「よく泣く有村架純」ブラック・ショーマン PJLBNさんの映画レビュー(感想・評価)
よく泣く有村架純
マジシャンを探偵にさせたらどういう展開の謎解きができるか?という基本プロットをもとにとある地方の町の人間関係を描いたストーリー。謎解きがメインというよりは、福山雅治氏の演じる傍若無人なピカレスク的天才キャラを生かして、それに振り回される探偵補佐ワトソンの役回りを演じる主人公の有村架純という典型的な構図。
ストーリーはそれほど凝ったものではなく、刑事や生徒たちも含めて数多い脇役キャラもそれほど際立った面白さはないが、主人公の有村架純がとにかく涙ぐむシーンが印象的だった。良くも悪くも彼女のエモーショナルな演技が、鉄皮面でクールな福山氏と対照的になるように演出されているので、有村架純が好きなら2時間は飽きずに見られるだろう。
「ショー」という意味では、探偵ものではおなじみの、キャストが揃った探偵の犯人を明かすシーンがこの映画のカタルシスなはずだが、そのあたりの演出が今一歩だったのが少し残念。これが「ショー」として面白ければ続編が見たくなるのだが。
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