「弛緩剤のアイデア一本勝負」ドント・ムーブ かちかち映画速報さんの映画レビュー(感想・評価)
弛緩剤のアイデア一本勝負
クリックして本文を読む
弛緩剤のアイデア一本勝負、この手法は見たことないから斬新。身体の自由が効かず常に不利な状況で、どうピンチを切り抜けるのかハラハラした。
アイデアは奇抜だがストーリーはシンプルで主人公の成長が分かりやすいので見やすい。息子を亡くし悲しみに暮れる主人公が、犯人に襲われ死に直面して生きる希望を見出す話。
主人公からしたら犯人は自殺を阻止してくれた上に生きる喜びを与えてくれた命の恩人。自分の命を救ってくれた相手が敵対者になるって構図はレアなので面白い。
ただ、結局犯人の動機がよく分からなかったのが気になる。自殺を救ってもう1回殺そうとするって何考えたんだろう。なかなかにサイコパスに思える。
船での死闘後、主人公が瀕死の犯人に向かって放った「ありがとう」はまさにその通り。トドメを刺さなかったのも多少の感謝を感じてるからなのか。まあ、あの傷じゃ重症だしどの道助からんだろうけど...。
コメントする