劇場公開日 2025年6月6日

「一般指定で見るのはやや厳しいか」We Live in Time この時を生きて yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 一般指定で見るのはやや厳しいか

2025年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年139本目(合計1,680本目/今月(2025年6月度)2本目)。

 イギリス・フランス合作ということですが、シェフシーン以外等を除けば英語です。ただし、フランスが絡んでいるので、あの謎の旋律のCANAL+は出てきます(ただし、フランス映画ではない)。

 この映画の最大のポイントとして、時間内直視するのが難しい描写が多いというところもあります。「行為」を想定できるシーンや出産シーン、さらに吐しゃシーンとそこそこ多いので(ただし、一般指定なので配慮されている)、ちょっと厳しいと感じる人はいらっしゃるのでは、と思います。ただ、映画の述べる趣旨は理解しやすいし、日本でもストーリーの趣旨はある程度妥当するようなところはあるので、「直視が難しい」という点をどう取るか、というところになります(光の点滅等のシーンは存在しない)。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/やや直視が難しいシーンがある)

 もっとも、出産や吐しゃシーン等は理由があるのであり、一般指定でもあるので配慮もあるところ、連続して出てくるようなところもあり、何らか配慮は欲しかったです(120分ちょっとという長さですが、ポップコーンだの何だの持って入ると多分吐きそう)。

 (減点0.2/英文法的な話/分詞構文上の意味上の主語)

 トビアスの発言に以下のような部分があります。

  > Technically speaking, we still are but we’re also divorced.
  > (専門的に言えば、今も婚姻中だけど、実際には離婚(状態)しているんだ)

 この文は分詞構文にあたります。「専門的に言えば」の意味上の主語は「私」(トビアス)ですが、「今も婚姻中~」の意味上の主語は示されている通り we (夫婦のこと)でズレが生じます。このような場合、厳密には主語を補う必要があります(このように自明な場合かつ「正しい意味」が理解可能な場合、省略しても英文法的には許容されるか、注意程度で減点されないことも多いが)。

 ここは英文法的に厳密にはまずいかなといったところです。

yukispica
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