ブラック・ショーマンのレビュー・感想・評価
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拍手喝采とはいかなかった
ミステリーは不合理が目に付くと興ざめする。
・クライマックスの謎解き、あの仕掛けを一体だれが準備して、誰が動かしていたのか?
とても武史一人でできるとは思えないのだが。エアークッションも、釘宮を飛び降りる箇所に誘導していたとはいえ、あそこに落ちる保証はない。
・やはり謎解きシーンで、ほかのメンツの秘密を暴く必要があったのか? そのせいであの村は再起不能になったと思う。
・神尾先生と娘の真世の仲は、どんなものだったのか? 担任の娘という事でクラスで居心地悪かった、とは説明されるが、それで二人の日常がどんな風だったかはない。なので、葬儀で涙を流されても、ラストで父をたたえても、心に迫らない。
個人的な好き嫌いでは、マジシャンの上からというかオラオラというか、意地の悪い言動がいただけない。もっと貴族的な、ノーブルな感じにした方が福山らしかったと思う。湯川先生への対抗として生まれたらしいが、そこは差別化しなくてもよかったのでは。
有村架純は日常でのおさえた部分の演技がうまくて、素晴らしかったです。
福山さんのワンマンステージだった
事件がメインなのかと期待しましたが、まったくのおちゃらけ!共演の有村架純さんがもったいない!有村架純さんを目的に観にいった(自分もそれが目的でした)方は残念としか、有村架純さん主演の映画が観たいです。ネトフリで配信されたさよならの続きは画像もきれいでよかったのに!
安定の
マジックで色々情報を抜き取る、見る角度から言うと恐ろしい時代ですね。
話が進んでいくと、そうなんだろうな~~と推測の範囲で進んでいくけど
積み残しやあれ?という所はなく、劇場あとにするときもすっきり出られた。
まあ安定感という感じですね。
ただラストマン、ガリレオ、どれがどれがわからんw
原作を読まずに観に行けばよかった(反省)
3回観て、評価上げました。
主演の福山さん目当てで原作を読みこんで公開を待っていました。
初回鑑賞時から、福山さんの演技を堪能する映像作品としては満点だと思ってました。
主人公の神尾武史は、生前の兄・英一とのエピソードも追加されて、原作よりずっとかわいげのあるキャラクター造型になっていて、マジックや人を人とも思わない言動で相手を煙に巻く言動とのギャップがはっきりしていましたし、姪の神尾真世も、原作の記号的なキャラクターと違っていきいきとした魅力があってすてきでした。
ただ、原作の淡々と理詰めでフーダニットを描く流れを先に読んでしまっていたので、2回目見たときには原作との間違い探しのような見方をしてしまい、最後の教室での謎解き場面の諸々の演出が過剰に感じられてしまって、★を厳しめにつけてました。
未読だったら、犯人探しも普通に楽しめて冗長には感じられなかったのかもしれませんが、真世や犯人のきらきらとした中学時代場面が浮いて感じられてしまい、柊木くんの演技がよかっただけに残念な気持ちになってしまったのです。
ですが、3回目、初心に戻って一から観てみたら、教室までの展開のテンポはとてもスピーディで、真世と婚約者の間の疑惑の展開のし方はずっと自然でしたし、最後の謎解きも、小説なら読み飛ばせるハズレの推理披露を淡々と展開したら、映画としてはそれこそ冗長だったところ、犯人を心理的に追い詰める描写として成立するように演出してあるんだな、と素直に感じられて、最後まで楽しんで観ることができました。
小説読まずに観てたら、最初からその境地だっただろうな…とちょっと反省した次第です。
それ関係ないんかい!ミステリー
ガリレオじゃない福山雅治が事件を解決する話。オーソドックスなホームズ&ワトソン形式の謎解き物語。
予告編で思った通りの福山が思った通りに事件を捜査するので、全編通して感情が大きく揺さぶられる事は無いが、思った通りの面白さは保証されている手堅さがある。
謎解き部分は登場人物の不審な行動が色々と提示され、点と点が線になっていく過程が楽しいものの、そのほとんどがミスリードなので見終わった後に無駄な話が多かった印象が残る。
最後の真相解明パートですらわざわざ真相に関係ない謎の解明を派手な演出と共にやっているので、いざ明かされた真相のぽっと出感は強いし、その謎は関係なかったんかい!と思ってしまう。
犯行に至る動機にもあまり共感はできない。真相が明かされた後は、何となく感動的な演出が入ってくるものの、犯人周りの描写が足りないので見ている方のエモーションもあまり高まらない。犯人がどのように追い込まれて、なぜ犯行に至ったのか、その部分をもっと深掘りしてほしかった。
総じて、内容的にはTVSPとかで十分な感じ。
随所に差し込まれる空撮や引きの画面のロケーションはとても素晴らしくて、ここだけは映画的。こんなにロケーションが良くて「名もなき町」は無理でしょと思わなくもない。
福山の口手八丁はずっと楽しいので、福山を愛でる作品としては満足。
なんでこれで大団円???
無事解決!よかったね!
みたいな空気感で終わったことが理解できません。
主人公も言っていた通り、犯人の動機があまりにも「え…そんなことで…?」となってしまって、全く同情の気持ちが湧きませんでした。
未読なんですが、これは原作通りなんでしょうか。だとすれば、東野圭吾も衰えたなと思わずにはいられません。
実に面白い
ストーリーがひとつながりなのだが観ていくとうちに二つのストリートなんだなと思わせる。一つは父の死により娘と父のストーリー、もう一つは漫画の話の結末に繋がるストーリー。
マジックもちょこちょこ出てくるがなんとも言えないのはおじさんと姪っ子のやりとり掛け合いイッツショータイムとなる場面。色々な伏線があるがそれもどんどん紐解いていき最後はなるほどとなる展開、涙して思いの伝え方がとっても不器用だが胸にジーンと届いた。
東野圭吾作品はいつ観てもいいと思う
マジックの種明かしを〰️〰️
マジックの演出が凄くドンドン犯人に辿り着く感じが面白かった。
犯人を苦しめるのは心無い声見えない敵
どんな時も困ったら友達に相談出来るような友達は持っておくべきだなと感じた
持つべき友ってこういうことだなって思えた
原作?
フジテレビ?
どこが原因なのかわからないが、かなり退屈だった。
ガリレオの初期のような福山の復活を期待して公開を心待ちにしていたが、
完全に空振りでガリレオ後期の映画のようなモヤモヤばかりが残った。
何と言っても登場人物全員が何となくチグハグだった。
福山自体、アメリカ、東京、そして現在がうまくつながっておらずかなり不自然。
マジックも結構地味で変なおじさんの域を出ていない。
謎解きもイマイチすっきりせず爽快感に乏しい。
有村の親子関係や福山の兄弟関係も深みが感じられず、
無理矢理御涙頂戴を押し付けられているようで鼻白む。
成田凌も初めから結構怪しげで見せ場に乏しく無駄遣いの観は否めない。
ラストを見る限りシリーズ化もなさそうだ。
次は予告で流れたラストマンに期待。
イッツ・ショータイム👍️
今回は東野圭吾さんが福山さんへの
新たな人物像を楽しんで創られた小説の
初映像化作品。
常に役作りに拘りのある福山さんも
与えられた責務を楽しみ演じられるているように見えました。
ガリレオの湯川学とは一線を画しています。
福山さんのファンは勿論楽しみ、それほどでもない方も魅力的に感じるのではないでしょ
うか。
福山ファンだけが喜ぶとかの投稿がありますが、主演俳優さんを見てファンが喜ぶ👏娯楽作品が一番です。
鑑賞作品を選ぶ基準は、題目、主演俳優、物語の脚本と演出
自分は主演俳優さんです。
劇場で作品の美しいロケ地の映像、共演者の方々の台詞と立ち回る演技
福山さんとのシーンは、役者さん方の魅力が場面ごとに感じられる。
脚本、映像編集に好みが別れるでしょうが
会話の遣り取り等々
生瀬勝久さんとのシーンは、楽しみにしていたので少し物足りない感じでしたが、好きだったガリレオの場面を思い出し🤭笑
自分勝手な期待と思い込みがあり、購入した小説は読まずに鑑賞しました。
思い描いた期待に少し違和感がありましたが
帰り道でゆっくり思い出していたら、見方や捉え方を変えて観たくなり
役柄を楽しんで演じる福山さんをもっと楽しみたいので、
劇場を変えてまた観に行く予定です。
イッツ・ショータイムを各年代の方々が鑑賞されることを期待します。
話の続きを考えてみました
まずはYahooニュースで速報が流れ、#幻脳ラビリンスオワコンや#幻ラビオワコンがトレンドワード入り、アニメは打ち切り、コンテンツ商品は自主回収、スポンサー企業からの違約金とかで出版社や関連企業は破綻
下手したら編集長や担当、アシスタントも自〇したりして大騒ぎに
って妄想したら、謎解きをする意味あったのかな…って思いました
あと福山雅治氏自身が手掛けたエンドロールの曲歌詞つけて欲しかったな…
嫌味なオジサン
原作は東野圭吾、配役に有村架純、これなら失敗はないと思い鑑賞。
前半の神尾武史(福山雅治)は単なる嫌味なオジサンでしたが、後半、兄であり真世の父である神尾栄一(仲村トオル)との関係がわかってからは、まあ観れました。
ラスト、真世と婚約者(伊藤淳史)との関係をきちんとしようという演出で終わったのが個人的に好みだったのと、仲村トオルがいい味出してたので☆+1個です。
それにしても、殺人の動機が弱すぎませんか。きちんと説明すれば世間だってわかるであろうレベルの、スキャンダルとは言えないスキャンダルです。でも、もしかしたら、一分の隙も許さない現在の潔癖症社会へのアンチテーゼかもしれません。
福山って、下ネタ大好きだそうですし、顔がいいだけでこんな感じの人かもしれませんね笑
マジックがくどかった
封切初日に鑑賞
TVドラマの2時間拡大スペシャルと言った感じ。
各キャラクターの人となりも、ストーリーが駆け足&都合よすぎて全く入ってこない。
映画ならではの心情変化の深堀も無い。
映画ガリレオで魅せた物語の重さは感じなかった。
そしてマジックも効果的に演出できていなかったと思う。
ただ、有村架純は可愛かった。
今後放映されるであろうTVドラマに期待。
イッツ、ショータイム!!
『ガリレオ』シリーズの湯川教授が天才物理学者らしく分析・実験・実証を重ねて論理立てて理詰めで真相を究明するのに対し『ブラックショーマン』の神尾武史は天才マジシャンらしく人間の嘘・深層心理を読み解くマインドリーディングに長け、虚実交えて誘導し自白や証拠の供述を引き出す・古畑任三郎警部に近い真相の迫り方をしますね。
性格や立場、スタンス等はまるで違う2人ですが、家族や親友に対する深い愛情や真相を解き明かそうとする強い信念など共通点もあります。
善意のかたまりのような人でもちょっとしたボタンの掛け違い、考え方の違いで害意を抱かれることもある…
色々と考えさせられる犯行動機でした。
『ガリレオ』シリーズのサイエンスミステリーとは少し違うタイプのミステリーですが、ほとんどの登場人物が抱えた闇・後ろ暗い部分は解き明かされるので、スッキリ観れて面白かったです。
ただ…
神尾武史自身の過去(ラスベガスで“サムライ・ゼン”として名を馳せていた頃)のことは最後までひた隠しにしていたので、続編も視野に入れているのかな?
黒笑男
アバンの頓知気ショーでいきなり笑う。
事件の詳細を全然見せてくれないから、これは推理を楽しむ作品ではないと早々に悟った。
案の定、物理や時間の謎ではなく人間模様がメイン。
情報収集の肝心なところは観客には見せない聞かせないスタイル。
ミステリ風のエンタメですね。
予告でしか見たことないけど、福山さんのキャラ『ガリレオ』や『ラストマン』と一緒では。
解決パートはもう、マジックというレベルではない過剰演出。
有りがちではあるが、話を出したからと不必要な周辺人物の事情まで次々と明かすまどろっこしさ。
更に、遺影を直視するかどうかという何の根拠にもならない追求。(しかも捏造)
クライマックスなのに驚きも盛り上がりもない。
待ち合わせ時間分かってるのになんで鉢合わせてんだよ、阿呆か。
『幻ラビ』の真相はすぐ読めるし、作風より画風の変わりようの方が気になる。
作品の根幹ではあるが、設定とプロットだけなら津久見くんは原作どころか原案止まりだし。
最初に伏せてたのがよくなかったね、って話。
婚約者の問題を最後に持ってくるが、本筋にまったく関係ないし解決もさせないなら何故入れた。
それより武史の帰国理由と収入源を教えてくれ。
あと、真世と元同級生の距離感が「盗聴器」呼ばわりで浮いてたそれじゃないのよ。
有村架純の結婚相手は素朴な人縛りでもあるの?
あと、木村昴は「俺たち友達だろ」とか暴力とか、完全にジャイアンでしたね。
テレビと思って観れば楽しい(映画としては…)
ベタのオンパレード。
変人の無愛想な探偵役と頼りなさげだが真の通った常識人の助手役。初対面では嫌なヤツだが実はいい人。それぞれ事情のありそうな登場人物たち。一番あやしく無さそうなやつが真犯人。最後に関係者全員集めてショータイム。自殺しようとする犯人をとめて、最後は良い話でほっこりまとめ。
ガリレオの焼き直しみたいだが、リアリティレベル低め、コメディレベル高め、シリアス低めにチューニングしてあって、気軽に見れるテレビ向け。
途中まで主人公がマジシャンである意味ほとんどないじゃん、と思ってたが、最後の犯人当てショータイムがド派手でこれのためかー、って感じ。この辺もテレビ向け。
こんなんリアリティもくそもないが、テレビだと思ってみれば楽しい。あり得ない展開につっこみまくって楽しく観るのが正解だろう。
そもそもマジックって言っても口からカード出すとか携帯盗み見るとか花降らせるとか、ほんと大したことはしてない。この辺は主人公がマジシャンとしては成功することができなくて、舞台演出を利用したショーで生計を立てていることと対応していると考えれば、深い設定と言えなくもない。
主人公は福山雅治ではまり役だと思うのだが、おじさんと呼ばれたくない、なんて役柄にしては歳をとりすぎてるような…。もうすぐ60にもなろうという人がおじさんと呼ばれたくないとか言うかね。
ベタだけで構成したみたいな作品だったけど、面白くなかったかといえば面白かった。さすが東野圭吾原作なだけあって、構成が見事。全ての伏線がきちんきちんときれいに回収されて、無駄な柱が一本も無い美しい建造物のよう。
ただ、ガリレオと比べてしまうと作品やキャラの魅力は落ちる。マジックを使う探偵役ということで、ガリレオよりできることは多いはずなのだが、今回の作品ではこの設定を活かした展開ではなかった。
また、ガリレオは研究者としての矜持だとか哲学が主人公にあって、それが作品に深みを与えていたのだけど、今回の主人公にはそこまでの人間的魅力が無く、フィクションによくいそうなキャラの一人としか思えなかった。
この作品で一つだけ、「これはすごい」と思ったことがあった。それは、「漫画のアイデアノート」のリアリティ。下手な絵というのは、なかなかねらって下手に描こうと思っても描けないものだけど、ほんとうに高校生が頑張って描いたみたいな絵とか、整理されてないメモ書きとか、何度も書き直して消しゴムの跡がついた紙とか、いったいどうやってこんなリアリティのあるノートを作れたのかと感心した。すごい職人がいるんだなあ。
展開は読めたけど考えさせる映画でした
展開は読めたけど、ただ今の世の中ひとたび炎上してしまうともう元の人生には戻れないし、一生その肩書きが付きまとう…評価される側は常にその恐怖を背負わされてるんだろうなーって色々と考えさせられた。ただ犯人がわかりやすすぎたのだけが残念……あと犯人が捕まったあとの同級生たちの様子を言葉だけでもいいので知りたかった。原作ではあるのかな?
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