「思い出の数々を見ているよう」We Live in Time この時を生きて 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
思い出の数々を見ているよう
採点4.3
ジョン・クローリー監督による、限りある愛の時間を描いた作品。
まず、二人の過ごしてきた時間を前後に散らせた構成がすごいうまい。
「あんな事もあった、こんな事もあった」と振り返る、主人公トビアスの思い出の数々を見ているよう。
そしてフローレンス・ピューの情熱的な、アンドリュー・ガーフィールドの穏やかな、その二人の交錯した芝居がとても素晴らしかったです。
本当に見入るようでした。
衝撃の出会い、訪れた恋、結婚、妊娠、壮絶な出産、再びの闘病、自身の証としての挑戦、家族と共にもう一度挑戦。そして、バイバイ。
その余白を残したラストはとても優しく、エンドロールが始まった途端涙で溢れていましたよ。
しばらく余韻が残る程、とても素敵な愛の物語でした。
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