劇場公開日 2024年12月7日

どうすればよかったか?のレビュー・感想・評価

全203件中、161~180件目を表示

4.5籠の中の加護。

2025年1月2日
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鑑賞方法:映画館

前代未聞、これは世界一残酷なホームビデオだ。

親は娘を家に監禁したけど、息子もカメラの中に家族を監禁した。血は争えないなと感じる。

父親の言葉に、どうすればよかったか?の答えがある。
ヨソはヨソ、ウチはウチ。他人の内輪揉めなんか知ったこっちゃない、そうやって私達はいけしゃあしゃあと生きてきたのだ。

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や

4.0タイトルなし

2025年1月2日
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鑑賞方法:映画館

年末は席が取れず、今日も満席。
これを撮ってまとめた人たちの営みはすごいと思うけど、いつも正月。お姉さんとの関係は、母親によって閉ざされていたのだろう。
何もしなかった監督の印象があったけど、パンフを読んでると、それなりに、主治医に会おうとしたり、告知された姉孝行したりといったことが見えてくる。また、ラストで母が認めなかったんだと父は言うけれど、それは嘘だと監督がパンフで書いている。
最初の方のシーンで、統合失調症の家族の会話だなと思った。心が通い合っていない。本音が語り合われない。会話というのは恐ろしいものなのだ。

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Emiri

4.5よくまとめたな

2024年12月31日
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これは難しいですね。
当時を思えば、分裂病=犯罪者レベルの扱いでしたから。

最初は病院へ連れて行かないご両親に対して自分たちのエゴから連れて行かないだけだろうと思ったり、弟にもグダグダ言ってないで病院へ連れて行けよと思わなくもなかったのですが、冒頭にある通り当時の扱いを思えば、ご両親は分かっていても認めたくなく、認めないことにより病気ではない=娘は健常者と思いたかったのではないかと。一時の気の迷いだから、この先には今まで通り、優秀な娘に輝かしい未来があると思いたかったのだろう。もしも、病気と分かればお姉さんだけでなく、弟の将来にも傷がつく。分裂病の姉がいるところに嫁が来るはずがない。子供たちの未来が…とも思ったのではなかろうか。
ご両親お二人とも裕福な家庭なんだろうな。エゴと言えばそうかもだけど、私には確かに親の愛を感じました。

発症は、恐らく最初の大学受験に落ちたあたりから病気が進行していったのではなかろうか?
病院へ連れて行って適切な治療を受けていれば、医師という未来はなくても、また別の未来があったのにと思うと重く感じました。適切な薬を見つけてからのお姉さん、一気に年が進んだように感じました。
その後、彼女は何を思い考えていたのだろう?
思うことが沢山ありますが予測でしかない。

どうすればよかったのか?分からない…

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Oyster Boy

4.0価値観

2024年12月31日
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poron

3.0その問いは誰に向けられるのか?

2024年12月30日
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現実から目を背け続けた両親に?
ビデオを回すことで家族から距離を取る監督自身に?
20年もの長い時間の記録を観た観客に?

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DKawa

4.0ドウシヨウモナイ私

2024年12月30日
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鑑賞方法:映画館

「世間体」「外から見て立派な家庭」「家族親族の恥」「臭いものに蓋」「上流意識」「愛情の思い込み」「決めつけ」「価値観の押し付け」「コントロール親」「信念と狂気」「自己満足」「自己欺瞞」「ナルシスト」「毒親」「座敷牢」。色んな言葉が頭に浮かびまました。
藤野監督の舞台挨拶の日に行けたので、生の思いを聴けて良かったです。
どうすればよかったか?拘束して早々に精神病院に強制入院させれば良かったのでは?という意見もあったそうですが、「もし自分がそうされたら、激しく抵抗します」と語っていた監督の言葉は響きました。
よくぞ本作を世に出してくれました。貴重なドキュメントです。

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コウジ

3.5どうすればよかったか

2024年12月30日
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鑑賞方法:映画館

どうすればよかったか、そりゃとりあえず早々に他者を介入させればよかったとはおもうけれども、それだけじゃなく、もしそうできていたとしても、そこから先にも「どうすればよかったか」はきっとあって、それの正解のなさを思うととても苦しかった。
あんなにおおきくて立派なおうちなのに、中はあんなにも煮詰まってしまっているやるせなさよ。
彼女は彼女自身の人生を、どんなふうに感じていたのだろうか。

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kikisava

3.0家族を...

2024年12月30日
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難しい

1.自分の映画を出したいから家族を...
3.やはり親の気持ちは...特にお母さんは複雑だろう
4.家は木の城大雪だった
5.監督、めちゃくちゃ太っていた
6.お父さんめちゃくちゃ痩せていた
7.「すすきの首切断事件」を思い出した
8.お姉さん、長生きしてたら...
9.薬飲んだらあんなに良くなるのにびっくりした
10.今、お父さんどうしているのだろう?
11.お姉さん、薬飲んでから幸せそうだった
12.20年間なので、いくらでも編集で操作できる?
13.最後、棺桶に論文を入れていた。あれはお姉さんの名前が載っている論文?
14.騙されて300万取られた団体の論文?
15.監督はこれしか撮ってないのかなぁ?

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えびちゃん

4.0弟さんがカメラを回しながらお姉さんをどうにかしたいけど、両親ブロッ...

2024年12月30日
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鑑賞方法:映画館

弟さんがカメラを回しながらお姉さんをどうにかしたいけど、両親ブロックでどうにもできないという思いがもどかしかった。もっと精神科の敷居を低くできないかな

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blue

4.5答えはないが広く観られるべきだThere’s no definitive answer, but it deserves to be widely seen.

2024年12月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

観ながら、監督とは歳が近いかもしれない
と感じていた。
パンフを確認すると、監督は3つ上。

劇中の日付が、ある意味
自分にとって記憶が明確にあるわけで
それだけに、苦しくなってきた。

自分は両親とも既に鬼籍に入っている。

ただ話の通じなさは
既視感があった。

両親とも仕事では優秀であったと想像でき
故に頼られることが多かったのかなと。
だからこそ、
頼ることは苦手だったのかもしれないし
自力でなんとかしてきたんだろうなと。

そうすると、
自分たちでなんとかなる
なんとか出来るという
【思い込み】の元、
全てが手遅れになっていったんだろう。

研究という分野では
ご両親は、おそらく高く評価されたんだろうが
残念ながらそれは子育てには通用しなかった。

だから自分たちのフィールドである
研究で娘の栄誉をもたらそうとしたんだろうけど
それは流石に無理筋だった。

お姉さんは芸術系に進んだ方が良かったんだろうな
と外野から思ってしまった。

お姉さんが亡くなられた時、
父親が論文を棺に入れている様は
ある種、狂気に映ってしまった。

研究という仕事こそ、
向き不向きがあるし、
それに全てをベットするのは
狂気を孕んでないとできないだろう。

今の視点から、
ご両親の行動は理解できないかもしれないが
あの頃の世間体だとか、
精神を患った人へのイメージ、
ご両親の社会的地位等を鑑みると、
親類も口出しできなかっただろうし
口出しさせなかっただろうな
と想像出来る。

それはひょっとしたら今も変わっていないかも。

だからこそこの映画が公開され
広く観られることの意義は果てしなく大きい。

藤野監督を始め
編集の浅野さん
動画工房ぞうしまの皆さんお疲れ様でした。

As I watched, I felt that the director might be close to my age.
When I checked the pamphlet, I found out the director is three years older than me.

The date in the film had a certain significance for me,
as I have clear memories of that time,
which made it all the more painful to watch.

Both my parents have already passed away.

Still, the incomprehensibility of communication felt strangely familiar.

I imagine that both of my parents were highly competent in their respective fields,
which might explain why so many people relied on them.
Because of that, perhaps they struggled with relying on others themselves,
and simply figured things out on their own.

This led them to a certain belief:
that they could handle everything,
that they could fix anything.
But because of this belief,
everything gradually spiraled beyond their control.

In the realm of research,
I assume my parents were highly respected.
But unfortunately, that excellence didn’t translate to parenting skills.

That’s likely why they tried to bring their daughter honor
within their own field of research.
But that was, frankly, a hopeless endeavor.

I couldn’t help but think
her older sister might have been better suited for an artistic path.

When the older sister passed away,
the sight of their father placing a thesis in her coffin
came across as a kind of madness.

In the field of research,
some people simply aren’t suited for it.
To bet everything on it
requires a kind of madness in itself.

From today’s perspective,
their parents’ actions might seem incomprehensible.
But if you consider the societal pressures of that time,
the stigma surrounding mental illness,
and their parents’ social status,
it’s easy to imagine that relatives either couldn’t intervene
or were prevented from doing so.

Perhaps even now, things haven’t changed much.

This is precisely why this film’s release
and its potential for widespread viewing
is of immense significance.

To Director Fujino,
Editor Asano,
and all the staff at Douga Koubou Zoujima—thank you for your efforts.

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新米エヴァンゲリスト

4.0突然に淀んでいく日々の中で

2024年12月29日
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泣ける

難しい

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木下芙蓉

4.0幸福とは?

2024年12月29日
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naichin

3.0ドキュメンタリーとフィクションの融合

2024年12月29日
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両親が頑固で頑なに治療を受けさせず、人生を棒に振った姉の物語。画面は完全なドキュメンタリーのようだが、フィクションの部分が散りばめられている。事実ならおかしなところがちらほらあるが、そこはフィクション(脚色)なのだろう。
基本的には弟(監督)なら、どうすればよかったかというと、姉のことを思うなら両親を説得しようとせず姉を自ら受診させればよかった。ほとんど犯罪者のような父だが、映像を記録させているので本人は悪いとは思っていなかったのだろう。また、姉は医学科在学中に発症して奇行を起こして錯乱しても一切治療は受けていないので、卒業どころか進級もできるはずがないのに、卒業できたという設定。さらに悪化してもうろくに意思疎通もできなくなった後、両親が娘の希望を聞く交換条件で医師国試を受けようとする。もちろん、受かるわけはないが、そもそも医師国試を受けるためには精神機能に障害なしという医師の診断書が必要。治療せず10-20年も放置してろくに意思疎通もできない者に、異常なしの診断書を書く医者などいるはずもないので、試験以前の問題である。肺がんの末期を診断されてから、闘病もせずに長生きしているのも不思議である

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nats

4.5言葉にならない余韻を残す家族の物語

2024年12月29日
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銀座の映画館で1日1回だけの上映。地味な作品のロードショー3週目にもかかわらず、超満員。これだけの観客を集めるのは、この映画が多くの人々の関心を引き、共感や問いを呼び起こしている証拠だろう。

冒頭、録音された音声だけで始まる家族のケンカが観客の好奇心をかき立て、「一体何が起きたのか」「この家族に何があるのか」を追いかける展開へと誘う。
やがて提示されるのは、優しく優秀だった姉の、精神の病の発症から18年後。映像制作を学び始めた監督が、家族の記録をカメラに残し始める物語。この出発点が家族間の問題の解像度を高めるきっかけとなる。

映画を通じて描かれる両親、とりわけ父親の態度は謎だ。
姉が精神的なバランスを崩した発症直後、両親は一度は救急車を呼び、精神科医に診せている。しかし、その後、医療的な介入を避け続ける。その背景には何があったのか?
監督もこれを後に両親に問いかけるが、明確な答えは得られない。

優秀で子供の頃は「天使のようだった」姉が、望む進路への道を歩み始めたところで精神を病むという落差は、深い痛みを与える。
彼女がその後も家族と共に暮らす。時折見せる爆発的な感情は、何か抑えられた後悔や怒りを想起させる。
ただ、それを「思い通りの人生を歩めなかった後悔」と読み取るのは、勝手な推測だ。病の症状だと考えるべきなのだろう。ただそう割り切れない感情が渦巻くのが本作なのだ。

監督自身はカメラを回すことで、感情的な巻き込まれから距離を置き、冷静さを保てたようにみえる。この冷静さが、家族の話を引き出す手助けとなり、記録を続けるエネルギーとなったようだ。

「どうすればよかったか?」この問いは、観客への問いとして提示される。監督自身も何度も自問自答した言葉のはずだ。「あなたならどうすればよかったと思いますか?」と問うこの映画は、答えを提示するのではなく、問いを共有することで観客自身の中に家族や人生についての考察を促す。

終盤で監督が老いた父に正面から「どうすればよかったと思っているのか?」を問うシーンは、観客に強い衝撃と余韻を残す。
長い年月を経て初めてこの問いを正面から投げかけた監督の姿勢に、彼自身の「これしかなかった」という諦めにも似た思いがにじむ。
同時に、父の答えが「別の可能性はなかったのではないか」という別の疑問を生み、それが観客の中に強い印象を残す。

60年以上にわたる家族の歴史を通じて、この映画は「人生の儚さ」と「選択の難しさ」を深く考えさせられる作品だった。
答えが出ないからこそ、この映画は観客にとって普遍的で心に残る体験となるのだろう。

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nonta

3.5めちゃめちゃ色んなことを考えさせられた作品

2024年12月29日
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ひでちゃぴん

3.5父と母の選択は間違えたかもしれないが、しかしそれを弟が咎めることは...

2024年12月28日
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父と母の選択は間違えたかもしれないが、しかしそれを弟が咎めることは果たしてできるのか、あなたも姉の現状から背けていると思うから。少なくとも自分はこの親から愛は感じた。だが弟からはあまり愛を感じてこず、むしろ映画監督としてのスケベ心みたいなところが見えてしまったからだ。

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ニッシー

3.5お姉ちゃんの人生はなんだったのか

2024年12月27日
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jollyjoker

3.5ホントに…

2024年12月26日
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これは苦しい。家族だから撮れたわけだけど、家族だから苦しい。家族だから聞けたけど、家族だから「どうすればよかったか?」の思いが止まらないだろう…
母親の頑なな思いも聞き取り、精神科に連れて行くことの実際的な効果も分かり、父親の責任転嫁も目の当たりにし、失われた25年を思う…
回復してからのお姉さんのピースサインが微笑みと涙を誘う…
ホントに、どうすればよかったのか…?

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ぱんちょ

4.5お姉ちゃん、これから何がしたい?

2024年12月25日
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観てから一週間以上感想がまとまらず今に至る。なぜなら、言語化する感想すべてが、この作品からくらったものより、浅く陳腐なものに思えたからだ。

話はできても対話にならない親。
家族という呪術。
世間の目、その世間のひとりである自分。
弟の苦しんだ時間。
子離れの難しさ。
医療のすばらしさ。

おきている出来事から感じる心のザラザラは、すべてを弟の愛でくるまれた映像により苛立ちへは変わらず、苦しさと悩ましさに変化していく作品。

20年にもわたる撮影期間が産む、映像の変化、フッテージ。映像作品としての魅力も多分にある。

これは、観ないとわからない。
観ればとんでない作品であることはわかる。
また、整理ができればレビューを更新しようと思う

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さいてょ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2024年12月25日
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りゃんひさ