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障碍者との向き合い方とは
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脳性麻痺を患うも、高い知能指数を誇る20歳のリウ・チュンフーが教員を養成する師範大学を受験しようとするが、あまり外の世界に出したくない実母に反対され…
障碍者を扱った作品は数あれど、本作のポイントはチュンフー自身が自分が社会的弱者である事を自覚しているという点。母親がなぜ自分と距離を置いているかも理解できるし、学費を稼ぐ為にバイトしているカフェが自分を雇っている真意も認識できる。知能指数が高いからこそ社会を知っている。ここに本作の残酷さがある。
一方で、積極的にチュンフーを外と関わらせようとする祖母。傍から見ればありがた迷惑な行為かもしれないが、彼女は孫を“普通の人”として扱いたいという思いがある。チュンフーもそうなりたくて同世代の女の子と恋愛したい。が…
社会は障碍者にどれだけ寄り添っているのか。それは本心で行っているのか、それとも見せかけだけなのか?そんな痛いところを突いている点も見逃せない。
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