「悪役もいい感じにキャラ立ちしていて盛り上がる」デーヴァラ 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
悪役もいい感じにキャラ立ちしていて盛り上がる
クリックして本文を読む
荒唐無稽で、一歩間違えば到底ついていけなくなるストーリーだと思うのだが、やっぱり役者たちの暑苦しさに持っていかれる。NTR Jr.はもちろんだが、敵役ポジションのサイーフ・アリー・カーンあってこそというか、猛獣VS野獣みたいな対決が盛り上がってくれるので、いろいろややこしいことは棚上げして、どこまで行くのか付いていってみようという気にさせられる。実は4つの村の話というスケール感のちぐはぐさも、忍者みたいな強奪シーンとか、やたらと雄々しいお祭り騒ぎとかでいい感じにごまかされる。のだけれど、一応最初から分かって観ていたとはいえ、最近のインド大作は「続く」で終わるパターンが多すぎるな。続いてもいいんだけど、いくらなんでも真ん中すぎでしょうというか、ちょっとは物語が一段落した満足感みたいなものを提供してほしい。そこんとこ『バーフバリ』はやっぱり上手かった。後編はまだ撮ってない?頼むから急いで!
コメントする