「第三者も含めて色々な観点からとらえた点は評価できるが…」デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
第三者も含めて色々な観点からとらえた点は評価できるが…
今年7本目(合計1,549本目/今月(2025年1月度)7本目)。
60分ほどのドキュメンタリー映画です。映画か?というと微妙なところが多々ありますが、ここに掲載されている以上映画扱いするものとします。といっても、一般的な映画と考えると肩透かしを食らうかなといった感じです。市町村立などの市民会館(市民センター、文化センターなど)で繰り返しビデオ(DVD)上映されているようなタイプに近いんじゃないかなと思います。娯楽要素はほぼないですし。
とはいえ、当人をある程度知っているか音楽がある程度好きであれば推せる映画でもありますし、60分ほどの短い作品の中で、ある一つの出来事について、一方のみの見解に偏った解釈をするのではなく、できる限り対立する陣営からの反論的な部分も多々あり、この手の映画(かつ、放映時間が短いもの)でありがちな、「一方的な見解にしかよっていない」という点がなかったのは良かったです。
やや日本語字幕がこなれていない部分があるので、英語の聞き取りができるなら英語で聞き取ったほうが早いです(英検2級くらいあればいけそう。それほど早くない)。
採点に関しては驚きなことに以下のことをあげておきます。
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(減点0.3/エンディングロールが超高速)
上記のようにドキュメンタリー映画なのですが、こうした映画はときとして「現在はどこそこで暮らしている」とか「いついつに没した」というような結末が出てくることが多いのですが、ドキュメンタリー映画というカテゴリで各人に取材をしつつ、中途半端な部分で終わり、かつ超高速ないきなりエンディングロールが流れてそのまま終わり、というバグったような展開になります(クレジット表示のほか、「勝手に盗撮するな」「誰かを傷つける意図はありません」」の2文は確認。あまりに早すぎて全部見るのは無理か…)。
ここは原作がそうだとしても、2024~2025年時点でそんな不親切なエンディングロールにする必要も意味もないでしょうし、理由が謎といったところです。