劇場公開日 2025年6月13日

「【"全世界に響き渡る愛と平和の歌・・。”今作は、広島に活動拠点を置く監督だからこそ描けたと思う、今までにない斬新なスタイルのSFファンタジック核兵器根絶推進ムービーである。】」惑星ラブソング NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【"全世界に響き渡る愛と平和の歌・・。”今作は、広島に活動拠点を置く監督だからこそ描けたと思う、今までにない斬新なスタイルのSFファンタジック核兵器根絶推進ムービーである。】

2025年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

■粗筋
 広島に住む若者、モッチとアヤカ。アヤカはアメリカ留学を希望しており、広島を紹介するSNSで”良いね!”を多数集めると留学資金が得られると知り、幼馴染のモッチとともに広島の街で外国人を写真に収めようとする。
 その際に、”アメリカ人ジョン”と出会い、素敵な写真を撮り多数の”良いね!”を貰うのだが、”アメリカ人ジョン”は、純粋だが、可なり不思議な人であった。

◆感想

・今作、結構面白かったなあ。と共にチョイ前まで仕事で良く行っていた広島って、今、あんなに外国人の方が来ているんだね。
 けれども、私が行っていた頃にも「広島平和原爆資料館」に行くと、多くの外国の方々が神妙な顔で多数、館内を回っていた事を思い出すなあ。
 今、インバウンドで大変な事になっている京都のような都市も多いけれども、外国の方には一度は「広島平和原爆資料館」に行って頂きたいので、嬉しかったな。

・ストーリー展開は、ハッキリ言ってチョイ粗い。けれどもこの作品に大きな価値があるのは、反核兵器メッセージを、ファンタジックでSF的な描き方で伝えようとした点ではないかな、と思ったな。
 今までの反核兵器映画で、今作の様な描き方をした作品って直ぐには思い出せないもんな。設定が斬新なんだよね。

■今年は戦後80年という節目だからか、今作を始め、今夏、私が知る限りでは2本の戦争映画がシネコンで公開予定である。

 私は邦画の戦争映画は作り続ける必要があると思う。当たり前だけれども、私の様に戦争を知らない世代が日本人の大半を占める様になってきている現代に、特に学生さん達に戦争映画を観て貰い、今作で、”アメリカ人ジョン”が示唆するように、戦争は絶対に起こしてはイケナイものであり、平和の大切さを感じて、イロイロと考えて貰うのは大切な事だと思うんだよね。

 年配の方には、”戦争映画なんて見たくない!”という方もいらっしゃると思う。だから、敢えて学生さん達が見たい!と思う戦争映画や、反核兵器映画って価値があると思うんだよね。

<今作は、広島に活動拠点を置く監督だからこそ描けた、今までにない斬新なスタイルのファンタジック核兵器根絶推進ムービーなのである。>

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