ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニングのレビュー・感想・評価
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エブリタイム・背水の陣
「レコニング」編、後半パートということもあり、通常と構成が異なる。
いわゆる冒頭30分ほどの「掴みパート」が削られ、代りに前回のおさらいパートがあてがわれていた。
ハリウッドのアクションモノは「掴み」がミニハイライト、一気にドキドキとわくわくの世界へ引き込む構成だが、持たない本作、そこが一番苦戦した所のように感じている。
しかし3時間の鬼長丁場を全く感じさせない仕上がりにはもう、唸るほかない。
体感、2時間だった。
あと1時間、どこいった。
もうエブリタイム・背水の陣、トムのはちゃめちゃスタントには驚かない。
つもりだったが、ついにイーサン死すなのかと思わされてしまったあたり、やはりお見事である。個人的には沈没潜水艦内のシークエンスが好きだ。キューブリックやら「インセプション」のトム流というところか。最後のセスナシークエンス共に、上下が分からなくなるものの見ていて酔わない画面構成に惚れる。
「それ」は某国大統領が言う「フェイク」のメタファだと思えば、ラストは痛快さより謙虚な気持ちに見舞われる荘厳な終わり方だったように思う。
ルーサーの語りもモデルはルイアームストロングの「What a wonderful world」なのではなかろうか。重ね合わせつつ観ていた。
少々ややこしい話だ、と前評判で聞いていたが、登場人物が多いせいだと思える。
CIA、米軍、ロシア軍、IMF、ガブリエル、それ、アメリカ政府、皆それぞれの目的をもち行動しているため利害関係が複雑だ。
まあそこがスパイ映画の醍醐味でもあるのだけど。
そしてたとえ心地よく思わずとも、生存のためには時に譲り、協力し合うこと。その謙虚な気持ちを忘れることなかれがこの作品のメッセージだと思うのだから、この複雑さこそがそれを体現しているように思うのである。
しかし続編はあるのだろうか。
もうこうなったら一周回って、まるきりアクションのないMIも見てみたいものである。
最後なのかな?
私がこのシリーズを好きな理由は
ドキドキ、ハラハラ、ワクワクして楽しいから。
だけど今作は、前作からの続きという事もあってか、ヤンチャなイーサンはあまり観れませんでした。
最初から最後までワクワク感は少なめで、グチャグチャ揉み合うシーンが盛りだくさんで、どんでん返し的なシーンは無い。
割と後手後手で、イーサン押されてる…次はやってくれるかな…?あぁダメだ…と少し残念に。
ワクワクというか楽しいシーンは銃をスったシーンくらいかな?
その後に拘束されるけど、そこから逃げる際に敵を殺すシーンでお茶目さを出されたけど…グレース同様にドン引きでした。
イーサン…ずいぶん無邪気に人を殺すんですね…
ちょっとこれでは笑えないかな…
いつものスカッとするようなシーンはあまり無い。
そしてガブリエルがどうしてそこまで脅威になるのかよく分からなかった。
エンティティに見放されたんだよね…?
なのに何故いつまでもお強いの…?
前作からそうだけど、色々と理解できなかった。
まぁ色々言いましたが、やってること自体は凄いから「イーサン凄い」とは思うんだけど、一言で言うと「期待していたものとは違う作品だった」という感じ。
決してつまらない訳ではなく、私がこの作品大好きで、好きなポイントが「楽しいから」なので、高評価の方には申し訳ない…
今作がラストだと明言しなかったようだから、
続くといいなぁ…
また楽しいミッションインポッシブルが観たい!
前作見てなくてすみません
ひとまずお疲れ様と言いたい
映画としてはつまらないけど
「世界を崩壊に導くAI」──この現代的テーマに、ミッション:インポッシブルが挑んだ最新作。しかし、残念ながらその挑戦は多くの観客にとって“ミッション・アンコンプリート”に終わったのではないだろうか。
本作の最大の課題は、世界観が終始「しっくりこない」点にある。敵は“エンティティ”と呼ばれる人工知能。だがその実態や脅威の本質が最後まで曖昧で、ストーリー全体の意味を深く理解することができない。かつて『マトリックス』が見せたようなAIに支配されたリアリティや説得力と比べると、その不透明さは致命的だった。観客は「何と戦っているのか」を理解できず、物語の重みも共感も感じられないまま、スクリーンの情報をただ受け流すしかない。
また、過去作へのフラッシュバックも頻出するが、本作がシリーズ初見の観客にとってはほとんど意味を成さない。ただでさえ複雑な構造に拍車をかけ、物語の流れは混迷を極める。極地ロケや国家規模の危機を盛り込んだスケール感は「より壮大に」「より豪華に」という製作陣の使命感の表れなのかもしれないが、それが逆に作品の骨格を曖昧にし、荒唐無稽さだけが際立ってしまった印象だ。
クライマックスでのプロペラ機ドッグファイトも、長尺すぎて緊張感よりも眠気が勝ってしまった。トム・クルーズの渾身のアクションには確かに敬意を表したいが、編集の冗長さは否めず、「これは本当に必要な尺だったのか?」という疑問が残る。2時間程度にバッサリと編集していれば、テンポ感ある冒険活劇としてもっと魅力的だったかもしれない。
結局のところ、この物語の中で自分の魂が共鳴した瞬間があったかと問われれば──「まったく、なかった」と言わざるを得ない。
ただし、一点だけ確実に心を動かされたのは、トム・クルーズという男の存在そのものだ。60歳を超えても、誰よりも体を張り、限界に挑む姿は、年齢近しい世代にとっては紛れもない“勇気の象徴”である。映画としての評価は低くとも、「彼の挑戦」を目撃する価値は確かにあった。
そういった意味で、本作の点数は「映画の完成度:1点」「トム・クルーズの生き様:5点」、その平均をとって総合2.5点としたい。
荘厳な音楽、激しい戦い、男女平等、人種平等。でも悪人は白人男ばかり。
鑑賞前の方へ
あれから30年・・😅🫶
確かに、話が盛り沢山、アクションもてんこ盛り、鑑賞中に腕時計を何度か見てしまいましたが・・
流石はトム様イーサン様🫶💕IMF、パリス、グレース、ベンジー皆凄い👍💕
そしてルーサーありがとう😆💕✨
映画館で観た方が良いですよ。😄🫶
アベンジャーズを超える還暦トム
スパイ映画というより、トム・クルーズの超絶アクションお披露目会となってますが、還暦超えたトムのスタント無しのガッツには頭が下がります。そして、恒例となったトム走りの美しさには目の保養になりますので今作でもご期待ください。
MIシリーズも途中から、「核ミサイルの阻止」というテーマが乱用され、「スパイの仕事じゃなくね?」状態が続き、リアリティ無視の展開に呆れつつも楽しく観続けていました。
前作デッドレコニングで、「暴走AI」という今の時代に即したテーマでようやくおっと期待したのもつかの間、今作では結局、核爆弾を阻止する、しかも世界中の核保有国のミサイルがAIにハッキングされ、それを還暦超えたイーサンが命がけで阻止するという既視感たっぷりのお約束展開となります。そうなると結末は分かり切っており、ストーリー的には退屈ですが、そこはトムのアクションで観客の退屈も阻止されてるような気がしました。
アベンジャーズでも世界中の核ミサイルの阻止はムズいんじゃね?と思いますが、それを言っちゃお終いよってことなのでしょう。
MIシリーズファンとしては、1作目でCIA職員だった役者が今作に再出演したのが胸アツだったのと、やはり深海での潜水艦シーンがよかったです。リアリティはさて置き。。
ストーリーの賛否分かれるかもしれませんが、今作はファイナルと謳っているので、是非ご鑑賞あれ!
脅威のSFアクション8作目。大切なのはタイミング。
デッドレコニングPART ONEからの続編。
前作で登場した人類の脅威となるAIプログラム「エンティティ」は学習を続け、サイバー空間に蔓延し、世界中の核兵器システムをも掌握してしまった。
社会に浸透したAIに対し、狂信的なカルト集団まで現れるディストピアな世界観。
イーサン・ハントとその仲間達は世界の存亡を背負い、エンティティ暴走を食い止める為に過酷なミッションに身を投じていく。
ストーリーはとにかく難解でした。中々、1回観ただけでは理解が追いつかないかと。
後半の南アフリカで行う最後の作戦は息を呑むシーンの連続でした。
0.1秒でタイミングよくUSBを抜くとか、かなり不可能なミッションです。大切なのは、、タイミング。
トム・クルーズのアクションはシリーズ通して先鋭されていく。とにかく走る、飛ぶ、飛行機を飛び移る。仮死状態からも生還してしまう。
年齢を感じさせないバイタリティが半端じゃない、というか既に人類を超えてるんじゃないだろうか。
ルーサー、ベンジーの安心感はMIシリーズに欠かせないもの。しかし時代が変われば、いつまでもそのままではいられない…。
しつこく登場してくる宿敵のガブリエルは憎らしいまでも、敵役として凄く良い味出ています。
ラストの飛行機での対決は、最後だからか「よく来たな」といった感じでアクションを楽しんでる様子が伝わってきました。
AIが出てくる作品でしたが、手に負えなくなったデジタル社会は、最終的にアナログな世界に逆行していく、という風刺にも見えました。
ストーリー・アクション共に人類史に残る映画だと感じました。
観てるだけでカロリー消費します
前半の話をほとんど覚えていませんでしたが、公開したら条件反射で劇場に足が向かってしまった者です。
話は最初の解説で思い出し、ついていくのに困ることはありませんでした。
よく考えたら「ん?」という場面もありますが、観てる最中はずっと緊急事態なので突っ込む余裕はなく、わぁわぁ手に汗握っているうちに3時間弱が過ぎていたという感じです。
今回もトム・クルーズの体を張ったアクションはすごかった。凍える海や空中戦もですが、若々しい全力疾走シーンに感動です。観てるだけで一緒に運動してるくらい疲れて、カロリー消費してるんじゃないかなぁと思いました。
あまり頭は使わずに、楽しい~という感覚にまかせて観たせいか、ジムで運動した後のような、疲労とスッキリ感で劇場を後にできました。
アクションや映像はスゴイけど、
かっこいいシーンやハラハラする展開もあって楽しめる作品ではあった。でもミッションインポッシブルだからと期待しすぎていたせいか物足りなさを感じてしまいました。
悪い点
これはマンネリが原因かもしれませんが、どんなに難しいミッションでモブキャラがどれだけ不可能かを説明したところで「どうせイーサンなら出来るんでしょ」という安心感があり先の見えてしまう展開が多い
次に敵キャラの魅力が弱い点、ガブリエルは前作からツメが甘く計画性が無い印象でしたが今作でもその残念ぶりは健在、もっと主人公達の裏をかくような狡猾さが欲しかった。
AIについてもその存在感は薄く、人智を越える存在であるべきだがやった事といえばイーサンをVRで脅したくらい、、、
良い点
核の恐怖をテーマのひとつにしており、その問題を解決出来るのは主人公ただ1人という展開にメタルギアソリッドぽさを感じた。
見せ場の展開の早さや様々な場所でのアクションで、2時間を越える作品なのにダレる事なく楽しめた。
終わっちゃうの?
本日観て来ました。
いや〜疲れた!見終わってこんなにグッタリ疲れる映画久しぶり。
絶対に大丈夫、だってトム(イーサン)だもん!ってわかってるのに、手に汗握って終始ハラハラドキドキで心臓バクバク。
しかも途中、不覚にも泣いてしまうシーンもあり。
まさかイーサンをいつもそばで温かく支えてきた人が亡くなってしまうなんて…。
逆にあんなに強い敵のガブリエルの亡くなり方がお粗末過ぎて、劇中のイーサンも「…………」って感じだったけど、私も「は?そんな風にあっけなく死んじゃうの?」とちょっと失笑してしまいました。
そしてずっと気になってたラビットフッドの正体がわかって、えー!!ラビットフッドってこのことだったの〜?!って驚きもありました。
ちゃんと繋げてるのがすごい。
とにかくイーサンの不死身っぷりがまた一段と上がってて、今こうして普通に暮らせてるのはイーサンのお陰なのかも…と錯覚してしまうくらいの大活躍ぶりです。
これをこなすトム、本当にすごい!
出来ることならまた違う監督で(もう少しわかりやすいストーリーで)違うミッションインポッシブルがまた観たいなぁ。
スクリーンで見てこそ価値のある映画
前作は見てません。それでも十分楽しめました。
冒頭に過去7作のダイジェストが入るので、ここから見ても大丈夫。シリーズのファンはこの時点で涙腺が緩むかもしれません。
過去作品のその後やキャラクターも拾いつつ、イーサンがこれまでの罪に向き合うといったテーマで、正にシリーズ集大成と言った感じでした。
大ボリュームな本作ですが、ストーリーはちょい薄味です。
AIの反乱を止めるという今まで他作品で散々描かれてきた内容が中心となりますが、AIモノとしては深く言及していません。
あくまでメインはアクションなので、そこには目を瞑りましょう。
3時間弱かけてクライマックスの飛行機アクションまで持ってく構成になってます。
なので中弛みする部分もややあり、決して完璧な作品とは言い難いです。
しかし、それだけ待って溜めてからの飛行機アクションはやはりめちゃくちゃ良かったです。
スクリーンで見るからこそのワクワク感。
本物だからこその興奮。
こればかりはCGでも配信でも無理。
映画館で見てこその価値がある作品と言えるでしょう。
振り返れば本作のテーマがAIなのもメタ的なニュアンスがあるのかもしれません。
なんでも自動生成できる時代にあえて、生身で体当たりで映画を作るトム・クルーズだからこそ、AIを相手取った作品を作りたくなったのかもしれません。
何にせよスクリーンでトム走りがまた見れて満足です。
面白かった!
いや〜〜〜尊敬。トム様は凄いよ。文句無しにカッコいいです、映画館で見れて幸せでした。
エンタメ作品として、欲張りな私たちを十二分に楽しませてくれました。
アメリカが、もし核のボタンを押さないという可能性がたった一つあるとしたら、やっぱり兵隊に行かせた息子をもつ女性大統領だよね。
とにかく長い
全体を通してとにかく長い。
アクションシーンを見せ場にしたいのはわかるが、それも一つ一つが長くて飽きる。
実質的な前編のファイナルレコニングと合わせて3時間くらいに再編集したらだいぶ良くなるんじゃないか?
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