔵野館にて鑑賞です。
本作は当時、大学生だった桐島(毎熊克哉)が同志たちと蜂起して起こすテロ事件をきっかけに、一部共犯者の逮捕と自らも指名手配されて追われる身となり逃走した「その後の桐島聡の人生」が描かれます。
その状況からも想像に難しくない桐島・逃走後の人生は、周囲から「そういう人いるよね」と言った感じの曖昧で抽象的な印象であり、特筆して目立つようなタイプではありません。普段は真面目に働き、余暇には程々の飲酒と好きな音楽を楽しんでいますが、不意に見かける警察の影に脅えたり、自らが犯した行為を見る悪夢にうなされて起きる朝など、安らぐことのない孤独な人生は「犯した罪への終わることのない代償」の日々。
そんな桐島が行きつけの酒場で、突如現れて舞台に上がる歌手キーナ(北香那)の弾き語りで披露される「あるヒット曲」に動揺しながらも心を震わせるシーン。この選曲と演出は本作最大の見せ場で大成功と感じる流石の巨匠・高橋伴明監督。とは言え、その後も再三にわたってヘビーローテーションするのは、ややその選曲の成功に頼りすぎな面も否めません。
また、桐島の「人となり」を示すためのエピソードの数々として。時に特別意識することもなく当たり前のように利他的な行動をとる桐島を見れば、その人間性についつい肩入れしたくなって大変に魅力的です。更に、周囲がこぼす「制度」や「社会システム」に対する不満に対し、国を相手取った「陰謀論」で対抗するところなどはユーモラスさを感じます。ただ一方で、世間知らずの若者による外国人(朝鮮人やクルド人)への差別的な発言に対するやや過剰な反応や、テレビから流れる当時の首相の「ある政策」に怒って取る行為など、若干ステレオタイプに感じていささか表層的。その人物像を語るには、いくらフィクションとは言え「実在する人物」が基になっているだけに肝心なリアリティが足りておらず、むしろ「こうであって欲しい」と背負わせすぎな印象も感じます。(※蛇足として…個人的には「最期の自供」や「うーやんというニックネーム」など、逃走後は「桐島ではなく内田洋」に成り切り、思想家とは遠くてもっと俗っぽい人生を送るように心がけていたのでは??なんて、ただの想像ですが。)
兎も角、高橋伴明監督ということで少々ハードルを上げすぎたのか、つまらなくはないけどちょっと物足りなさも感じた本作。主義主張のために一般人を巻き込む事件を起こし、罪を償うことを良しとせずに逃走した人物を「英雄視」こそしていませんが、指名手配犯・桐島を通して(或いは利用して)語るという「手段」には、受け取る側にもそれなりの判断力が求められると思います。本作、観終わってから「(本作冒頭の)事故を報じた映像」を思い出すことも重要。突然の大道寺あや子a.k.a.“謎の女AYA”(高橋惠子)登場に惑わされてはいけませんよ。

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TWDera

5.0切なくやるせなく・・・いい映画だった。

2025年7月8日
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泣ける

知的

桐島は、小さい頃から目にした指名手配犯だから、かなりヤバい人物と勝手に決めつけていた。
桐島が良い悪いは別として・・・
理不尽が許せない正義感・・・
時代に流され・・・
切なくやるせなく・・・
ブルースギターのBGMも良い・・・
良い映画だった。
なにより桐島役の毎熊克哉が最高だった。

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真十郎

4.5共感

2025年7月7日
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鑑賞方法:映画館

小学生の頃から見ていた「桐島聡」だし、学生運動への興味は以前からあったし、で鑑賞。
まさか高橋伴明監督作とは思ってなかったが、事前の予想に反してまさに今撮られるべき作品になっていた。
正直、全共闘世代ど真ん中の高橋伴明に物語られるのは若干モヤるものが無いではないが、それでもやはり現在の日本を射抜く作品になっているのは流石。
本作のテーマはまさに桐島に捧げられた「やさしさを組織せよ」ということば通りだった。
潜伏50年(ほぼ)ということで事実はほぼ不明ながら、同士であった宇賀神氏への聞き取りなどから、『「指名手配の爆弾犯」桐島』でなく、大日本帝国の先兵となってアジア諸国を搾取しながら責任を取ることのない日本企業や政府そのものへの責任を問うひとりの青年としての桐島聡を描いている。彼はきっと昨年初に亡くなる前には、在日朝鮮人への差別には「そんなわけないだろ」と言い、クルド人差別にはその境遇を理解しようとする、そんな人だったろうと描かれる。
そうだろうなと思う。彼らが武力闘争を選び爆弾テロを行ったことは間違っていたが、そもそもは「やさしさ」から始まっていることであり戦後誰も問わず取らなかった「責任」を問うているのだから。
序盤で桐島は「学生運動なんて時代遅れだし、上場企業に就職したいし」という理由で彼女に振られる。私が全共闘世代を許せないのはそこで、彼らは社会変化運動をファッションとして消費し「時代遅れ」と葬ったうえで転向して体制側に加わった。その後の社会変革運動はすべてそこに飲み込まれてしまい、その結果として今の日本がある。
現在の日本社会に蔓延るヘイトや差別は当時もあり、桐島たちがそれに抵抗していたにもかかわらずそれは今も温存され、再び猛威を振るっている。
我々は桐島の「ごめんなさい、こんな日本で」という贖罪に共感すべきだ。共に謝り共に未来に向かうべきだ。でなくては、彼らの爆破闘争は正しかったということになる。
高橋伴明監督のそういう想いは伝わったし、そこに本当に共感する…

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ぱんちょ

4.0一番観たかった所が描かれていなかった

2025年7月7日
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2025年劇場鑑賞200本目。
エンドロール後映像無し。

指名手配犯が偽名で生活していて、死の間際に名乗り出たというニュースは知っていました。当時(と言っても最近ですが)最後まで名乗るべきじゃない、責任を取らずに気持ちだけ楽になろうとするなんて卑怯者だという意見が多かった記憶があります。ただ、この桐島という男が何をしたのかよく覚えていませんでした。

てっきり名前と顔をころころ変えて転々としていたのかと思っていたのですが、そうではなく、バレないもんだなと思いました。本人から聞いたわけではないでしょうし、日記をつけている描写もなかったので、潜伏中の彼の様子は当時関わっていた人たちの証言から描かれているはずなので、隣の男の話とか、恋の話とか、怒った話、同僚の話、どこまで本当か分かりません。それはいいのですが、本人が死の間際に告白してから、その後の周りの反応が一番見たかったのに、元同志の書いた記事しかなく拍子抜けでした。

先に逮捕された同志は獄死した例もありますが出てきており、一生偽って生き続けるなら早く捕まった方が楽なのではとこの映画を観るまでは思っていましたがそれなりに自由を満喫していたのでどっちが良かったのか・・・。

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ガゾーサ

3.0演技とメイクは素晴らしかった

2025年7月6日
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驚く

桐島を演じた毎熊克哉や、宇賀神の奥野瑛太は素晴らしかった。結末は知っていたので、映画としてはハラハラせずに安心して見てられた。
ラストは病床での告白「桐島です」で終わって欲しかった。
高橋恵子は蛇足。

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だっちょ

4.0彼は自分の人生を生きられたのだろうか…

2025年7月6日
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悲しい

難しい

驚く

駅で見かける指名手配写真。
彼らの人生を考えたことは無かった。
なんだか過激な事件を起こしたヤバい人。
そんな冷たい視線を送っていました。
この映画を観るまでは。

1974年の三菱重工本社ビル爆破事件など、いわゆる過激派が起こした一連の犯罪で指名手配犯となった青年の半生を、正体を隠して生きた50年間の軌跡を描いています。

警察を見るたびに隠れ、いつでも逃走できるよう枕元に靴を置いているのも彼。
かつての仲間たちの逮捕に怯え、消息を伝える新聞記事を息を潜めて読み、実家と連絡をとることもできないのも彼。
同じ工務店で40年余りの年月を勤めあげ、同僚や地域の人々に親しまれる好人物もまた彼。
故なき差別に我を忘れて激高してしまうのも彼。
彼が生きたかった人生はこの中のどれだったのだろうか。

平和な世界を願い、不当な搾取に断固意見する。
食い物にされている弱者には手を差し伸べずにはいられない。
そんな優しい人がこのような生涯を送らざるを得なかった状況に忸怩たる思いを抱きました。

40年間住み続けた部屋の家具や所持品が、時を経るにつれて少しずつ現代風になってゆくのが妙に印象的でした。

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さとうきび

3.0「桐島です」

2025年7月5日
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最後は名前を語った。

やさしさを組織せよ。

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完

3.5指名手配犯だとしても、 ある意味普通の人ってのも実は少なくないのか...

2025年7月5日
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指名手配犯だとしても、

ある意味普通の人ってのも実は少なくないのかな、って思った

タイトルが切ない

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jung

3.0勉強なんかするとろくなもんにならん

2025年7月5日
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「勉強なんかするとろくなもんにならん」
昔はこんなことを言う人もいたそうですが、このろくなもんというのは世の中に不満があるが故に片寄った思想を持った過激派のことだと思いますが、結局エネルギーをマイナスの方向に使ってしまっている人だと思います。社会のこういうところが良くないから直さなければならないと思ったところで個人にできることなんか何もない。だったら社会のことは自分のことではないし、社会の欠点は自分の欠点ではないのだから自分は自分の幸せのために生きればいい。一個人が社会を変えることはできないが、自分自身や家族や身のまわりの人を幸せにすることならできる。
過激派の人はそういう諦観を持って生きることができない純粋な人なのではないだろうか。純粋で頭のよい人は勉強のし過ぎでバランス感覚を失い片寄った思想を持ち反社会的な過激な行動に出て一生を棒に振ってしまう危険をはらんでいるのではないだろうか。

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おむぅ

1.5残念。こんなストーリーは期待していなかった

2025年7月5日
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1960年代から70年代の社会運動のことはリアルには知らないけれど、いろいろな媒体によって知識として蓄積された。
「半世紀に及ぶ逃亡生活を全くした」人物がどんな日常を送っていたのか、ネット社会の中でどのように紛れ込んでいたのかを知りたかったなあ。

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ちゃ坊主

1.5桐島をみせたいんですよね?

2025年7月5日
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単純

難しい

連続企業爆破事件の被疑者として49年の逃亡生活の末、2024年ガンによって死ぬ直前に身分を明かした東アジア反日武装戦線の元メンバー桐島聡の話。

三菱重工爆破事件から始まり、宇賀神と同僚の桐島のもとに黒川がやって来て巻き起こっていくストーリー。

関与した事件の様子をみせ、その後警察に怯えながらも普通に暮らす様子をみせていくつくりで、過度な演出を入れていないといえばそうなのかもしれないが、桐島の心情を表す描写もあまり無し。
なんなら事件の行も、9.9の宇賀神との行も知らないでみたら良くわからないんじゃ?という粗い作りだし。

テロには参加したけれど、普通の人で慎ましく幸せに暮らしていましたとか言いたいんですかね?
晩年の描写でやっとこ変わらないズレた思想を見せたけど…。

これならば脚色がより強いけれど、今年3月に公開された「逃走」の方が断然面白かった。

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Bacchus

3.0桐島のロードムービー?

2025年7月5日
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もっともっと重い映画かと思ったが、桐島の闇深い50年の歴史をブルースギターをバックにある意味ロードムービー風に軽く描いていて、まあそれはそれで良かったけど…
まあ若い頃の桐島役の毎熊克哉は良かったが、晩年の桐島の演技が重みがなく役不足は否めない感じ
いっそ、それ相応の歳の別の役者にしたほうが良かった思うのは私だけだろうか?
まあ周りの個性ある役者たちに救われた映画であり、特にラストで存在感のある高橋惠子の演出は嫌いじゃないです(笑)

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moonsing

3.5人間と悪魔【若気の至り】の狭間に

2025年7月5日
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悲しい

知的

まあ 確かに50年近く
勝利した✖︎ 逃げ切った⭕️人生

河島英五の『時代遅れ』挿入歌 そのまんま です。内容はスクリーンで確認してね

誰かが指摘してるけども

職を転々 ではなくて 一つの工務店一筋

本作の良い点  人間 若気の至り 桐島氏を描いたこと。

本作の悪い点  爆・犯人には相違ないのだから 美化しすぎ。
   つまり 普通の・人と異なり 爆・犯人は 返り血を浴びるわけでも 被害者の苦痛を見るわけでもない点において
凶悪犯、卑怯な犯罪であるものの筆頭 ドローンで・弾 落とすのとかわりはない

まあ 若気の至り 爆・事件に手を染めなければ
普通の温厚な人だった【かも】ということだろう。

とにかく50年という年月は尋常じゃない。
だから 個人的感想として 全てがこの描写どおりとは思わない。自首して欲しかった。

ただ 意外と 淡々とテンポよく進むのは 昭和から鳴らしてた 高橋伴明監督夫妻の力か

有料パンフ🈶は薄いけど カラフル
3つくらいのコラム除けば わかりやすい 読みやすい。まあ本作見る硬骨漢には要るカモな

まあ いずれにせよ テロというのは絶対OUT 起こしたら人生詰んでしまうことを再確認。

会社は 社会保険加入勧めなかったのかなぁ

そこそこ知的🧐作品。上映館少ないけど 観やすいことは観やすい一般作でした

俳優さんは 主役の毎熊さんも良いがというより 甲本雅裕さん 白川和子さん 奥野瑛太さん 影山祐子さんが良かった。
北香那さんは 確かに 昭和高度成長期、経済安定期の顔だよねぇ

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満塁本塁打

4.0毎熊克哉さん…桐島にそっくりで演技うまし。キーナちゃんより毎熊さん...

2025年7月5日
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毎熊克哉さん…桐島にそっくりで演技うまし。キーナちゃんより毎熊さんの唄が上手かった。50年ほど前の爆破事件…自分は記憶に無かったが、あさま山荘事件の赤軍派とかと被る感じだった。桐島本人の素の人間性を知れる映画でした…良かったです。

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Cinemaオタク女