スマイル2のレビュー・感想・評価
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笑顔に追い詰められて
不気味な笑顔がもたらす死の連鎖を描き、無名&低予算ながら2022年に全米でスマッシュヒットした日本未公開ホラーの続編。無論、今回も日本未公開。
秀逸な題材、呪い系ホラーかと思いきや笑顔に取り憑かれた人にしか見えない“それ”のインパクト、ケヴィン・ベーコンの娘ソシー・ベーコンの熱演、ショッキングなラスト…こりゃもう続編案件。
てっきりあのラストを受けての続き展開と思ったら、話も登場人物も一新。
人気ポップスターのスカイ。交通事故からカムバックし、ワールドツアーを控えている。
ある時、知人が目の前で自殺を。不気味な笑顔を浮かべて。
以来、スカイの周りで怪現象が…。
一応前作直後となっているが、続編と言うよりアナザーストーリーといった感じなので、前作見てなくとも見れる作りにはなっているけど、前作から直結の話を見たかった者としては、まず“あれ…?”と思った。最も、前作ラストで主人公のローズがあんな事になっちゃあ続きなんて難しいだろうけど。
Jホラー『リング』のようなミステリー要素のある話じゃなくなったのも好み分かれる所だが、その分今回は主人公を徹底的に追い詰める。
カムバックしたものの、事故の後遺症とトラウマに悩まされている。
ボーイフレンドで俳優のポールがこの時死亡。
薬物依存にもなり、それを克服したかに思えたが…。
自分にしか起きない怪現象と自分にしか見えない“それ”。
スカイ本人は恐怖するが、傍目には精神錯乱したとしか思えない言動。周囲に喚き散らし、とあるパーティーで大醜態。連鎖を止める為だったが、周りから見れば遂に殺人まで…。
厳しいマネージャーの母。
人気者故の周囲からの注目とプレッシャー。
主人公が追い込まれる状況はかなりヘビー。怪現象なんかよりずっと怖い芸能界の闇。
それを体現したナオミ・スコットの熱演はとにかく必見!
本作一番の見ものと言っていいくらいの圧巻のパフォーマンスの連続。
ポップスター役なので本作でも歌やダンスを披露。
個人的にちょっと期待と違った続編だが、ナオミ・スコットのお陰で見れたと言ってもいい。
顔面崩壊のグロ描写、骨が飛び出す痛々しい描写などは前作以上。
突如襲い来る不気味な笑顔の集団は恐怖であると共にユーモアも孕む。
前作に続きパーカー・フィンによるホラー演出はインパクトあり。
でも何より忘れ難いのは、親父そっくりのレイ・ニコルソンの不気味な笑顔。『シャイニング』のリブート、イケますって!
今回もインパクト大のバッドエンド。スカイからファンや世界中へ不気味な笑顔は伝染して…。
となると、まだ続きはありそう。実際第3作目も構想中らしく、そもそも何も解決していない。
前作は“それ”の始まり、今回は“それ”の拡がり。
趣向を変えてきたのはいいが、今後はどういう展開になるのか、ホラー・スマイル!?
笑顔版「リング」、パート2
ナオミ・スコットさんだけが救い
ホラー映画の中でも展開がちゃんとしている
最近見たホラー映画の中では一番演出とかストーリー構成がちゃんとしていると思う。
スカイが幻覚に少しずつ侵されていく様は最近の構成ではあまり見られない展開だった。
近頃の物語には作劇の圧縮とか言って手抜きの演出やストーリー称しているけどこの映画に関してはスカイ一人に絞ってしっかり作り込んでいた。
しかしながらそれが多少しつこくもあり展開の遅さにイライラする部分もあったが。
前回の作品のように怪物が感染するいう面白さとそれを追う者みたいな重要な面白さをカットされているところはマイナス評価になるんじゃないかと思った。
スイッチオフの暗闇を移動する、イットフォローのように行為によって移動する、ファイナルディスティネーションのように死から逃れた者が追われるのように面白い設定は大事にするべきだと思う。
この作品では「死んだ者を目撃する」が面白設定なのでそれをちゃんと活かすことができたならもっといい出来になってたと思うんだよね。
それからこの映画は前作もそうだけど、各キャラクターが恐怖におののく演技が上手くて、
その演技力が見ている人にメッチャ恐怖を伝染させる。
最近見たハウスオブダイナマイトみたいに恐怖の演技だけで演出を盛り上げるみたいなのを見て感心したけど、このスマイルシリーズも同様に役者の演技力がとても光っていると思った。
ラストは正直もう少し戦って欲しかったが全く手も足も出ないのはちょっとスッキリしないかな。最近ホラー映画も少ないのでこのシリーズも頑張ってほしいな。
タイトルとは真逆の眉間に皺がよる映画
なぜ観てスカッとする気持ちになれないことをわかっているのに人はホラー映画を観たくなるんやろう…前作は鑑賞済み。冒頭シーンからなかなかえぐい…
えぐさは前回よりアップ。やけど結局何が目的なのかも全くわからんしなんだか消化不良。罪のない人が理不尽な目に遭って終わる作品はやっぱり好みではないなあ。
次回作も決まっているとか読んだけど、観ないかもなあ…
😃
今夜(2025/04/26)観ました。
前作との繋がりはなく、『2』というより、『別のスマイル』と解釈するのが適当かと思います。
127分という長尺はネックですが、観ている側を飽きさせない工夫が凝らされていて、なんだかんだ中弛みなく観られました。主人公のスカイは『アリー:スター誕生』の主人公を思い出させるトップスターで、歌唱力もダンスもお手のもの。オーラもハンパではありません💃✨
そんなスカイを見事に演じたナオミ・スコットの技量に脱帽です👏
厄介な呪いに感染してしまったスカイは、方々に散々迷惑をかけ、瞬く間に立場が危うくなっていきます。その姿を観るのは辛い所ですが、その仕打ちが余りにも酷く、気持ちの悪い微笑みを湛えてやってくる怪異たちの姿にもはや笑うしかなくなります😅
演者とマネジャーが親子関係であることは、本作を観る限りでは問題だと思ってしまいます。スカイとお母さんは、公私のバランスがうまく取れなかったようでした。
怖いながらもバカバカしい表現もあり、怖いだけではなく面白かったりユニークだったりするホラー映画です。
長いので、休憩を挟みながらお楽しみください🎬
ナオミスコットを起用し、前作とうって変わって(お金かけてるなー) ...
前作と比較すると今作の方が粗く感じた。
まあそんなもんだよね!
まずオープニングからの車に〇れるまでのつかみは良かったですよ🚗💥🪦
今回は前回のように良い雰囲気で呪いをどう回避するのかって部分をメインにしないで単純に音響でビビらせようとするだけのバカ演出のみになってしまっていたんですがイライラする事無く終始タイトル通りに笑顔で完走する事が出来ましたよ! 特に良かったお笑いポイントはジャックニコルスンの息子のシャイニングのドアを破壊した穴から覗く時と同じ笑顔で☺️迫ってくる場面や
ダルマさんが転んだ状態でニコニコしながら迫ってくる場面などがあって楽しかったです!
今回は人を殺して回避のパターンの話すら無くてその設定は無かった事にしたんですかね?
ラストはヲタが全員感染して終わるんだけどこの後が多少気になるけどこの直後の続編は無理だろうね🥹
やりたい放題
トラウマを餌に人から人へと乗り移っていくスマイル君。
中身の方も相変わらずのニッコリスマイルである。
前作では一般人のトラウマを描いていたが、本作はトップスターによるトラウマを描いている。
だが、そのトップスターという設定がうまく活かしきれていないような気もする。
というのもトップスターのツアーに集まった膨大な数の人にトラウマを感染させるという結末ありきの設定のようにも思えてしまう。
前作では現実と幻覚の区別がつかないという所に焦点を置いていたが、本作では区別がしづらくあまり現実と結びついていない。
ステージに立っているシーンからは現実なのだろうが、
それまでに起こっていた事が一部でも現実にあるとすれば、本人を除いてもまともにツアーをする事はできないだろう。
例えばチャリティーイベントでは司会者を突き飛ばすシーンがあるがこれが現実だとするとトップスターであれば社会的に抹消されるのは間違い無いだろう。
ストーリーが進行している最中でも無駄に人が死んだりするのでスマイル君からしてみれば餌となる人を無駄に殺す意味が見当たらないので何故そうするのかが疑問に浮かんでしまう。
実際に面識があったのか分からないような人がトラウマとして登場することもある。
そうした前作では設定したルールが軽視されるたびにノイズになってしまう。
そしてその代わりに取り入れたのが無駄なジャンプスケアやゴア描写である。
幻覚中はいわゆる夢オチに近いもので、これであればどうにでもできるのでは無いかという印象だ。
また幻覚だとしても母親を殺害している時点で取り返しがつかなくなっており、その後の連鎖を止めるための展開には共感ができなくなってしまっている。
感染後はほぼスマイル君が支配をしていて、レッスンなどもこなし、無事にツアーを開催した所で感染拡大というのが現実だとしたら、いささか消化不良では無いだろうか。
トップスターのスター像としても現代と比べると少々古臭いものを感じる。
感染るんです
誰かにうつさないと破滅する笑顔の呪いの続編。
呪いに罹るのは薬物乱用から立ち直ったポップスターのスカイライリー。架空ながら造形に瑕疵がない。じっさいドリューバリモアのショーに出る人はみんな闇のない健全発言をするのだが、それを始まりに置いて、そこから雪崩のように壊れまくっていく。演じるのは実写版ジャスミンのナオミスコット。恐怖に顔をゆがめても美しいAIみたいな顔はイギリス人父とインド人母の混交からできたそうだ。
にしても美しいなりのことをするんじゃなくて、何もかもかなぐり捨てて無遠慮に壊れまくる。ナオミスコットが演じることで画にメリハリがでる。まんがで使われる擬態音があるが、たとえばスコットが目を見開くとギョと擬態音が出たようになる。そんな濃さがあるものの、スコットはきれいだがフェミニンではないので絶叫クイーンの形容には適さない感じ。中性的だった。
引き続きパーカーフィンが演出していて前作同様の高評価を得ている。
スマイルの優位点はストーリーにアイデアを投入しなくても、笑いながらするようなことじゃないことをするだけでホラーテイストが醸成されること──だが、残酷描写も工夫されているし、カメラも奇抜だし、要所で変な音を出すサウンドプロダクションもいい。笑顔集団に遭遇し、直視していないと近づいてくるだるまさんが転んだ状態になるところは怖がりながらも笑った。
スターの孤独とストレスに加えて、ブラックスワンのような母娘の愛憎が絡み、それらの強迫観念がシームレスに幻覚へつながっていく行程が巧かった。
一作目のスマイルを見たとき、笑顔で残酷をやるのが怖いってことは知っていたし、なぜ今までなかったのだろう──とは思ったが、スマイルがはじめてやったわけだから、スマイルがコロンブスの卵になったわけである。アイデアは実現してはじめてアイデアたり得るのであり、且つこのアイデアは呪いの宿主を変えるだけで3も4もいける。じっさいに続編が予定されているそうだ。
ちなみにパーカーフィンがズラウスキのポゼッションのリメイクをつくるとも報道(2024年6月の報道)されている。パーカーフィンは憑かれたアジャーニの演技をナオミスコットに投影させたのかもしれない。
ところでスマイルは笑った口をあらわす湾曲線を記号的に使っているが、ナオミスコットの唇の(向かって)右端上にはホクロがあるのでそれが口角とつながることで口角が上がって見える。ホクロがなくてもナオミスコットの口角は理想的な上がりかたをしているが、ホクロがあることでさらに上がり、口角ライナーをひいたかのごとくキュッとして見える。
口角は美容や化粧の世界において脈所であり、いろんなメイクやエクササイズやマッサージが紹介されているが、何にもほどこしていないナオミスコットの口角にぜんぜんかなわないという無情よ。
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