ドント・ムーブのレビュー・感想・評価
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ラストの想像はつくけれど緊迫感のある演出
あらすじは何となく想像できるが、ずっと良い緊迫感を持って見てられる映画だった。
自死を考えているからと言って、他人に生殺与奪の権を許したわけではない。
弛緩剤のアイデア一本勝負
弛緩剤のアイデア一本勝負、この手法は見たことないから斬新。身体の自由が効かず常に不利な状況で、どうピンチを切り抜けるのかハラハラした。
アイデアは奇抜だがストーリーはシンプルで主人公の成長が分かりやすいので見やすい。息子を亡くし悲しみに暮れる主人公が、犯人に襲われ死に直面して生きる希望を見出す話。
主人公からしたら犯人は自殺を阻止してくれた上に生きる喜びを与えてくれた命の恩人。自分の命を救ってくれた相手が敵対者になるって構図はレアなので面白い。
ただ、結局犯人の動機がよく分からなかったのが気になる。自殺を救ってもう1回殺そうとするって何考えたんだろう。なかなかにサイコパスに思える。
船での死闘後、主人公が瀕死の犯人に向かって放った「ありがとう」はまさにその通り。トドメを刺さなかったのも多少の感謝を感じてるからなのか。まあ、あの傷じゃ重症だしどの道助からんだろうけど...。
犯人のユルさがリアルなのかな?
子供を山の中の崖で不注意により亡くしてしまった美人ママ(TWICEのミナ、もしくは水原希子に似てる)が後追い自殺しようと携帯をパパがまだグースカ寝てる家に置いたまま崖に出動。
たまたま居合わせたリチャード(仮名)に話しかけられて、身投げをやめて下山するものの嵌められて筋弛緩剤を打たれてしまう。で、逃げながらも体は硬直していく。
最初のおじいちゃん、そっこうで殺されちゃってかわいそう。次に助けてくれそうな警官も殺されて、アンドリュー(本名)行動力アリアリやん。
最後の最後に、なんで美人ちゃんを生きたままボートに乗せたの?しかも手しか縛らず…甘々すぎる。
で、なんでアンドリューは首に長いナイフ貫通して(しかも自力で抜いた!!)体に2発も銃発当たって湖に落ちたのに岸に泳ぎついたの…?普通水に浸かってたら普通の状態よりも血の流出量が増えて失血死するでしょ。
元気すぎる。
という、最後はアラが多すぎたけど、1時間半の作品時間の中でまだ20分だからあとの展開は…と台本を予想しながら観る感じの作品だった。
平均点未満
作品の出来は平均点未満だと感じる。
この映画の中心は薬により身動きが取れなくなった状態の恐怖なのだが、いまひとつそれが表現し切れていない。
サスペンス的要素は少なく、途中からは見たままの恐怖しか存在しないのだが、撮影技術の問題か脚本の問題か理由は判然としないが十分に表現されていない。
強くない…
筋弛緩剤を打って手足を縛り、これまでも犯行を重ねてきたことを匂わせるなど用意周到で慣れてるアンドリューだが、ジジイに叩きのめされたり、もたついたり、意外と強くないのが、そこまで恐怖感を感じない。結局こいつは何をしたかったのだろうか。ラスト動けるようになってきたのは薬が切れてきたからなのか、そもそも筋弛緩剤はそういうものなのか、疑問に思った。
おじい
助けてくれたおじい、死んじゃうと思ったけど、やっぱ死んじゃってかわいそうだった。おじいの割に強かったけど…
男は最後、あんだけぶっ刺されて撃たれても泳げるってすごいな。死なずに子どもに軽蔑されて生きてほしかったけど。
主人公が死のうとしてた女だったので、あんまり頑張れの気持ちが湧かなかった。子どもが死んだら自分も死にたい気持ちは分かるけど、その設定必要だったんかな?死にたい人が必死に生きようとする矛盾的なこと?死ぬのは良いけどこいつに殺されたくない的なこと?
第三者とのやり取りが良かった!!
女性を拷問するシーン等は無いですが、サイコ野郎と第三者の男性とのやり取りは。息が詰まる感じで良かったです。家族と電話するシーン、主人公が男を諭そうとするシーンも良かったですが、ラストは、盛り上がらず普通でした。
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