「統合失調症を知る」どうすればよかったか? タエコンさんの映画レビュー(感想・評価)
統合失調症を知る
クリックして本文を読む
鑑賞後に監督と編集の舞台挨拶という贅沢をしました。
来場者の質問にとても真摯に優しい言葉で答えるお二人でした。辛い体験をなさった方の優しい言葉でした。
どんな気持ちでカメラを回していたか、の質問はなかったので監督が最後に語り始めました。
姉の症状がとんでもなくつらく、病院にも連れて行くことも親にはばかれ、どうすればよかったか!
自らも衝動を起こさないために、カメラを回す事で自分をやっと保つ事が出来たのだと、症状の説明をする時など何かの役に立つかもしれないと記録を始めたと
そのような事を話されていました。
もし、私がこの家族の一員ならどうしたでしょう。
隠したがる親の心は正直なところわかりませんでした。
プライドだけでしょうか、認めたくない気持ちでしょうか。
そして統合失調症という病が、ホラーでもなく、
薬で良くなる可能性がある事を知りました。恥ずかしながら、それまでは原因不明の精神疾患としか認識しておりませんでした。いや、病名さえもあまり知りませんでした。今も何もわかっていません。映画を観ただけです。
このドキュメンタリーを多くの人が知る事で病が改善する人が増えると思いました。テレビでも放送するべきだし学校の授業でも取り入れて欲しいです。
コメントする