「結構滑稽コケッコー」おんどりの鳴く前に ゆたかちひろさんの映画レビュー(感想・評価)
結構滑稽コケッコー
ちゃんとサスペンスなのにどこか滑稽という珍しい空気感の作品。
主人公がこう、うだつが上がらない感じのしょんぼりした警察官なのが最初ちょっとイラつくんだけど、話が進むにつれて、味わい深いというか。
最初、人間の関係性を見せる所が割と冗長でちょっと眠かったけど、事件が起きてからは面白くて、あのどこか抜けた主人公と同じぐらい抜けたワルモノとのやり取りとかw
ヒィー!て悲鳴がやたらにリアル過ぎて笑いそうにwなかなか見ないリアルすぎるリアクションすごい好き。
この映画、ラストの主人公のセリフに全てが込められてる気がする。ちょっと変わった空気感で、最初どうなるかと思ったけど、良かったです。
2/14 北野武監督のbroken rageを見て暴力と笑いがテーマなんだなぁと思ったけど、おんどりは暴力と笑いが完全に重なってる、紙一重所ではなく重なってる。そこがとても良いんだと気が付いた。ので、スコア3.5から4.0に変更した。
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