「大型茶番劇では」ブラック・ショーマン かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
大型茶番劇では
福山雅治と有村架純で、「ガリレオ」みたいな軽快な頭脳戦を見せてくれるのかと思ったら違った。
明らかに原作がよろしくないと思う。
東野圭吾は「白夜行」で知って感銘を受け、以来信頼していたがこのところの作品は、どうなんだろうか。整合性がなかったり不自然だったり、無理くり感あって「そんなあ」と思うことしばしば。
今回は、動機の必然性が希薄。
作文が人の目に触れたところで、ネタ帳の存在は釘宮以外は知らないんだから子供のころに親友にもらったプロットを生かして作品を作った、で済むことだと思う。真相の隠蔽は続くが、作文を消滅させる必要があるとは思えない。(ってかもろ「アバター」ですがな)
釘宮の神マンガは津久見のネタをパクったものではないかとすぐ察しがつくし、真犯人はおそらく釘宮というのも見当がつく。ストーリーに深みがありません。
同級生たちは、思わせぶりがこれまた大げさ、なのに実は大した役割じゃなく肩透かしばかりでもやもやしました。
木村昴の柏木がジャイアン過ぎ。津久見のプロットがもろ「アバター」、狙いすぎで、センス良くないです。
武史はマジシャンらしい器用さ(手癖の悪さとも言える)で情報収集はするけど、推理の鋭さは感じないし、謎解きがいちいち大げさで、都度茶番を見せられている感じ。こんなことする必要ある?と都度シラけてしまった。武史が釘宮が飛び降りるのを予期してあらかじめ巨大エアバッグ仕込んでおいたってドヤ顔してたけど、あれ仕込むのにどれだけの手間と費用がかかるんだか、謎解きなんかしてないで他の方法で罪を認めさせたらそれまるっといらないでしょうが。
何かにつけ大げさでもったいぶっているのでテンポが悪くて知らない間に寝てました。
小さい茶番の集合体の、この映画自体が大型茶番劇だったように見えてしまった。
酷い言いようですみません。
コメントありがとうございます。
館内がそれっぽいマダムだらけで福山教のミサか大法要か知らんけど,そういう雰囲気でした。あのお布施でどんな御利益があるのか気になって仕方がありません。
レビューを拝見して、とても共感しました。
私も「ガリレオ」のような頭脳戦やテンポの良さを期待していたのですが、実際には大げさな演出やご都合主義の展開が多く、肝心の推理や動機に必然性が感じられずモヤモヤしました。
特に「ネタ帳」の扱いや「巨大エアバッグ」の仕込みなど、現実味より演出優先に見えてしまい、逆に物語の緊張感が削がれてしまったのは残念です。
同級生たちの存在感や伏線も、もっと深掘りがあれば良かったのに…と思ってしまいました。
決して役者さんの力が足りないわけではなく、むしろ脚本や構成の問題が大きかったのではと感じます。
期待が大きかった分、余計に「茶番に見えてしまう」という印象、よく分かります。
こんにちは〜。
私も少ーし寝てしまいました。遠くでスマホの光も(数回時間を確認してると思われる方がいました)。
原作も、ややマンネリ感を感じる今日この頃です。面白いは面白いんてすけどね。
るんるんさん
放火するくらいなら作文を暴露される方がマシではないでしょうか、作文の件は、いくつも逃げ道が考えられます。何なら自分から世間に発表、「亡くなった親友が遺したプロットを使って親友の夢を叶えたくて始めてしまったごめんなさい」みたいな美談にしちゃうとか、うまくやれば大きな傷にしないどころか逆手にとって名前をあげることだってできるかもで、放火するほど切羽詰まった問題に見えないんですよね。作文の暴露よりも放火(結果的に殺人)の方がはるかに重くて深刻な悪行、なにしろ犯罪で重罪ですから。大抵バレるし。実際バレたし。人気漫画家の犯罪なんてものすごくスキャンダラスだから、罵詈雑言浴びせられた上にネット探偵たちにプライバシーをことごとく暴かれて、作文だけでなくネタ帳のことだって世間に周知されるんじゃないでしょうか。阿鼻叫喚です。動機の方がはるかに軽いので放火の必然性感じないんです。
これが逆で、放火したくないから作文の暴露を選んだ、だったら動機としてはうなづけるものがあるんですが。
釘宮はノイローゼかなんかで我を忘れてとんでもないことをしてしまい、それを同級生が庇っていた、とかだったら、おっしゃる通りずっと面白いストーリーになったと思います。残念ですよね。
マジシャンは、大げさなものです(笑)。福山にぴったりだと思いました。ショボショボやられても面白くないかと(これは、好みの問題ですね)
釘宮の神マンガは津久見の原案によるものだと世間に知れ渡れば、今ならSNSでめちゃくちゃ叩かれるでしょう。釘宮はそれに耐えられないと思う。デビューする時に言っておけば友情物語になったのに…
家に火を付けるって、まるで小学生の知恵みたいだけど、釘宮らしいとは思いました。いっそ、事件の真相を知った同級生が、街復興のために知られてはいけないと協力して釘宮をかばっていた的な方が面白かったかなとも思いました。
共感&コメントありがとうございます!
かばこさんの感想に、本当に共感しまして、共感つけさせて頂きました。白夜行が大好きなので、最近の作品を寂しく思っています。本作の原作は未読なので、映画を見て不安ではあるものの読んでみようと思います。
共感、コメント有難うございました!
今作は原作改変していない前提で申し上げますと、「そもそも原作の力がない」・・・ような気がしてなりません。有名作家さんだって、そう何度も傑作は産めないから仕方ないのかもしれません。
同級生の紹介シーンは思わせぶりでしたね。(容疑者が全員同級生でそれ以外は居ないと決めつけたのは何故?)オリエント急行殺人事件みたいな複雑なのを期待したんですが。
共感ありがとうございます。
とにかく薄味でしたね、前菜?
Bacchusさんによるとアメリカ時代の稼ぎもありそうとの事ですが、なんか裏の仕事とかしてるんじゃ?
前日沢山のスタッフー!が入村していたんでしょうね。おじさんに心酔する美人アシスタントとかも居そう。皆のギャラの為金に煩いのかも。
コメントありがとうございます。
紅葉がとてもきれいでしたね。あまりにキレイなので眠気がきましたが。
伊藤淳史二股疑惑は、観客の想像におまかせになりました。
おそらく嫉妬からくる嫌がらせのような気がします。
ファミリー ご夫婦映画ですね。 多分福山雅治さんのため 東野圭吾さんのせいに違いないです。
↑ 全然 映画的 悟りを得ていない 比叡山の千日回峰行に向かってる山伏でした。 トホホ。
コメントありがとうございました。😊
イイね ありがとうございました😊
基本的に 好印象 で福山雅治さんに嫉妬❤️🔥した私は
貴殿のレビューで 自分の至らなさに目覚め
今 千日行のため 山伏の姿で 歩いて比叡山には向かってます・・・映画レビューという地獄の修行のため・・苦・・・笑
あっ 東野圭吾さん ネタ詰まりかもですね。でも『赤い指』とか『どくにも薬にもならない』凡作も昔からありますね
きっと 東野圭吾さんのせいです私のレビューは← 全然 悟りのひらけていない山伏でした。
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