「ストーリーの筋を追うのがやや難解には思えるが…」早乙女カナコの場合は yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーの筋を追うのがやや難解には思えるが…
今年83本目(合計1,625本目/今月(2025年3月度)17本目)。
この作品は原作小説等があるのかな…。
大学入学から、大人になって仕事について、いろいろな交流があって…という時間軸はありますが(一部を除いて時間巻き戻しはない)、「子供を産みたい」といった次のシーンで赤ちゃんを抱いていたり、時間軸の飛びが極端に早かったり、逆に大学パートは結構なボリュームがあったりと、ストーリーの軸自体は一軸かつ原則巻き戻しなしですが、ストーリーの筋を正確に追うのはかなり難しいのではないかな…といった感じです。
ただ、この主人公の一連の行動は理解も共感もできるし、この主人公の友人であるところの別の女性とのいわゆる女性連帯(シスターフッド)の論点もあるし、迷ったらおすすめ、といったところでしょうか。ただ、原作小説等を見ているのがおそらく前提なのかな…といった気がします(一部飛ばされていたり描写が飛ばされているシーンが存在する?)。
ただ、この手の映画でありがちな「原作小説など知らない方はそもそも来ないでね」的な作りにはなっていませんし(最低限の自己紹介パート等は存在する)、ここは判断が分かれるかな、といったところです。幸いにも3月2週のこの週は本命作品が少ないので(先週から引っ張ってウィキッド、かもしれませんが)、迷ったら一考かな、といったところです。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.3/事務管理と無権代理)
事務管理の管理者にあらゆる代理権が与えられているのではないので、第三者と契約など結んでもそれは本人に直接帰属するものではありません(本人の追認がない限り、表見代理を満たさない限り無権代理にしかなりません)。
※ 表見代理を、有権代理より(有権代理の、一部条件が抜けているもの)と無権代理より(無権代理だが、完全に条件を満たしていない)にとる立場があり、前者の立場をとった形です(学問上の対立があるところ)。
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