「SHOGUN 将軍」エミー賞受賞記念上映 第一話、第二話のレビュー・感想・評価
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期待度◎観賞後の満足度△ 日本ではなく“日本みたいな”国を舞台にした権謀術数ドラマとしてみればまあ面白いのかも。
①映画館で上映されたので観に行ったが、これはあくまでもTVドラマであって映画ではない、と思って観るのが宜しい。演出が如何にもTVドラマ。
②日本(ということにしときましょう)を舞台にして台詞の半分以上が日本語という(だからアメリカで放映された時は字幕は逆だったんでしょうね)ドラマがエミー賞史上初の18冠獲得というのは日本人としても誇らしいし、今まで日本を舞台にした映画に比べたらマシとはいえ、やはり結構違和感は拭えなかった。安土桃山時代から江戸時代初頭にかけての歴史が好きなので余計…
③【第一話】
先ず、『ラスト・サムライ』を観た時もそうだったけれども、植生が日本ではない!と思った時点で萎えてしまった。
山々の姿も違うし(日本の山はあんなにゴツゴツしていない)、明らかに日本ではないどこか(ラストクレジットを見たらカナダらしい)で撮っているのがまる分かり。
日本に来たことのないアメリカ人の視聴者ならどうでもよい事だろうけど、やはりこちとら日本人なので見過ごせません。
主演・プロデュースを兼ねた真田広之は確かに功労賞ものだが、1980年版で同役を演じた三船敏郎と比べたらやはり貫禄がないのは否めない。
マリ子役も1980年版の島田陽子の方が日本女性らしさがあった(当時もアメリカでは生まれた女の子に「マリコ」という名前を付ける人が多かったくらい社会現象になりました)。
城内とか屋敷内とか美術・セットはなかなか凝っているし豪華絢爛だが、やはりなんかちょっと違う。
前評判が高かったし真田広之等の尽力でかなり忠実に当時の日本を再現したと耳にしていたのでかなり期待していただけに、失望の思いの方が強かった。
ワンシーンだけの登場だったけれども二階堂ふみの如何にもな悪女芝居が一番面白かった。
④【第二話】
ということで第一話はかなりガッカリしてしまったが、元々アメリカの作家の小説が原作で、原作がこんな話だからまあ仕方がないかと気を取り直して第二話を鑑賞。
所詮はハリウッド製のドラマだから、それを考えると頑張ったというべきなのかも、また全くのフィクションと考えて頭を空っぽにして観ればそれなりに楽しめるのかも。
事実、第一話よりも第二話の方が面白くなってくる。
イエズス会(カトリック)とプロテスタントのいがみ合い+アジアをスペインとポルトガルに独占されている事への他ヨーロッパ国家の反発と野心とが日本の戦国時代の覇権争いにモロに絡んでくるというトンデモ設定ながら、一種のConspiracy ものと思えば面白いかも。如何にも欧米的な発想だけれども。
鞠子様の鞠子様による鞠子様のための😅
外人目線からの戦国
ファースト・サムライ
イングランド人のウィリアム・アダムス(三浦按針)が日本(大分)に漂着したのは、英西戦争のアルマダ海戦でイングランド海軍がスペインの無敵艦隊を撃破した後。ウィリアム・アダムスはイングランド海軍の輸送船船長として参加していた。(英西戦争は後にスペインが勝利)
日本ではカトリックのイエズス会が布教していたが、敵対するプロテスタントのイングランドから見た世界情勢を知る三浦按針を、徳川家康は重用した。
シーズン2は、関ヶ原から大阪冬の陣・夏の陣かな?
徳川家康が大阪冬の陣で難攻不落の大阪城を攻めた主力兵器は、三浦按針がイギリスから取り寄せたカルバリン砲。蛇のように砲身が長く、14kgの砲弾を6.3kmも飛ばした。三浦按針は日本の歴史に大きな影響を与えた。
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