「愚かすぎるほどに愚か」おんどりの鳴く前に コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
愚かすぎるほどに愚か
予告編に惹かれて期待しすぎたか。
主人公イリエ役の俳優さんの声質のせいか、果樹園をやりたいという夢に可愛らしさすら感じる、ゆるくてぼんやりした肩透かしが続き、殺人事件が起きたら死体が思った以上に死体でちょっと復活。
しかし今度は新人警官ヴァリを中心にモヤっとさせられるも、ヴァリの怪我が引くほど凄惨でちょっとゾワゾワ。
最後は人間の等しく愚かな醜悪さを見せつけられた。なんで斧なんか持ってんだよぉ、怖い。
結果、イリエの声質が活きたエンディングだったかなと思う。
観終わった後、もう一度観てみようかなと思ったくらいだから、嫌いな映画ではない。
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