「Black」呪われた絵画 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Black
この感じのホラーなのにR指定ってことは力を入れてるんだろうなと思いながら鑑賞。
しっかりグロいという見せ場があっただけでも儲けもんの1本でした。
もう少し原題や邦題と繋がるシーンがあればなとは思いましたが、思い切りの良いホラーを観れました。
今作の見せ場は間違いなくグロシーンでした。
謎の白おデブが順々に襲撃していく様子はしっかりとグロかったです。
引きずりながらボコボコにしたり、熊手で顔面を引っ掻いて目玉掻っ攫ったり、腸を引っ張り出してみたり、顔面の皮膚をバキバキに破いてみたり、顔に焼き印つけてみたりとやりたい放題で少し目を覆ってしまいました。
役者陣に恨みでもあるんかな?ってくらいグッチャグチャにしていきますし、後半はぶっ飛びまくった殺し方もやっちゃうので笑ってしまいました。
ドジくさいシーンもしっかり痛みが伝わってくるのも憎いなぁと思いました。
亡霊タイプかと思ったらめちゃくちゃクリーチャーが襲いかかってきますし、しっかりキモいデザインなのもあってやめて〜と心の中で叫ぶシーンが多かったです。
絵画の修復部分は埃を払ったり、色をしっかり見せるようにしたりとした単純作業だったので、このシーンに対してのシークエンスがもう少しあればなとは思いました。
原題の井戸は突き落としてクリーチャーのご飯用だったので作業的な流れ込みで良かったんですがもっとこのシーンは欲しかったです。
そのせいもあってストーリー自体はそこまでハマれるものではなかったなと思いました。
終盤はとんとん拍子に事が進んでサーっと溶けていく様子が超デジタルだったのは惜しかったです。
時間軸が飛んでからもクリーチャーたちとの関係性が続いていたのは驚きましたし、その顛末も中々にヘビーで唸りました。
グロへのこだわりが垣間見えましたし良いものを観れたので満足度高めでした。
ローレン・ラベラはクリーチャーといいアート・ザ・クラウンといい大変な奴らに襲われてるなぁとしみじみ。
鑑賞日 11/19
鑑賞時間 18:05〜19:50
座席 H-10