九龍ジェネリックロマンスのレビュー・感想・評価
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鯨井令子→吉岡里帆はないのでは?
この映画観て初めて知ったかつて1993年に取り壊されるまで香港に存在した『九龍城砦』、一度入ると出てこれないという迷路のような巨大なスラム街、むさ苦しい古臭くでもどこか懐かしいその街並みを再現されその映像を見るだけでも楽しくなった。
映画はというと見てコンパクトにまとめすぎてたのか?アニメか漫画を見たほうがいいとの薦めからアマプラで13話のアニメを鑑賞。結論はアニメのほうがよかったのは連載ものの映画化の難しさ。何より漫画とアニメを見た人が残念過ぎたのが 鯨井令子→吉岡里帆、陽明→梅澤美波ではないかな・・・。他のキャラは見事なはまり役の実写版だけどこの『九龍・・・』でもっとも期待されるのってこの2人のキャラクターのセクシーさでもある気がする。透明感を求めてないから吉岡里帆はないのでは?
エンドロール後のハッピーエンドを知らない人残念です
アニメ版は観ていた。なので設定はわかっていますが、初見の人は何が何だか分かりづらいです。もっと説明が欲しかった。工藤さんがはじめを発と書くことを説明するしないで鯨井Bが八の文字にこだわるシーンが分かる分からないが違うと思った。
最後に鯨井令子が消えてエンドロールで、アニメと違うバッドエンドと思いきや、長尺3〜4分ある本当のハッピーエンドが展開してうるっときました。しかし、他の人のレビューを見たらエンドロール中に帰ってしまった人多数いるとのこと。
作り方考えた方がいいかも。コナンやしんちゃん続編の予告なら観客も期待して待ってくれると思ったけど、本当のエンドをクレジットロールの後にやるなら最初とかで説明するしないで作品をぶち壊している。損しているのでもったいない。
ソラリスだな‼️
原作コミックも未読、事前情報もまったくナシの鑑賞でした‼️九龍を舞台にした異国情緒あふれるロマコメなのかなと思っていたら、まさかのSFモノ‼️要は記憶の再生、記憶の中にある人物や風景が再生されるという事ですか⁉️私的に思い出したのは、人間の意識を具現化する「惑星ソラリス」‼️今作のダイヤ形の浮遊体はソラリスの海といったところですか⁉️ちょっと世界観のいろんな設定が雑だし、竜星涼のキャラがウザいんですけど、美しい思い出、大切なヒトが具現化されるのは素敵なテーマだし、ラストの展開もご都合主義なんだけどウレシイ‼️ハッピーエンドなんですよね⁉️
「ジェネリックではない」のか「ジェネリックですらない」のか
やはり、吉岡里帆さんの美しさ可愛らしさ。チャイナ風やOL服など様々な衣装も素敵(それもエロく見え過ぎない線なのよ)。鯨井レコぽんの美味しそうに食べるところ、次第に工藤に惹かれていくところ、Bの存在と自分の記憶に困惑する表情、感情を吐露するところ…彼女の表現力を堪能させていただきました。
(ただ、原作と違い、伊達メガネをかけなかったのは、こちら側に分かりやすくしたためかな?)
そして、脇を固める俳優さんたちもさすがの演技力。周さんの包容力は「九龍の懐かしさ」が表れていたし、小黒のチャイナ日本語はクセになるw(花瀬琴音ちゃん、どんどん注目されてほしいな) 社長のキャラも明暗くっきり表現できてたねぇ、さすが。
しかしながら…。あの工藤のどこに、惹かれる要素ある?
デリカシーないし、食べ方汚いし(食べながら喋るのは仕方ないけど、観客に口の中見せるな!)、したり顔で喋ってることは死んだ恋人の受け売りだし、レコぽんにひどいこと言う割には金魚あげて街から出ないようにするし…。
そして、まぁ観る前からわかってたけど、対役のカレの演技力なぁ…(ほかの役者さんが達者だから今回は余計に感じたのよ。工藤は難しい役だろうしね)
抑えたセリフは何言ってるんだかわからないこと多かったし、工藤特有のにちゃぁとした笑みもムリに作ってるカタい感じだし(大体、工藤って大袈裟じゃないけど喜怒哀楽しっかりしてるタイプでしょ)。演技プランだけでなく、演出のせいもあるだろうが、工藤のガサツだけどいい意味でいい加減な人間っぽさが全然表現できていなかった。
レコぽんがメガネまったくかけなくなったのと対照的に、(そもそも、工藤が原作にない無精ヒゲなんだけど…アレ、何? 工藤役が設定より若いから、ヒゲでも生やして説得力持たせようってことなん? だったらキャスティング考えて欲しかったわー。演技力ある30代の俳優さん、他にもいるでしょー)
ストーリーとしては、ジェネリックシステム、全体的に分かりにくく感じた。店長の急変とか、観てる側からするといきなり感あって説明もないし。グエンももうちょい描いてあげないと、何がしたいんだこの人ってと思っちゃうよね(最近の映画にありがちな、俳優の演技に頼って人物描写不足してる感じよ)。
あと、舞台の九龍セットがしっかり豪華なのに対し、CGがやけ陳腐に感じたのはおいらだけだろうか。(小黒が消えるとこ、レコぽんとBの対話…)
賛否両論あるだろうエンドロール後のラストは、消えたのに何で?なんて野暮なことは申しません。レコぽん戻って小黒含めてのあのやり取りで終わるってイイじゃないの。
(少なくとも、何て言ってんだアレ、の叫びで終わったら最悪の感想もって帰るところなのよ)
ジェネリック映画
原作もアニメも観てません。香港6年大陸5年台湾は一週間。そもそも広東語ではガオロン、北京語ではジウロンとなる九龍をクーロンと呼ぶことに違和感を持つ人種だが、そんなことはキチンと頭から外した上で、台湾ロケと吉岡里帆で金曜の疲れ目を癒そうと鑑賞。結果睡魔とイライラを抱えて終劇。台湾ロケとチューとチキンだけが残った。映画に見えなくもないジェネリック映画じゃった。
香港でも十分古の九龍城砦を再現することはできるが、台湾基隆をジェネリック香港としたことはまあ許そう。しかしとにかく間の多い演出に閉口した。そんなに惚れる理由もわからんし背景となる世界観や竜星涼や柳俊太郎も山中崇も意味不明。セリフの間を詰めればもっとスジを語れるじゃろう。ヒットしているらしい原作からは大きく改変しているのではと想像。かといって吉岡里帆がことさら美しく撮られていたかというと、もっと美しく取れたじゃろーという意味不明な憤りも。ここ大事!
役者たちもそこそこ出来に想像がつくと思うんだがきちんとやり切るところは尊敬します。とりあえずアニメ見てみよかな。
◾️一夜明けて追記 本作のポストクレジット否定派
本作ではかなり長いポストクレジットシーンがあるが、ある意味どんでん返しとも夢オチとも取れるものとなっていた。MCUのオマケなら本編は終わっているからオマケで良いが、この映画でのやり方は一定数の見ていない観客を産むこととなり、マタゾウアカン好かん判定を下すこととしました。
ジェネリックムービーかな?
タバコの吸い方が板についてる
九龍城砦の不動産屋で働く女性と先輩のちょっと不思議な恋愛物語。
中国語と日本語が入り混じり、空中にはラミエルもどきが浮かぶちょっと不思議な九龍で、ジェネリックという存在がなんちゃらかんちゃらという状況下、昔の記憶が無い主人公が、先輩との関係の中であれ?となっていく。
色々言われるけれどそれはまあ美人さんな吉岡里帆演ずる主人公と、イケメンなパイセンと、察しの悪い茶店の主やその他と、ちょっとどこかでみたことあるよね?なSF設定を交えつつ展開して行くけれど、タイトルがタイトルだし、結構早い段階でそれの存在とどんなものかが匂わされるしで、ほぼネタバレ状態で進行していくから意外性があまりない様な。
そしてその割にこういうことかな?とSFというかファンタジー部分は勝手に解釈せざるを得ないし。
まあ、で、どうなっていくんだろうという面白さはあったからまあ良いか。
ジェネリックでも効き目は同じ
原作では工藤は鯨井との夏を何回も繰り返していて、今回の鯨井がちょっと違う、ということでそれぞれの悩みが始まるんだけど、この作品では、鯨井の蘇りは初めてみたいで、工藤は過去への未練から抜け出せず逡巡する、というふうになっている。
それなら、鯨井Bがどんな人間だったのかもっと描いてくれないと、レコポンとの対比が弱くなり、工藤の悩みが迫ってこない。
でも吉岡里帆の熱演で工藤のつかみどころのなさは伝わるし、SF設定で作品は引っ張られてるので、最後まで飽きずに見ていられる。
ラストは無理くりだけど、でもやっぱり、ハッピイエンドなのはよかったよね。
恋愛と世界の謎
2025年。池田千尋監督。漫画を原作にしたSFラブロマンス。記憶を保存して自分自身のコピーをつくることができる世界。そこでの想定外の事態として、街自体が誰かの記憶を元に蘇ってしまったこと、そこにありえないはずの死者のコピー的人物が存在していることが、人物たちの恋愛をとおして徐々に明らかになっていく。計算され構築された「人造人間」的な世界に、まぎれこむ制御不能な事態。そこから「新しい存在」が生まれていく物語。表面に恋愛があり、裏に世界の謎の追求がある。気持ちよくないわけがない。
しかも映像がすばらしい。すでにとっくに解体されている九龍はないけれど、台湾で撮影した雑然とした路地裏の実景もすばらしいが、主人公の女性が自らを発見していく過程を表す部屋の撮り方、鏡の撮り方、過去を発見していくトンネル効果的な映像。自らの「前世」とでもいえる存在と恋人との悲痛な別れを目撃する主人公の立ち姿がすばらしい。わきで白いカーテンが揺れている。主演の吉岡理帆25年。池田千尋監督。漫画を原作にしたSFラブロマンス。記憶を保存して自分自身のコピーをつくることができる世界。そこでの想定外の事態として、街自体が誰かの記憶を元に蘇ってしまったこと、そこにありえないはずの死者のコピー的人物が存在していることが、人物たちの恋愛をとおして徐々に明らかになっていく。計算され構築された「人造人間」的な世界に、まぎれこむ制御不能な事態。そこから「新しい存在」が生まれていく物語。表面に恋愛があり、裏に世界の謎の追求がある。気持ちよくないわけがない。
しかも映像がすばらしい。すでにとっくに解体されている九龍はないけれど、台湾で撮影した雑然とした路地裏の実景もすばらしいが、主人公の女性が自らを発見していく過程を表す部屋の撮り方、鏡の撮り方、過去を発見していくトンネル効果的な映像の展開。自らの「前世」とでもいえる存在と恋人との悲痛な別れを目撃する主人公の立ち姿がすばらしい。わきで白いカーテンが揺れている。
時系列が小刻みに前後するので、映画館の暗室の中で真剣に見ていないと分からなくなります
原作は漫画だそうですが未読です。九龍だというので見に行きました。
映画には二つあります。
映画館の暗室の中で真剣に見ていないと分からない映画。
PCのモニターかタブレットでビールでも飲みながら見ていても分かる映画。
この映画は前者です。時系列が小刻みに前後するので目が離せません。よそ見していたら分からなくなります。
原作に忠実なのか、原作とは異なっているのかは分かりませんが、かなり複雑な設定をしているようです。途中で分からなくなりましたが、最後の東京の場面(山手線が走っているので東京だと断定)で分かったような気になりました。
その意味でも、映画館で見る映画です。
ただし、内容はSF的だけど陳腐、コメディ風なのだけど笑えない。でも、見て良かったと思います。
九龍は今はないので、撮影場所はどこなのかと思いましたが、最後のクレジットによるとロケ地は台湾だそうです。
そして、レモンチキン、美味しそう。
ジェネリックが本物に?
九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子は、先輩社員の工藤発に恋をしている。
九龍を知り尽くす工藤は令子をお気に入りの場所へ連れ出してくれるが、
2人の距離はなかなか縮まらない。
それでも令子は、靴屋を営む楊明や、さまざまな店でアルバイトをする
小黒ら大切な友人もでき、九龍で過ごす日々に満足していた。
そんなある日、工藤と立ち寄った喫茶店・金魚茶館の店員タオ・グエンに、
令子は工藤の恋人と間違われる。
さらに令子が偶然見つけた写真に写っていた工藤の恋人は、
令子に瓜ふたつだった。
失った過去の記憶、もうひとりの自分の正体、
そして九龍に隠された巨大な謎。過去と現在が交錯するなか、
秘密が解き明かされていく。
といったあらすじ。
これも原作は漫画かー、日本の漫画はすごいな笑
残念ながら見たことなく、入場者特典をもらって初めて知った
「ジェネリックロマンス」という、普通じゃなさそうな展開に
期待しての鑑賞。
映画のタイトルにある「九龍」のとおり、香港ライクな風景。
その世界に広がっているのは、「ジェネリック」な世界らしい。
「ニセモノ」というよりは、「代替」という日本語がマッチするのかな。
話が進むにつれ、この世界がどのように作られ、こうなったのか、
何と連動しているのか、何となくはわかってきたけど。。。
とりあえずはハッピーエンドということでよかったんだよね?笑
吉岡里帆さん、チャイナドレスっぽい服装、可愛らしかったです。
今はなくなった香港の九龍城の幻の中を舞台に展開される。実際の撮影は...
テレ東の30分枠のドラマかな。。 でも、というかだからこそ良かった...
色々なシチュエーションで観られるシネマです
ジェネリックなもったいなさ
原作漫画未読。アニメ最終話まで鑑賞済み。
以下、アニメ最終話までのネタバレ含む。
いやあ、これ、この映画が初見で全く前情報ない人だとすげえ分かりにくいだろ。たぶんグエンがジェネリックグエンと今のグエンの2人いたことすら気づかない可能性ある。
このジェネリック九龍が何がOKで何がダメで誰がジェネリックが誰が実際に存在するかももっと明確にしたほうが良かったと思う。アニメはジェネリックと本物が両方存在するところに面白さがあったりしたわけだけど、後半でジェネリック九龍の世界の説明はあったから。
例えば嶋田久作はジェネリックで自分がジェネリックな自覚もある人で。店長はジェネリックだけど自分にジェネリックの自覚がないから、後半で「誰だお前は!」と豹変する。それはジェネリック九龍を意図せず作ってしまった工藤の心境が変わってきたから(ずっと過去を繰り返すことより未来に進む決意的な意味での変化)。そういう意図の演出だと思うのだが、あれも完全初見だと分かりにくいのではないかと思う。
そして。おそらく賛否われるであろう九龍から出た鯨井が消えない!と思ったら消えた!終わり方。あれ、エンドロール後の再会をやるなら、「絶対の自分」というキーワードを連呼させるなら、消えるべきではなかった。あれでバッドエンド感が増したし、エンドロール後の再会も「これは夢か何か?」みたいな単に分かりにくい描写になった。
アニメ最終話では鯨井は九龍から出た後も消えない。そして数年後にまた工藤と香港のテラス席で再会して物語は終わる。
終わり方は同じと言えば同じだが一度消えるのは良くないよな。前の席の人、エンドロール途中で出ていったし、バッドエンドな印象持つ人が沢山いると思う。
たぶん、あえて色々解釈できるエンドにしたつもりなんだと思うけど、この手の「意外とSF要素が多い作品」は明確にした方がいい部分もあると思った。
次に工藤。いや、もっとカッコよく演出できただろ。役者だけの問題じゃないと思う。演出と衣装とかでもうちょっとカッコいい先輩感出せたと思う。え、これにホレる?レコポン大丈夫?ってのはたしかにアニメでもあるのよ。妙に過去にとらわれてるしデリカシーのない発言も多いし。アニメは杉田ボイスとさわやかな絵に助けられていたところもあった。
この映画の工藤は明らかに「鯨井の可愛さ」に対し「工藤のカッコよさ」を演出しきれてない気がした。序盤の食べながらしゃべる場面とか「おい、食べながらしゃべって口の中見せるなよ!」思ったし。あれ、カメラアングルとかで何とかできただろ。
微妙にひげが生えているのは工藤を演じる水上が鯨井を演じる吉岡より実年齢6歳下ということもあり、なんとか貫禄を出して先輩感を出す工夫だったのではないかと思う。けど、ひげもなくてよかったんじゃないか。
終盤のレコポンと一緒に逃げる場面もなんであんなラフな短パン姿なんだよ。あそこはスーツで良かっただろ。
「レコポンがなにがしかに困っていて工藤がそれを助ける」みたいな場面をちょいちょいでも挟んでいたらまだ印象が違ったかもしれない。この工藤にホレる?感あるんだよな。
過去回想で先輩の鯨井Bにホレる後輩工藤の場面は結構ハマっている感じがあり、ここは良かった。たぶんこのバランスで選ばれたのではないかとすら思う。後輩オーラはあった。これにより「タイムカードを後から来て先に押すズルさ」も「水餃子に正義を感じない?」も先輩鯨井Bからの影響だったんだ、ということに説得力が増した気がする。
次、CGな。小黒(シャオヘイと読む難易度)が九龍から出ると消える際の演出。サイバー感を出したかったのは分かる。しかしあまりにB級SFな歪み方だったろ。あれもCG担当だけのせいじゃない。監督なり演出なり誰か「ここ安っぽい感じで良くないね」みたいに誰も指摘しなかったのか。ふっと一瞬で消えるとかで良かっただろ。
終盤の九龍崩壊のデジタルがくずれていく感じの演出もやりたいことは分かるが金がなかったのかなと感じるさみしさがあった。サクセスが案内役になって工藤の過去を見せてくる展開はアニメ終盤にもあるのよ。でもアニメのほうはもっと金魚がたくさん宙に浮いていたり幻想的な感じがあった。実写映画ももうちょっと幻想的にできたのではないかと思う。
良かったところもあげる。
まず、九龍のセットは想像以上に良かった。ジェネリックではあるがちゃんと九龍を再現しようという心意気は感じた。まあ台湾に実際にああいう場所があるのだろうけど、それでもよくちゃんとロケしたと思う。ちゃんと人が生活している感じがしたし、狭い路地を身体をひねって通るような演出もあり、これはすごく良かった。「この九龍になつかしさを感じる」という感じのセリフの説得力は増したと思う。正直、アニメのほうは「ごめん、作画コストが高くてそこまでごみごみした九龍感は出せない!ジェネリックということで許して!」感があったから。この九龍の街並みはアニメより良かったと思う。
工藤が頻繁に数字の八の字をさわりそれが鯨井Bに言われた「八と一の発音って似てる」みたいなセリフの影響であるということが後半で明確に示されるのも良かった。あそこもアニメでは「八を触っていたのは何だったんだ」で終わったから。
あと、これはさけることができない。序盤で楊明(ヨウメイはまだ読める)こと梅澤のへそがおがめる点ね。普段の乃木坂の制服だとなかなかお腹が出ることないから~梅のおへそが観れてラッキー。みたいな感想を言いたくはなかったのよ、本当は。もっと「世界観がすごくて」「演出が素晴らしくて」という感じのことを言いたかったのよ。CGが梅のへそに負けている。
あの楊明もさ、外から来た人でジェネリックではない存在で。それでもジェネリック鯨井を「レコポン」と呼んで「絶対の自分」あでると認めてくれる結構重要なポジションなのよ、アニメでは。外の世界とジェネリックの世界をつなぐ存在でもある。映画ではそこらへんを入れる余裕がなかったのは分かるけど、もったいねえよなあ。
吉岡鯨井に色々な衣装を着せてくれたのも良かったよ。ぎりぎりエロくなりすぎないように、かつ本人の魅力を損なわないような配慮は見えた気がした。からこそ、工藤はもっとどうにかなっただろうと思う。
ちょっとした演出の違いで、もっと印象が良いステキ感がある映画になったと思う。もったいねえ!
もう一つのジェネリックロマンス
アニメを見て12話でも駆け足だったのに、映画は2時間位でどうなるの?と疑問があって気になったので観てきました。
なんとなくゲームのルート違いの作品という気もして、キーワード、行動が決まっていて誰がレコポンの対象となっているかでラストが変わる。
映画編はこっちのルートみたいな印象でした。
途中ホラー味が強くて怖かったです。
Generically Generic Romance
原作未読、アニメだけ観ており、2時間じゃサスガに無理だろ、と思っていたが…
やはりというか、焦点は完全に鯨井と工藤に絞られており、他キャラの背景は総オミット。
そのため、関係性や動機など諸々薄い。
楊明や小黒の件はテーマ的にも、鯨井の決断にも大きな意味があるので非常に残念。
楊明は後半出番ないし、小黒は消えるだけの役目なので、これなら1人にしちゃえばいいのに。
終盤、鯨井Bが実体化したあたりからはガッカリ。
オミットした分の厚みを出さなきゃいけないのに、謎に令子が過去を覗いたりとあまりに雑展開。
下巻を読まないくだりなどを省いてるため、Bの自殺理由も飲み込みづらい。
8月の繰り返しに気付くのはあまりに唐突だし、本物の支店長が急に来た理由も分からん。
エンドロール後は完全に余計で、小黒が日本にいるのはまだしも、ラストは何?
あの消え方しといて普通に戻ってくるのはどう解釈すればいいやら。(しかもダラダラ長い…)
水上恒司は工藤にしては若さも上品さも消せてない。
原作通りのキャラ作りでないと認めないとは言わないが、無理してる感じが伝わってしまった。
吉岡里帆は、予想通りBの方の芝居が物足りず。
グエンと小黒(正体考えなければ)は思いの外ハマってたし、みゆきちゃんはクオリティ高過ぎ。
ユウロンは完全に別キャラだったけど、それなら普通に博士っぽくてよかったような。
BL要素を半端に入れたり、サンバや『田園』の歌唱に尺を使うより、もっと他になかったのか。
よく纏めたと感心はするが、薄まり過ぎかなぁ。
台湾に行きたい、8番
九龍の魅力満載。行ってみたいと思ったけど、そういえばもうないのか。
ロケ地は台湾との事。台湾はいいですね。
古都、高雄辺りかな。
吉岡里帆の魅力も満載。いいですね。
年上の女性と年下の女性、どちらも魅了的です。
水上恒司も良い役者だけど、この役は合わないかな。原作知らずですが、無精髭とタバコが似合うもう少し大人な方が良いかと。水上恒司の実力と言うよりもキャラのイメージが違うかも。
ストーリーも大人のラブストーリーかと思ったら、ファンタジー設定にびっくり。ストーリーも切なくて良かった。
エンドロールのあとは蛇足か、、、はちょっと微妙だけど。全体的に良い雰囲気の映画でした。
8番が気になる。8個目の世界かと思った。
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