「ヨガとピラティス」死に損なった男 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨガとピラティス
主演の方はまったく知らず、粗筋と唐田えりかで鑑賞。
序盤、出てくるモブたちがイライラし過ぎててイライラ。
背景も描かれないまま主人公が死のうとし、後半で理由が明かされてもイマイチぴんと来ない。
「厳格な父」とされていた友宏は、一平に対する口調や態度、ジャージで出掛ける面からもそうは見えず。
「守れ」でなく「殺せ」という短絡思考も理解不能。
(取り繕うべき相手の)友宏にすぐ本性を見抜かれるような相手なのに、綾が若松と結婚した理由も不明。
そもそも殺人の見返りでオッサンがいなくなるだけというのも釣り合わなさ過ぎる。
副次的に綾とお近づきになれるが、結局矢印は希に向いてたので、結果論的にも一平に損しかない。
やらない説得力は出るが、やるかもという緊張感は皆無。
若松の改心も唐突すぎてご都合主義感が否めない。
不自然に落とされた名刺を活かさず何故か実家に訪れたことも、用意してた武器が熊手なのも意味分からん。
幽霊の設定に細かいことを言うつもりはないが、物を触れるようにしちゃダメだろ。
直接触れないにしても、石なり包丁なり使って自分で殺せよ、となっちゃうもん。
脚本が雑過ぎて、だったらもっとコミカルに振るべきだったんじゃないかなぁ。
友宏とネタづくりを始めた際に、劇中唯一と言っていい一平の満面の笑顔を映したのはよかった。
演技は良くも悪くも普通で、配役はハマってる。
唐田えりかはもっと魅力を出せるハズだが、メインヒロインでないことと、周りのレベルに合わせたか。
ピラティスのコントがちゃんと面白かったのは評価できる。(インパルス板倉の監修とのこと)
共感ありがとうございます。
唐田さんがピラティス(コンビ)好きって言ってたのは職業柄もあったのかもしれませんね、TVに引っ張られた後売れたって言ってましたが。
先生は学校ネタとか持ってそうですね。