「素晴らしい作品です。」アーサーズ・ウイスキー バビさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい作品です。
英国お得意の、お年寄りが主人公のハートウォーミング映画かとおもっていたら、オープニングから雷鳴とどろく、SFコメディか?というシーンでスタート。
3人の女性を、年配バージョン、若者バージョンが入れ替わり立ち代わり演じるのだけど、年配バージョンの3人が素敵すぎる。
ダイアン・キートン、パトリシア・ホッジ、ルルがチャーミングなこと。
その3人が若返って、「最高の人生の見つけ方」的な冒険をするんだけど、当然、歩いてきた人生の苦しみやら悲しみやら後悔やらと向き合っていく様は、むしろ若い人に見てほしい。
先週、テレビで昭和の名曲みたいな番組をみていて、妻が「ボーイ・ジョージって何してんの?」っていうから「亡くなったんじゃないか?」なんて話してたばかりなので、登場した時にはちょっと震えたし、「カーマは気まぐれ」を歌ったもんだから、アメリカ人張りに上半身をゆすって踊ってしまった。
途中、ドラグクイーンにダイアン・キートンが悩みを打ち明けてアドバイスをもらうんだけど、完全にマツコ・デラックスとそのファンという感じ。
ドラグクイーン系の人は「あるがままの自分を受け入れる」ということにずっと悩み、苦しみ、乗り越えてきたからだろうけど、世界共通で包容力をもっているんだなと。
素晴らしい作品でした。
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