「君の基盤に…。」おんどりの鳴く前に MARさんの映画レビュー(感想・評価)
君の基盤に…。
自分の果樹園を持つことを夢見る警察官が田舎の村に勤めることになるも、何も起きそうもない一見平和な村である日殺人事件が起きてしまい…といった物語。
なんというか、某人気アニメの主人公ちび◯る子のオヤジのような喋り方の主人公イリエ。
シーツが消えていた…まぁ気持ちは分かるがそんな返答しなくても(笑)
新米警察のヴァリに対するあたりも、まぁ規則は大事ですけどねぇ…。嫌味で皮肉なところもヒロシそっくりw
そんなこんなありながらこの殺人の犯人を探していくのかと思いきや…え!?
成る程、最近観た別の邦画作品にも通づる所があるが…片田舎の闇は世界共通といったところか?
思いの外正義感は強く、辛い過去を持つイリエの気持ちは分からんでもないし、何だかんだヴァリに対する愛情もちゃんとあったのね。
作品の展開としては、まったりというか一歩間違えば退屈にも捉えられなくないが、作品の独特な空気とどことなく陰鬱な雰囲気が常に惹きつける。
そして最後には目の覚めるようなスリリングな展開。この悲痛な叫びよ…。の中に何故一瞬コメディを入れ込んだ(笑)?ずるいぞw
話はわかりやすかったし、片田舎の闇や登場人物達の煮え切らない人間臭さも感じられ、かなり面白い作品だった。
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