「AIの暴走を阻止しようと奮闘するアクション娯楽大作!」ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
AIの暴走を阻止しようと奮闘するアクション娯楽大作!
前作デッド・レコニングの続編。
前作では新たに登場したグレースとの駆け引きや敵役ガブリエルとの鍵の奪い合い、トムの断崖からの決死のバイクダイブや列車上での格闘など先の読めない展開にスリルとワクワク感がありましたが、今作では話が複雑なためか説明に時間が割かれ、またシリーズ集大成的な位置づけにしようとしているせいか世界中の核ミサイル発射の危機という世界の存亡というところまで話を膨らませ、じっくりと描かれているためかスピード感にやや欠けるように思いました。
前作で新たにチームの一員となったグレース、元々ガブリエルの腹心の部下だったパリスもイーサンに命を助けられすっかりチームの一員になったところが心強い。もしかして…という心配は杞憂に終わって良かったです。
今作の大きな見どころは、イーサンが極寒のベーリング海に沈むロシア潜水艦セヴァストポリからコア・モジュールを回収する場面。そしてラストの複葉機でのガブリエルとの対決と鍵の奪還。赤と黄色の派手な複葉機はカラフルで絵になり、いかにも娯楽作品という感じがしましたが。複葉機にしがみついてのアクションはいつものようにトム・クルーズ本人が演じているらしいが、どうやって撮影しているのか気になりました。
もちろん大団円の結末はわかっているのですが、今回も海に空にと大活躍のイーサンを見れてアクション映画の醍醐味を味わうことができました。
ルーサーは残念でしたが。。。
チームのメンバーがそれぞれ自分の道に帰っていくラストの感じ、好きだなあ。
グレースにもパリスにもまた帰ってきてもらいたい。もちろんイーサンにも!