「普通に面白くない。」ブラック・ショーマン 大雪さんの映画レビュー(感想・評価)
普通に面白くない。
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コロナで町おこしに失敗した寂びれた町。
そこに住む何かを抱えた人々とその思惑。
住民から頼りにされる主人公の父親の事件。
結婚を目前に控えていた娘と怪しい叔父さん。
要素はいろいろあるしどれも悪いものではないと思うが、筋が通っていない。
容疑者達の描写が少ないから「こいつ怪しいのでは?」と思えるミスリードも中途半端だし、何より「卒業した中学の国語教師」が異様に頼りにされててその方が違和感だった。
探偵役になる福山雅治が守銭奴なのもアメリカのマジシャン時代になにがあったのかもわからない。
「結局この人は……なんだったんだっけ?」と疑問が残る人物ばかりで感情移入が出来ない。犯人は回想が濃厚だったのでわかったんですが。
最悪なのは、主人公が殺された父親との関係に悩んでいる様子からエンディングに関係が修復される様子がうまく繋がってこない。というか力技と演出で誤魔化してる。
木村昴は一人だけ声の通りが良すぎてビックリした。良し悪しではなく、根本から発声が違うというか、役柄もあって一人だけ声質が浮いてる。これは木村昴が悪いというか、全体のバランスを見た時に一人だけ逸脱している、という印象。
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