「民主主義と格差社会と幸福と・・・」お坊さまと鉄砲 梵天丸さんの映画レビュー(感想・評価)
民主主義と格差社会と幸福と・・・
2024年の大晦日の夕方にとても素敵な作品に出逢えました。
この年、最初に見た映画が『PERFECT DAYS』で、最後がこの『お坊さまと鉄砲』・・・。
全然タイプの違う作品ではあるものの、[幸福]についてヒントを与えてくれたという意味では共通項を見出せるところがあったかもしれません。
同監督の前作『ブータン 山の教室』を事前に見て惹き込まれたことがきっかけで、迷うことなく映画館に足を運びました。
選挙と鉄砲・・・?
(日本では一般的に考えられない)とても物騒なモノ(鉄砲)が出てきますが、「そっか・・・、こういう使われ方なのか・・・」と、共感しながら納得しちゃいます。
人間にとって[自己肯定感]と[他者貢献]、この両輪さえ回せるのであれば選挙も必要なく、戦争だって起こりえないのかもしれません。
道祖神のモチーフが出てくるシーンには思わず「フフッ・・・」と微笑んでしまいました。
人工的に作られた豊かさではないところに[幸福]が育まれるのでしょうね。
改めてそんなことを思わせてくれた作品です。
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