劇場公開日 2025年2月21日

「子供達のキラキラしている瞳が曇らないことを祈る」ノー・アザー・ランド 故郷は他にない ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5子供達のキラキラしている瞳が曇らないことを祈る

2025年3月10日
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悲しい

怖い

難しい

凄く重い内容だ。エンドロールを迎えても席を立つことに躊躇してしまうような気分だった。
上官に服従する軍人達は、小さな村で暮らす人々の「日常」を何度も何度も潰していく。消えてしまうまで何度も繰り返す。
彼ら軍人には慈悲や感情はないのだろうか。家や学校・井戸を潰し、村民達の存在をなかったものにしようと躍起になっている。狂気だ。
パレスチナ問題について、自分では理解できていない。理解しようと文献や資料に目を通したことはあるものの、深過ぎて解らないことが山積している。
だからこそ、「今」を観ることのできる本作品は非常に興味深いものだった。

ちゃ坊主