劇場公開日 2025年9月12日

「沖縄の優しさと温かさが繋ぐ人の輪 伊藤沙莉、富田靖子、高畑淳子が好演」風のマジム ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 沖縄の優しさと温かさが繋ぐ人の輪 伊藤沙莉、富田靖子、高畑淳子が好演

2025年9月17日
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派遣社員が社内の新規事業コンペで沖縄産さとうきびのラムを企画・販売を始め、社長となって独立するまでの話。
良く有る、OLのサクセス・ストーリーになりがちなところを、そうならなかったのは、まず、私の好きな伊藤沙莉の主演であることが大きい。
最初、主演と聞いたときは、伊藤沙莉には役不足と思ったが、他の若手女優が演じていたら、それこそよくある町おこし映画みたいになってたに違いない。
彼女自身のキャラクター、そしてそれに加えて、母親役の富田靖子、祖母役の高畑淳子ら共演者の演技、さらに、沖縄の空気、方言の持つ言葉の温かさによるところがとても大きかった。
母親と祖母の母娘のちょっとしたシーンにも味がある。
また、背景には、正社員と契約社員、高齢者と若者たちの世代間、男性と女性、都会と沖縄などいろいろな対立と緩やかな協調も語られる。
この優しさ、温かさが本作の魅力でした。

ITOYA
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