劇場公開日 2025年6月6日

「フローレンス・ピューはいいんだけど・・・」We Live in Time この時を生きて 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0フローレンス・ピューはいいんだけど・・・

2025年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

カワイイ

お気に入りのハリウッド女優は結構居るのだが、なぜかコロナ禍以降メジャーな女優の作品がなかなか海を渡って来ないと思っているのは俺だけだろうか? そんな中、先日サンダーボルツ*でも楽しませてくれたフローレンス・ピューの次回作をもう見られるとあって、公開を心待ちにしていた。

【物語】
会社員のトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)は妻に離婚を迫られる。ついに離婚届けが届き、サインしようしたがペンが書けなくなったため、町に買いに出る。失意の中で道路上で不用意な行動をしているところを車にはねられる。

気が付いたときは病院に居て、そばにアルムート(フローレンス・ピュー)が居た。彼女が彼をはねたのだと言う。トビアスは全く彼女を責めようとはしなかったため、シェフである彼女は今度うちの店にきて欲しいと言い残す。

後日アルムートの店をトビアスが訪ねたことがきっかけで、ふたりは恋に落ちる。やり手の性格のアルムートと慎重派のトビアスは破局の危機もありながら、強い愛情は冷めることなく、ふたりは一緒に暮らし始める。 やがてふたりの間に待望の娘が誕生するが、アルムートが重い病に侵されていることが分かる。

【感想】
お目当てのフローレンス・ピューだが、初めて記憶に留まった“ミッドサマー”と“サンダーボルツ”の彼女は同じ人とは思えないほど印象が違った。そして本作の予告編の彼女に釘付けになったが、最初同じ女優だとは気が付かなかった。作品によってかなり印象が異なるカメレオン女優だ。 それでいながら、どの作品でも魅力的なのがすごい。

彼女を堪能できたので、主目的は達せられたが、作品としては期待通りとはいかなかった。ダメな作品とはいかないが、いわゆる難病・余命わずかモノで、命を全うする主人公と彼女を支える家族の愛という、ハッキリ言って「良くあるパターン」で、斬新さは見当たらない。 また、時間が出会った頃と現在を行ったり来たりする構成で、そういう構成は珍しくはないが、ちょっと頻度が高過ぎでは? 俺はそのたびに集中が寸断されて、物語に入っていきにくかった。

さらにヒロインの魅力で持っている作品だが、残念ながら彼女は抗がん剤治療開始とともに坊主頭にしてしまう。坊主頭にしてもキレイなのはさすがだが、そうは行ってもそれ以前の女性らしい髪形の方がやっぱり魅力的。 闘病の演出なのだろうが、後半はせっかくの彼女の魅力も3割減!

予告編が良かっただけに期待が膨らんだ分、物足りなさを感じてしまった。

泣き虫オヤジ
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