僕のなかのブラウニーのレビュー・感想・評価
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学校の教材みたい
ストーリーが面白くないと感じたわけではないが演出がいまいち。これでOK出しちゃうんだ、監督の練習作品かなって感じ。実際商業作品では一作目らしいので、相馬監督の短編作品を見て判断したいところ。
謎の間や、いやそうはならないだろってところや、わざとらしい演技(演出)がいくらか見られた。いきなり音量が大きくなるのは演技、演出をカバーする方法としていいと思う。無理やり惹きつけられる感覚。
セリフは教師が書いたかのようで、まるで小学生が言うとは思えないような難しい言葉をつかったり、言葉にわかりやすい意味を含ませているように感じた。私的好みの問題かもしれないけど、直接的に言わず感じ取らせる脚本が好きなので、違和感を持ってしまった。
作者の考える道徳を沢山詰め込んだような押し付けがましさをかんじた。今の世の中の「ただしい」とされているものでも有るかもしれないけど、それをみに映画館に来たわけじゃなくて。
小学生とあまり接したことがないのかなと言うかんじの小学生の解像度。私がまだ精神的に幼いから幼心に理解が深いと言うのも有るのかもしれないが。
演技に関しては思うところはあるが主演の子は特にうまかった。アキラ100%は意外にうまかった。
和樹くんが千葉の駅に降り立ったところのカメラの演出はいいと思った。地図やカメラの人との会話はすごい違和感だったけど
寂しさの紛らわし。
妖精は存在すると信じる小学5年生・森本和樹と、ラーメン店を経営し和樹を育てるシングルファザー葉介の話。
震災から数年、新天地に引っ越し…、その震災で亡くなってる妹は亡くなったのではなく“イギリスの妖精・ブラウニー”に連れてかれたのではないかと思い始め、…そんな中、同級生の聡太が、千葉県市原で「ブラウニーに会ったことがある」と言い出し、…和樹のブラウニー探しの旅が始まる。
震災で妹がいなくなった寂しさ、その寂しさの紛らわし?という書き方であってるのか、言葉のチョイス、どう書いていいのかニュアンスが難しい。妖精がいないのは分かってる…けど、子供ながらに、もしかしたら妖精と妹は一緒に?とか色々な子供ながらの思考
と日々生活するなかで成長と父と息子の絆で見せてく。
作品の世界観、雰囲気はキライではないけれど冒頭からの父・葉介を演じたアキラ100%さんの演技が力入れ過ぎじゃない?!って個人的に思ってしまって、ストーリーよりもアキラさんの表情、セリフが気になってそっちばかり気にして観てたかも。
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