「評価低いのが悔しい」HERE 時を越えて Ayuさんの映画レビュー(感想・評価)
評価低いのが悔しい
あらゆる時代の"ここ"に住む家族を定点撮影した映画。
笑っちゃうぐらい昔から、現代に至るまでずっと。
大きな起承転結があるわけでもなく、それぞれの家族が繋がりがあるわけでもない。
なめらかなのか、唐突なのか、スッとPIPがあらわれるとともに時代が移り変わっていき、写真集のような感じ。
でも観終わった今、なんだかたくさんの歴史と記憶をみた感覚になった。
それぞれの家族が"たしかにここにいた" んだなと。
眠くなるとかドラマチックじゃなくてつまらないとかで評価が低くなっているのが残念だけど
定点で、ものすごい昔から今までを、美術小道具や俳優の演じ方やその時代の音楽等で撮影•演出するなんて、ほんとに実験的な撮影だっただろう。
他とは違う試みをすることは勇気がいることだと思うし素晴らしいことだと思う。
そしてなにより原作者に誉められる作品にできるって
ほんとにすごいことだなあと。
監督ロバートゼメキス、脚本エリックロス、主演トムハンクス&ロビンライト。
そしてアランシルベストリの音楽まで、、。
フォレストガンプのキャスト、スタッフが再集結して映画撮ろうなんて
わたしからしたらまずそこから感動よ、、、
暖かく、心地よく、家族の描き方はそれぞれでなんだかリアルで、最後は少し胸がギュッとなるような。
つらつらとまとまらない感想をかいてしまったけど
静かで心温まる作品が好きな方は、評価の低さで諦めずに是非劇場で観てみてほしい。(そのためのレビュー!)
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