マイ・オールド・アス 2人のワタシのレビュー・感想・評価

制作にマーゴット・ロビーいたんだ！
1時間半という短さだけど、なんだか良い映画だった。
主人公の子、すごく良い！可愛くて綺麗でボーイッシュ。

キノコトリップして39歳の自分に会う以外は特別な展開はあまりなかった気もするけど、美しい湖と森が美しかった。

チャドがなぜダメなのかはドキドキしたけど、、、！

仲の良い家族と楽しい親友。皆んないい人達。

未来の大人の自分が、過去の若い自分に色々助言したくなるのは当たり前かもしれない。

でも、未来も過去もいくら心配や後悔したって、今を生きているのは自分自身。今はそれでいいじゃない。
そんな気持ちになった。

電話越しに聞こえた39歳の世界がえらい慌ただしかったけど、何が起きてたのかな、、、
もしかして彼が入院している過程だったとか？
伏線回収が詳細までわからなかったなぁ、、、気になる。

家族も、友人もあったかくて、きれいな自然に囲まれた最高の家もあって、ちゃんと自分に自信がある恵まれた女の子の話。
そういう子に劣等感を持ってる人がこの映画を鑑賞したら、ご都合主義のクソッタレ映画として悪い評価すると思う。

あまり深く考えず、10代のアホさにクスッときたり、お母さんの温かさを感じてうるっときたり、そういう直感的な見方をすると楽しめた。『せっかく未来の自分と話せるのに何やってんだ？！』とか怒るのは野暮です。仏のように微笑み、そして時折り泣き、頭を空っぽにして観るのです…。

"普通"で女でアラサーの観客にはグッとくる良作だったb
(はたしてこれっておっさんが観ても楽しめるのか？)

昔ジャスティンビーバーに憧れなりたかったっていう黒歴史公開の件めちゃくちゃ好き。キノコトリップして一人で踊ってるのはだいぶ笑えたwうんうん、十代あるある…
厨二病って痛くて恥ずかしくて可愛いよね。

人生どのタイミングでも、こういうキラキラしたものを愛おしく感じられる心の余裕持っていたい！

お母さんが話してくれた寝かしつけの話、泣けたなぁ。
あと大人エリオットがチャドにもう一度会えたところも泣けた。
ドラえもんくらい泣いた。歳とったなぁ………

なぜチャドを好きになってはダメなのか、チャドの人となりを見ていたらだんだん想像がついてしまう。ダメな理由はチャド本人ではないと想像がついてしまう。それほどチャド本人はすごくチャーミングで、かつそれをちゃんと映像化できてて良かった。それは好きになっちゃうよね。

ちょっと詩的な言葉が出たときそれを褒めたら「俺、ポエム大学でてるから！」っていうのわたしも好き…