「観終えたあとの爽快感はまさに混じりっ気なし!」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
観終えたあとの爽快感はまさに混じりっ気なし!
このシリーズは今でいうところの第1作目しか観ていなかったが、本作はいよいよ最終作ということで劇場にて鑑賞。
ちなみに第1作目を観に行った理由としては特にトム・クルーズが好きだったりスパイ映画が好きだったりしたわけではなく、監督がブライアン・デ・パルマだったからと記憶している。当時ももちろんハラハラドキドキ楽しんで観たのだが、その後M:I-2が発表になった時に、なんだシリーズものか、と何となく冷めた気持ちになり本シリーズとはそれっきり疎遠に。
しかし本シリーズを約30年振りに観て、大後悔。これは面白い!何で毎回新作を観続けなかったのか!!
思いきって劇場の前から2列目に座った効果もあるが、テーマパークでのハードアトラクションよろしくとにかく大迫力。
オープニングからややあって本作テーマ曲が流れた時には、いきなりだが感極まって思わず泣いていた。
その後もテンポ良くどんどんストーリーは展開していき、次から次へと迫り来る本当に絶対に不可能な任務に挑んでいくイーサンとそのチームの姿は、まさに後光が差すほど神々しく映る。
そしてまたエンディングでの本作テーマ曲に再び涙。まさかまさかの大感動。
ど派手なアクションだけでなく、笑いがあったり胸が熱くなる絆もある。第1作目を踏襲した「30年前にすれ違った男」の登場もノスタルジックで良い。本シリーズの特徴なのか女性の活躍が大きくクローズアップされているのも、観ていて実に清々しい。観終えた後の爽快感はまさに混じりっ気なし。
第1作目以外の予備知識なしで観たため、第7作目を飛ばしてしまったのは少々痛かったかもしれないが、劇場でとはいかないだろうが配信でもまずは第7作目を観てその後第2~6作目を観てみよう。
これは余談だが「F1」を観たあと本作を観て思ったこと。比べるべきではないのだが、どうしても意識してしまう。個人的にはプラピよりも断然トム・クルーズだ。