「本当に痛そうなイリエ」おんどりの鳴く前に すんこさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に痛そうなイリエ
クリックして本文を読む
映画館で観るつもりが都合が付かず、アマプラで視聴しました。
地面のゴミを見ないことにするように村長の悪事を全て「見ないこと」で「ないもの」にして過ごして来た主人公イリエ。でもある日他殺死体が発見され、村長と神父ががわざわざ「俺たちが殺した」と告げに来る。止めたにもかかわらず殺人事件の捜査をやめなかった新人警官が半殺しに遭い、口止めとして村長から与えられた果樹園は、他の誰かから奪ったものだと気付く。
徹底して無様に描かれるイリエを愛さずにはいられない。
警察帽を被りボタンを閉め、落とし前をつけるために河原へ向かうその後ろ姿は相変わらずヨレヨレで、そこがまた良かったです。
コメントする
