劇場公開日 2025年9月12日

「「マジックを駆使して難事件を解決する」という設定にリアリティーを与えることに成功した演技と演出。」ブラック・ショーマン 細野真宏さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 「マジックを駆使して難事件を解決する」という設定にリアリティーを与えることに成功した演技と演出。

2025年9月12日
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「マジックを駆使して難事件を解決する」というのは、単純に考えるとリアリティーに欠けるように思えます。
ただ、「卓越したマジックを駆使して捜査情報などを入手する」というのはネット時代の今であれば可能だったり、「超一流マジシャン」であれば「洞察力と論理に長けている人物」というのは成立し得る設定といえるでしょう。
福山雅治が多くのマジックシーンを実際にやってのけることで主人公にリアリティーを与えたり、映像的にも見応えのあるシーンが多くなっていました。
演技と演出の化学反応による相乗効果が大きく出ていて、これは実写だからこそ描けた成果でしょう。
テーマソングの「幻界」も、「ガリレオ」の「vs. 知覚と快楽の螺旋」に匹敵する仕上がりになっていて、新シリーズの出だしとしては十分な出来栄えだと思います。

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細野真宏
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