We Live in Time この時を生きてのレビュー・感想・評価
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編集と設定に魅せられる
試写会にて鑑賞
「夫と子供がいる主人公が癌」
しかも、キノフィルムズ。
あーー、はいはい と思い
期待せずに劇場へ
まず、面白かったのは
時系列がグッチャグチャ
ヒロインの髪型で 脳内で
時間軸を組み立てる
その設定も斬新
元フィギュア選手
バイセクシャルで
ボキューズ・ドールのメダルを狙う
レベルのオーナーシェフ
よくもこれだけの設定を詰め込んだ
~と 思わせる。
んが しかし、 これがちゃんと
映画になってるの。
しかも そのヒロイン、
不妊治療 にも勝利して
まさかのシチュエーションで
出産。
子供のお迎えを忘れて
自分の結婚式をキャンセルしつつ
料理のオリンピックに参戦
夫に問い詰められて
自分の人生・仕事・母として
終盤の子供に向けての
メッセージを語るシーンは
今に生きる 仕事を持つ母親には
共感を得られるであろう
名シーンだった。
人生いろいろ(島倉千代子風に)
そこをなんで隠したんだろ
久々に沁みました
妻が癌になるお涙頂戴作品は、これまで散々映像化されてきましたが、個人的にはホラーとかスリラーよりも、ベタなドラマに励まされたい派閥なので、やはりこういう作品はいくらでも観たいです。
出会い、付き合いたてのキラキラした女の子がプロポーズされるまではよかったけど、そこから色んな苦悩があったり、意外な場所で出産したり、ずっと涙がじわじわ溢れるシーン、病気を宣告されるシーン…、色んなドラマが時系列関係なく散りばめられます。
そのたびに表情が違うフローレンスピューの演技力には観客みな惹きつけられます。苦しいこと色々あるけど、せっかくの命、最後までしっかり燃やし尽くそうと励まされる作品でした。
原題のWe live in timeにはかなり色々な意味が込められる、いいタイトルだと思います。文字通り「この時代に生きている」でもいいし、「そのうちやがて一緒に暮らす」にも当てはまるし、「一緒に生きるのに間に合う」の意味にもなる、深い作品です。
でも日本だと変な邦題がついちゃうのかな。いつまでも日本人がバカ扱いされないためにも、そのタイトルに込められた意味が損なわれないためにも、原題のまま上映してほしいと思う、今日この頃です。外国人と映画の話する時、原題が思い出せなくてテンション下がるんです😅。
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