雪子 a.k.a.のレビュー・感想・評価
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40年前のパンク蛹化の女を凌いだ
吉祥寺辺りで小学校4年2組の担任を務めMCサマーというラッパーの顔も持つ雪子という長崎出身アラサーの悶々とした日々をリアルにあまりにも真っすぐに丁寧に優しく細やかに描き切った今年イチの傑作である。今のところ東京では渋谷のユーロスペース1館での上映が始まったばかりなのだけれどラップ映画としても「SRサイタマノラッパー」を小指で弾き飛ばすくらいのパワーを持っていてそれがリアル小学校教育現場と不登校の天才ピアニストが奏でる♪カノンに乗せて雪子がラップするクライマックスはそれが私自身の青春80年代戸川純「パンク蛹化の女」とA.R.B.石橋凌に呼応して泣けてしょうがない。誰がどう仕組んでくれたのかこの映画に偶然に必然的に出会ってしまったことよ、アーメン。
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