「可愛くて、楽しくて、元気をもらえて、ちょっと危なっかしくて魅力的。」We Live in Time この時を生きて mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
可愛くて、楽しくて、元気をもらえて、ちょっと危なっかしくて魅力的。
「サンダーボルツ*」に続き、フローレンス・ピューが見たくて行きました。
これがまたいい!
なんか可愛くて、楽しくて、元気をもらえて、ちょっと危なっかしくて魅力的。
完璧に彼女にやられた〜。
いわゆる「余命」ものだけど、全然暗くない。切なさ辛さはあるけど、楽しく、弾けて泣ける映画。しっかり今を生きるということにコミットしていて、迷いのない主人公でした。それがとても彼女に合っていた。
この映画の面白いところは、時間軸をごちゃごちゃに描くところ。
最初にもう知り合っていたと思うと、次に出会いの交通事故のシーンがあったり。子供がいたと思うと、次にお腹のデカいシーンになったり。それぞれのエピソードが脈絡もなく時間が前後する。回想でもなく、過去に戻るというものでもなく、あくまでも、生きている現在の時間という描き方。見る側は、髪型などでどの時間かはそんなに混乱なく見ることができる。
その考え方は、過去や現在、未来が一緒に存在するということなのかもしれない。
(楽しかったことは、もう存在していて消えない、いつまでも存在するというか。)
だから、ラストは、彼女が一番輝いている時間でお別れを笑顔で言って終わる。爽やかさしかない。
フローレンス・ピューは、かなり脱ぎっぷりがよく、普通に裸のシーンがあったり、妊娠時はお腹のでかい裸体まで見せる。ドラッグストア(らしきところ)での出産シーンは下半身裸でリアルだし。
それに丸坊主にもなってしまう。
映画に対する本気度が日本映画とは違うな、と思う。(今回は英国・フランス合作)
リアルさを大切にし、少しでも嘘があれば、この虚構世界が嘘になってしまうことをよく知っているんでしょうね。
特に女優の裸に対する考え方に、日本の映画は本気度が足りない映画が多いと思う。(日本でも本気で脱いでいる映画もあることはあるけど)
まあ余談でした。でもとてもいい映画でした。
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