映画ドラえもん のび太の絵世界物語のレビュー・感想・評価
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今年は絵画がテーマだ!
テーマとしては絵画、「描かれた絵」「絵を描くということ」といったあたりなのだけど
キーとなるのはどちらかというと絵具なので
名画パロディがちりばめられたOPで
「今回はこういう話だ!」と構えてしまうと肩透かしを食らうかもしれない
いつもの冒険譚と思いきや今回もかなりの大ピンチ
深刻なまでの絶望的な状況に追いやられるのだけど
作劇のコントロールがうまく聞いているのか、
細かく入るちょっとした笑いがうまく機能しているのか
見ていてしんどくなりすぎず、でもちゃんと緊迫し手に汗握る展開で
それでいて、のび太の気持ちにちゃんと寄り添い
ちゃんと納得のいく答えを用意している
気持ちよく見終われる映画だった
秘密道具はおなじみのものが多く
それでいて視聴者の予想をうまく外し
あとから思い返したときに「あそこの展開や台詞、そういうことだったのか」
とさりげない伏線の貼りかたに気づかされたりと
するっと楽しめる作品だ
残念な点…というほどではないのだけど、
ゲストキャラの造形に藤子F不二雄のタッチがまったくないのは
ちょっといかがなもんかあと
ダンジョン飯見ながら作った?
序盤は面白かった。前回の地球交響楽は導入までが長ったらしく起伏が少なかったためつまらなかった。今回は本筋に入るのも早く特に13世紀の街並み文化をよく取り入れていて非常に没入感があって良かった。ただ後半があまりにファンタジーすぎて(ドラえもんだからファンタジーでも良いのだが)13世紀の世界観があまり意味をなしていなかったのは残念だった。舞台装置でしかなかった。もっと中世ヨーロッパの味を出してくれればずっと良かった。
あと鈴鹿央士だけなんか別のマイクでアフレコしてる?演技で違和感はあるんだけど音で違和感があるのは初めてだった。演技も違和感はあるんだけどね。
もう一つ前作もそうだったけどここ最近のドラえもんは最後お別れみたいなものがなくひと段落すると普通の日常に戻るのはなんでなんか?
オタク歓喜
水田世代のドラえもんオタクJ Kです。今回初めてレビューを書きます。大好きなドラえもんの映画の良さを全力で語りたかったからです。
さまざまなレビューやコメントを見ているとやはり昔のドラえもんの方が良かったという方がたくさんいらっしゃいます。私は実際に映画館やテレビでは水田わさびさんのドラえもんしか見たことがないのでこのレビューはもしかしたら一定数の方にとって参考になんかならないかもしれません。
でもこの映画本当によかったです。地球シンフォニーも去年学校帰りに電車に飛び乗って見に行きました。映像の美しさ、ピアノの響き、ドラの幸せ供給全てに惹かれて胸いっぱいになって帰りました。
今回の映画は『絵』がテーマですがみなさんにとって絵はどんなものでしょうか?紙とペンさえあれば頭の中を形にできるなんだか不思議ですよね。想像力と遊び心が感じられるこのテーマとドラえもんの相性がぴったりなのはわかりきったことです😏😏😏
私のドラえもんの楽しみ方は先を予想する事ですあ、その手があったか!!常にドラえもんの映画には結末に繋がるヒントが散りばめられています。敵役が出てくるのはいつものことなのでどんなふうに乗り切るのかそれを想像するんです。
ちなみに今回はかなり予想的中でした。期待通りの動きをドラえもんとのび太がした時は思わずニヤニヤしてしまいました^^
うまーく繋がってて見てて気持ちがいいです。
あと今回登場するキャラクターが可愛すぎて。
本当にやばいですよ。今までドラえもんにしか興味なかったのに表情と言動のギャップ全てが愛おしくて。ずっとしあわせでした。胸キュンシーンも少しだけ🤏
本当に素敵でした。絵の価値観というか、最近は言葉の力の凄さに感動していますがドラえもんって刺さるんですよ。
今回はいろんなドラえもん達の姿がみれます。
そして私ものび太レベルの画力ですが絵の具で絵を描きたい思いました笑
少し人生が豊かになるきっかけになるかもしれません。
のび太の父の言葉には心が揺れるものがありました。ハラハラしたり、きゅんとしたり、クスッとなったり、ビクッてなったり、いろいろ忙しいですが見る時、好奇心100%で見るとわくわくします。最近忙しくて正直にいうと中盤五分間ぐらいうとうとしていました。罪悪感で潰れたい。でも終盤そんなうとうと吹っ飛ぶぐらい引き込まれます。いつも奥二重の私がおそらく二重になるぐらい目かっぴらいてました笑
とにかくおすすめです。
私は頭は良くないし、物知りでもないです。
ですがたまに息抜きするならこのくらいバカな頭になって単純にドラえもんの世界に浸って見てほしいです。
もっと人生に好奇心を足してあげましょ!!!
何気ない一言に驚く
絵描きへの救い。静止的な絵画、動的なアニメーション
近年、絵が上手くないといけなかったり、上手いと思えばAIと疑われ気分が落ち込んだり、と。
10年前だったら争いの火の元にはあまりなかったであろう絵というものが、そうなってきてしまっている。
それによって生まれるいろんな派閥があるけれど、誰が描いたか、何を思って描いたか、に焦点をあてていたので、それによる各々の苦労(絵を描くということの苦労、労働力なので、これにAI生成は含まれない)も映し出された。
結局「うまいのが重要ではない。気持ちだよね。」というあるあるの教示ではあるが、でもだからこそ漫画やアニメーションでここまで長寿となった"ドラえもん"という作品に示されたからこそ、絵を描く人間にとって救いのある映画でもあったのではないだろうか。
この映画は史実、現存されている絵画を知るためのものではない。
絵画、絵を描くということをモチーフにしていたからこそ、絵画モチーフを取り入れたOPはアニメーションならではのもの。静止の絵画をうまく映像にして、ドラえもんたちのタッチも合わせているからこそ、見る人たちにとっても楽しく、知識欲がある人は「この絵は誰が描いたんだろう」と考えることへ繋げることもできる。
絵に興味がない人でも「あ!見たことある!」という有名絵画を取り入れてるOPのため、一定の客層も取り残されることはないと考える。
OP締めの芸術モチーフが漫画だったのも漫画原作のドラえもんらしく、またそれをアニメーションで表現するという、絵画から派生した芸術をわかりやすくうまく表現したのではないだろうか。(個人的に好きだったのはモネとゴッホ、歌川広重のシーン)
アニメーションやSEが豪華だったり、例年よりもひみつ道具をたくさん使っていることから動きを多く取り入れた映像になってた。
中でも、回転するタライ、流しそーめん、水、釣り、風鈴と言った、流動を表現するアニメーションがとても多くいのが個人的には良かった。
というのも、これによって静止と動的の差や違いが表現されるため、アニメーションの中の絵画が同化せず、それぞれ分断され別の芸術分野であることを認知することもできたと。
また、女の子の動きに力を入れてたとも思う。映画オリジナルキャラクターのコロコロ変わる表情にも愛らしさがあり、しかしながら例年のドラえもん映画に出てくる知識欲のある子供たち(映画キャラクター)ではなく、そこまでの知識欲がないキャラクターだったため、見たものを何故?ではなくすごい!と感動するだけの6歳らしい子供にもなっていた。
加えてアクティブなクレア、インドア(??.パッシブ?)なマイロの対比も、アニメーションと絵画同様、動的と静止的が表現されていた。
ただ、絵画考察等は特になく、希少価値を大にしていたため、絵画に対して違う思い入れがある人は見ててストレス溜まる可能性もあるのではないだろうか。
途中で出てくる敵(蚊みたいなやつ)は13世紀で流行した壊血病がモチーフか。ペストも考えたが、吸われる感じは違う気もする。
悪魔が道具を取り込んだとして、ドラえもんたちしかわからないはずの使用方法や効果を自分の力にして発動する能力を持っているのが謎だったが、記憶を辿ったら理解もできた気がする。
ただ、色を取り込む能力自体に関しては謎。何かモチーフになった悪魔がいるのか、調べ中。
時空を飛び交いすぎて本来なら回収されてたフラグも回収されてる感じはなかった(チャイとか), 。もう一回見たら理解できるかもだし、フラグ回収の取捨選択は考察を一任するからいいのかもしれない。
最後に回収された謎も一応あった。
ドラえもんという地盤があったからこそ、描けて楽しめた映画だったと思います。
良かった
スケッチ
毎年恒例のドラえもん映画。
今年は絵の中の世界へ出向くドラえもんたちにワクワクしていましたが、本編は最高の創作讃歌のような内容でずっとニコニコドキドキウルウルと感情が大変な事になるくらい面白かったです。
特典はまんがBOOKでした。
掴みやOPから「これは傑作の匂いがするぞ…!」と昂らせてくれて、色々な絵の世界で冒険してる皆が和気あいあいとしていて思わずニヤけてしまいますし、絵の世界での少女クレアの行動も面白く、楽しさが全面的に伝わってくるのが良きでした。
絵の世界から飛び出してきたクレアがちょこまか走り回ったり、工事現場でスレスレのスリルを味わっていたりとハラハラドキドキしながら笑わせてもらったり、ジャイアンの逞しさをマジマジと見せられたりとのび太たちと交流するまででもめっちゃ楽しいです。
今作はよりひみつ道具の活躍が目立っていて、それらが本当に面白いし、そんな使い方もできるんだ!と楽しい発見がたくさんあったのもとても良かったです。
全体的に創作に関するひみつ道具が多く登場しており、水加工用ふりかけとか本当に好きなひみつ道具なので建物が段々と出来上がって行ったり、イメージベレー帽で想像したものが具現化されたりと、こういうの欲しいんだよな〜ってのがバンバン出てきてくれるので心の中の少年が鼻息荒くしてスクリーンに釘付けでした。
どこでもドアが登場しなかったのは中々にレアでは?となりました。
ドラえもん映画としては終盤だけではなく、中盤から他の時系列と交差していくというのが面白かったです。
未来と現在と絵の世界がクロスしていくというのが面白さに拍車をかけていますし、複雑ではあるんだけど複雑に見せない演出もお見事で唸りっぱなしでした。
今作の敵・イゼールがとんでもないレベルの強さで、ドラえもんたちでもどうにかなるものなのか?となったのもゾワゾワさせられました。
そもそも巨大で破壊力抜群の攻撃力、弱点すらも克服していくとなると手がつけられん…一体どうするんだ?
と思っていましたが、そこへのアンサーがこれまた素敵でした。
のび太の描いた下手っぴなドラえもんが活きてくる後半はグッとくるものがありましたし、絵に込められた愛というものが世界を救う力になるってのも独自のSF(すこしふしぎな)を創り続けているからこそ良いなと思いました。
カクカク動きながら懸命にドラドラ〜って喋ってくれて、現実のドラえもんと一緒でひみつ道具と関係ないものを出しまくって慌てたり、ちょっと能力の抜けたひみつ道具をくれて手をフリフリしてくれる絵画ドラえもんがこれまたキュートで、これグッズにして販売してくれないかしら?ってなるくらいにはお気に入りです。
それに応えるのび太もしっかり決め切ってくれたりとで満足度が高すぎますし、その後のエピローグもじんわりとくるものがあったりとで胸いっぱいでした。
和多田さんは「ぼっち・ざ・ろっく!」のふたりちゃんでの幼女声がほんとにリアルで凄いな〜と思っていたので今作でもそのお声が発揮されていてクレアの魅力がマシマシになっていたと思います。
種崎さんはもう安心感というか安定感というかいてくれるだけでゆったり見てられる雰囲気にしてくれて真面目なマイロにどハマりでした。
久野さんはマスコットキャラが似合いすぎる…チャイの挙動やらなんやらがマッチしすぎてました。
サンドウィッチマンの2人は気づかないくらい溶け込んでいましたが、鈴鹿くんは1人だけ声がガビガビで浮いてはいました。これだけが惜しいところ。
作画レベルは年々ハイクオリティになっていっていますが、今作はアクションシーンに加え絵画の要素もあるのでカラフルさ全開で目が栄養摂取しまくりでした。
キャラクターの表情も豊かで嬉しいです。
来年は海へレッツラGO!
予告にサメが出てきてサメ映画マニアなもんですから今からとっても楽しみです。
ドラえもんにはこれまでも助けてもらったし、これからもたっくさんお世話になるんだろうな〜。
鑑賞日 3/8
鑑賞時間 18:25〜20:30
座席 Q-5
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