「沖縄には老害と言う悪語はないと思いたい」風のマジム 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)
沖縄には老害と言う悪語はないと思いたい
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伊藤沙莉が好きで観るのは絶対だったけど、大東島でラムを醸造して産業にした話も数年前にラジオで聴いていました。
サクセスストーリーなのだけれど、沖縄という日本でも独特の風土、文化、環境を含めたストーリーに感銘を受けたしものを作る以上利益は大切なのも理解できるけど、真摯に向き合って愛情込めて造ることにこだわったマジムや醸造家を選んだ事に意義があり、成功したんだとも思える。
東京の洒落臭い醸造家が生産に関わるなら会社を離れてマジムが単独でやるのかとも思いながら観てたけど結果本当に良かった。
何よりマジム、母、祖母が本当の親子のように見えて祖母が孫を、母が子を、孫が祖母を思うシーンのセリフなき描写に胸が熱くなりました。
昨今、ネット上では高齢者や人生の先輩諸氏を若い者が耳の痛いことや気に入らない事を言われると、老害と揶揄するのを目にするけど私はこの言葉が嫌いでどうしたものかと思う毎日であるけど、沖縄の人は老害という概念を持ってる人は居ないのではと、ふと思ってしまいました。今風に言うと目上の人をリスペクトしてる、敬う心があるように思いました。
本土の都会ほど核家族化の悪影響で祖父母と一緒に生活してないから目上の人を敬う心がなくなってるのかなと敬老の日にこの映画を観て思いました。
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