「負けるって、こういうことなのかぁ・・・。畜生、最高によかった。」Welcome Back わっちさんの映画レビュー(感想・評価)
負けるって、こういうことなのかぁ・・・。畜生、最高によかった。
テルとベンがずっと頭の中、胸の奥にいます。
脚本・監督、こんな素晴らしい映画を作れて凄い!登場する役者さん、青山も北澤も全員素晴らしかった。
負け犬で破天荒なテル、「テルは負けない、テルは負けない」と言い続けるベン、その二人の関係性が泣けてくる。なんとも粗雑だが美しくて涙が止まらなかった。テルもベンもいわゆる負け犬なんだろうが、それがなんともかっこいいんだ。ヤンキーとか不良とかじゃなく、そんなものではない、負け犬なんだな。テル役の役者さんの凄いところなんだろうな。
この感情が一体何なのか、自分でも整理できないが、兎に角、素晴らしいものを見せてもらいました。何故だかずっと涙が出ていた。絶対にもう1回、見に行く! サクセス物語でもない、負け犬の物語なのにこんなに感動した。負けることってこういうことなんだぁ、でも誰もが負けを経験するんだ。きっと誰もが言葉にできないことを映像にしてくれたんだ、と思う。
この日は、監督とテルとベンが映画館に来てくれていて、きっといつもなら遠くから眺めているだけだったと思うのですが、絶対に写真を撮ってもらいたいと思って、勇気を出して一緒に写真を撮っていただきました。ありがとうございます!
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