THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIEのレビュー・感想・評価
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贅沢な「抜き」映画
豪華な俳優陣、音楽、映像、画面づくりはとても素晴らしい。そこから脚本を抜くとどうなるのかという実験作品。
万人におすすめどころか劇場公開して御銭を求めてはいけない作品。
オシャレな蕎麦屋で天ぬきで一杯やり、締めのそば頼んだら、「すいませんね〜、今日はそば粉を切らしていてそばが出せないんですよね」と言われた感じ。
こういうの好きな人は決して誰かを誘って観に行ってはいけない。自分だけで楽しみましょう。連れて行かれた人が気の毒
昔のアイドル映画ってアイドル出すことが目的で、中身は関係ないと、そんな感じ。
オダギリジョーよ、いつ本気出すのだ。ちゃんと作りなさいよ。こういうのは嫌いだ。時間がもったいない。
グロンギ出てたよね?
妄想の様な作品だったので、こちらも妄想で。
「深津絵里さん」を撮りかったのね、と言うのが1番の印象。
オダギリさんはメジャー作品、エンタメ色の強い物とは距離を置きたいとよく語っている。そのどちらにも属するような朝ドラ、「カムカムエヴリバディ」に出演したのは、深津さんと共演が出来るのならと言う理由だったそうだ。
そして、きっと得たものが大きかったんだろう。その想いがオダギリさんの心象風景を通して、やや歪められてこの映画のほとんどを形創っている。
物語の中で何度も出現する「どこでもドア」。本家のドアと違うのは行きたい場所へ行けるわけではないという所。
選択に出合い、何かと出会う。本当は行きたくない扉の先に、実は素敵な事が待ってるかもしれない。
鹿賀丈史さんと吉岡里帆さんのシーンをはじめ、社会風刺もちりばめられている。尊重とかそういったメッセージかな。さすがに共感出来ない部分もあったが大した問題じゃない。
何とまぁ、こんなコラージュの様な映像とストーリーを1本にまとめる上げるとは…。
本当は「気絶」や、オリバーと青葉君、ルドルフとコニシさん、溝口氏の関係の妄想も語りたいけれど、卑弥呼の伝説より長くなりそうなのでやめておこう。
テレビシリーズを見てない方は置き去り状態だろうし、見て好きになったファンは肩透かしを喰らうかも。
オリバーよりむしろカムカム好きの方にオオスメかな。深津さんがキャバレーで歌うシーンは「るい」を思い起こさせるし、海のシーン、トランペットというアイテムも出て来るしね。
あと一瞬だったから自信ないけれど、ラストのキャバレーのシーン、グロンギのお二人出てたよね⁉
題名を一度では覚えられない,オダギリ・ジョーの映画
『国宝』や『宝島』のように,題名を一度では覚えられない,オダギリ・ジョーの映画です.
とにかく,のっけから深津絵里の歌で始まり,歩く姿も美しい深津絵里の魅力満載で, 恋川春町の『黄表紙』にも通じるナンセンスさが,一連のオダギリ・ジョー作品の魅力です.ストーリーや論理性,何を訴えたいのかは考えずに観るに限ります.
池松壮亮,麻生久美子,本田翼,岡山天音(そう言えば,『べらぼう』で恋川春町を演じていたっけ)という警察犬係の仲間のほか,錚々たる俳優陣が出演しています.これをみても,オダギリ・ジョーが人間的にきわめて魅力的な人であることがわかります.
どうやら羽衣弥生には,コニシさん(佐藤浩市)がルドルフに見えているらしいので,次回作も深津絵里の出演は間違いなしと思います.
それにしてもなんで,たこ焼きなんだろう?
タイトルなし(ネタバレ)
面白そうだと思ったから観に行ったんですよ。
「大多数がいいとっていうものだけがいいわけないだろう」ってかんじでw
オダギリジョーも好きだし、才能あるし、面白いのかなって。
でもさすがにコレは……。
小ネタでは笑ったりしましたよ。
特に麻生久美子のコメディエンヌっぷりはまさに天才のそれ!
だけどさー……
なぜオリバー中心のお話にしなかったのか。
途中からのシュールな展開は、つまさなすぎて睡魔に襲われる始末…。
大筋がちゃんとあって、小ネタで遊び倒す!
そんなのがよかったなーーーーと。
もう途中からオリバー関係ないし。
これはいったい何を見せられてるのか??
となりました。。。。
私はなんでこの映画をチョイスする
警察犬係に見える警察犬はしようもないおっさんオダギリ
行方不明となったカリスマボランティア佐藤浩市!を探索するも、
話は女装に目覚めるお父さんやら、
小さい男を助けて扉を抜け、たこ焼きひしめく世界に迷い込む男に移り行く
どうでもいいながら女優陣も豪華で楽しく拝見していたが、キャバレーの大団円は映画をつまらなく閉じた
深津絵里の可愛さ
ドラマがとても面白く
映画楽しみにしてました!
私の大好きな深津絵里さん
カムカム以来のオダギリジョー共演
オダギリジョー監督らしい展開
チャプターの感じはラースフォントリアー的
まさかのインド映画ぶっ込んでくる感じめっちゃウケました!笑
最後の締めは古畑任三郎?笑うセールスマン?世にも奇妙な物語的な?
複雑すぎるが
深津絵里さんの可愛さがダントツの映画!
ハードル上げちゃったせい
ドラマは大好きで、同じようにずっと笑っていられるかと期待し過ぎたせいかな。
ドラマとは別物だったこともあり、最初は結構笑えたのだけど、途中からあまり笑えず。
オダギリジョーが大物俳優陣に忖度したせいなのかなぁ。
オリバーの出番が少なく、何なら本物シェパード犬も途中から姿を消してしまった。
今回は途中からオリバー以外でストーリーは展開。
鹿賀さんのカミングアウトも正直どうでもよかったなぁ…。
詰め込み過ぎか?
単純にオリバーと指導手メインでよかったのに、と思ってしまった。
テレビより独特な世界観…
テレビドラマを観てたのでどんな映画なのか気になって鑑賞!
狭間県警鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平。
一平の相棒は、数々の難事件を解決に導いた伝説の警察犬・ルドルフの子供であるオリバー。しかし、一平には、どういうわけか、オリバーが口が悪くやる気がない、女好きで慢性鼻炎の着ぐるみのおじさんに見えている。
ある日、一平や鑑識課メンバーの前に、隣の如月県のカリスマハンドラー・羽衣弥生がやってきた。如月県でスーパーボランティアのコニシさんが行方不明になったため、一平とオリバーに捜査協力を求めてきたのだった。
「コニシさんが海に消えていくのを見た」という目撃情報を基に、コニシさんのリヤカーが残されていた海辺のホテルに向かった一平とオリバー、羽衣だったが…
というのがあらすじ!
ドラマを観ていたので映画化されると聞き気になって鑑賞しましたが独特な世界観が増してましたね…
テレビより独特すぎて自分には難しかったです笑
映画では出演者も増えてなかなか豪華になってました!
ホームページとかあらすじを見てなかったので小さいおじさんがまさかの髙嶋さんでびっくりでした!笑
その小さいおじさんのお礼がたこ焼きでさらに驚き…笑
いろいろな場面が繋がっていったときはなるほどねと思いました
海に道ができて扉が出てきたりたこ焼きがなぜか流行ってる世界だったりテレビより独特すぎて個人的には難しかった…
でも笑える場面も面白かったです😊
面白い映画をありがとうございました!
どこでも**w
申し訳ないがオダギリジョーの世界観だけで2時間起きていられなかった。
TVバージョンでもちょっとな・・・。と思っていたのだが
映画版なんだからきっと何かストーリーとかあるのかと期待して見に行ったが・・・。
唯一オリバーのいやらしいところとか、インド映画風のところだけで☆2でしょうか?
チャプター4.5の記憶がないです。
イケメン、ダンディ、イケジョに艷女が真剣にバカやってる
麻生久美子さん、深津絵里さんは、相変わらずお美しいし、
相変わらずオダギリジョーはカッコイイし。
はぁ、やんなっちゃう🤣😆🤣
奇想天外でシュールでアンニュイでメランコリック。
(ムズカシぃ横文字言いたいだけぇ~😆)
時効警察や熱海の捜査官が好きな人にはササルかも。
やりたい放題?
NHKのドラマシリーズは見ておりません。
なので、ドラマのシーン切り取り?やドラマの面子が出てきてなにか小ネタをやっているっぽいシーンもあったけど、意味分からず。
青葉(青葉一平)とオリバー(オダギリ)を軸に一騒動、という展開かと思いきや、途中からメインキャストが入れ替わるオムニバス形式に。
天才ハンドラー羽衣(深津絵里)と元ハンドラー溝口(永瀬正敏)、コニシさん(佐藤浩市)の関係性が主軸なのかな。私の理解では、コニシさんはオリバーの父、ルドルフと合体しています(自暴自棄になって森の中で雷に打たれたときに。そして、その嗅覚で数々の行方不明者を見つけ出したのだろう)。で、溝口と再開すると嬉しくて失禁すると。
しかし、異世界に繋がる「ドア」が何かテーマらしきものとして描かれているけど、全体的にストーリーはあってないようなもので、全般的にシュール。これでもかと出てくる(お友達?)俳優陣は、バカやってくれ!というお願いをされて、「承った!」といって出たんじゃないかな。
主題歌と劇中歌のEGO-WRAPPIN'は昔よく聞いていたので懐かしかった。「色彩のブルース」は名曲だなー (終わり)
デジャヴな香りブルース。
伝説の警察犬ルドルフの子供オリバーがオジサンに見えちゃうバディの鑑識課警察犬ハンドラー青葉一平に起こる話。
失踪者を次々と探してきたコニシさんが行方不明になり…ザッハトルテ沖の海に消えて行ったという目撃情報のもと、その海へと向かう一平達だったが…。
劇場向かう前に本サイトの全体評価見たら低すぎて…行くだけ無駄?!何て思ったら個人的にはツボすぎた!
オダギリジョーさんの頭の中、やりたい事が詰まった様な作品…序盤のオリバーについてのインタビューされる一平…いきなりカット!髪型崩れてます「湿気で…。」ここからツボすぎて、深津絵里さん演じた羽衣さんって名前もツボすぎて羽衣さんって名前が出るたび笑い転げそうでした!あと突然やりだした漆原さんの歌舞伎も!
終盤入った辺りのたこ焼きの件、世界観はちょっと眠くなったけれど、それ以外はツボで面白かった。
最後に驚き…
TV放送から観ていたので、映画化と聞いた時はすっごく期待してましたが、一寸オダギリワールドには着いて行けなく油断していたら最後の方で今年25周年で展示会も開催している、あの特撮の人間態の方が一瞬映った様な、またエンドロールにそのプロデューサーの方の名前が有った様な(違っていたら御免なさい)感じがしたのでそこが凄く気になりました…
クリアにならない世界を、自分の頭でクリアする楽しみ
銃声や音に対する反応が印象的だった。
深津絵里は音で気絶するはずなのに気絶しない。
一方、シンガーは銃声を受けてもびくともしない。
「同じだけど同じじゃない」──この反復に、映画全体の仕掛けを感じさせられる。
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物語の始まりではオダジョーが「人間」として撃たれ、ラストでは池松くんが撃たれる。
繰り返される構造なのに結末は微妙に違う。
まるでどこかのルートが変わったことで、別の可能性に分岐したように思えた。
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お父さんの女装目覚めは「本世界」の出来事として描かれる。
魚、海、のどぐろ──「雄性先熟」という言葉が頭をよぎる。
世界はひとつではなく、海の中と地上を行き来するように、境界が曖昧にゆらいでいる。
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タコ焼き、小さいおじさん。
見えないだけで、いろんな世界とつながっている感覚。
もしかして、私たちのいる場所も2人がいたグツグツしていた「タコ焼きの中」なのかもしれない。
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小西さんのエピソードも忘れられない。
ボランティアの前はただのサラリーマン。
自殺しようとした瞬間、雷に打たれ、オリバーとフュージョン。
そこから「スーパーボランティア」へと変貌するくだりは、ありえないのに妙に説得力があった。
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そして驚いたのは、『クウガ』のグロンギ役だった俳優さんの出演。
思わず「えぐ!!!」と声が出た。
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インド映画のように突然踊り出すシーンもあり、意味がわからなさすぎて最高。
時効警察だって、熱海の捜査官だってそうだったじゃないか。熱海の捜査官は神話を極めたら理解できた。今回もこちらの知識量と繋げられるかの問題。
「わからないからつまらない」ではなく、「わからないからこそ好きになれる」映画だった。
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観終わった後に「クリアにならない」と言う人もいるけれど、
この作品は「自分の頭でクリアにする」映画だと思う。
もし誰もが同じ感想を持ってしまう作品だったら、こんなに面白くはならない。
まるでアート!感性を刺激される映画
久々に刺激的な邦画作品に出会いました。
それの刺激はどこか、アート鑑賞中に生じる独特な感覚と近いものがあり、私にとっては良質な栄養を摂取したような気持ちです。
これから観る方にお伝えしますが、先行情報(特に設定解説)でコメディの要素が強いので、オダギリジョーが着ぐるみを着て演じる奇抜で分かりやすいコメディ映画だと思って観ると怪我をしますよ!
私も開始までその考えでいましたが、冒頭シーンでその考えは手放し、それが正解でした。
【追記】
映画館にて2度目の鑑賞をしてきました。
たこ焼き、腐ったお菓子、銃声と倒れ込む人、それぞれの時空で現れる印象的なモチーフとトリガー、パラレルワールドを行き来した末に果に辿り着いた振り出しの世界、でもそれは本当に始めと同じ時空なのか。
明らかな異世界はすぐ分かる。では、これまでの日常と同じような顔をした異世界で人はいつ気がつく?今の日常は本当の世界?そもそも本当の世界とは?
珍妙な掛け合いのコメディからシュルレアリスムのような世界観、それを音楽の妙とともに映画という枠の中で表現しようとしたオダギリジョーにアッパレ。
これは『ない』よオダジョー………。
うん。
ドラマ版はミステリーな要素がありつつエヴァみたいにぶん投げられてる感もあってそのバランス感覚が面白かった。
特に占い師が実は神々廻に催眠術にかけられた人が見てたイメージだったんだ〜とか分かるようなシーズン2の3エピソードはとても面白かった。
最後に神々廻がオダジョーになる所とかもね。
今回のはそのバランス感覚が完全に破綻してる。
あと50分足りなかったんじゃないの?
それかたこ焼きのシーンをとか『え?』とか『カッ!』の掛け合いのシーンとか、もう少し減らそうよ。
あそこ長過ぎて気が狂うかと思った。
Chapter毎の長さもめちゃくちゃバラバラ過ぎるしさ。
これで続き(というかオリバーの犬の作品群?でいいのかな?)なかったら怒るよホント。
この出来で最初の三日(金土日)で見て欲しいっていうのはちょっとイカンよ。
あと多分ドラマ版オリバー見てない人が見に来ても大丈夫とか言ってたけど絶対わからんよこれ。
オダギリさんのセンスを詰め合わせた不条理劇
ドラマ未鑑賞です。
俳優陣が豪華。そして熱演。
映画館で声に出したかったこと。
深津さんお美しい。音楽はEGO-WRAPPINか、エモい、いい雰囲気。浩市さんも加賀さんも、いいのかその役で(好き)。インド映画にリスペクト? アメリカンダイナーは好きだ。「Shall we dance?」「Oui. 」の英仏会話は笑うところだね。キーワードは「ポータル」か。
ばらばらかと思ってたシーンがつながってきても相当シュールだけど。なんか楽しかったです。
むう、コレは!知っているのか?雷電。
ケイゾク劇場版かビューティフルドリーマーか?それとも海辺へ行く道か。全部観てた訳じゃないけど、まぁTVもこんな感じだったし。
多分NHKの他のソースからも持って来てるんだろうな、自販機街とか。サイコアナルシスは民放のドラマだろ!
オダギリワールド全開の異世界奇譚ものだった
ドラマと全然別物すぎる、びっくりした。
NHKがまあこんなぶっ飛んだドラマを作るなんてなあ…と思っていたが、映画は映画でぶっ飛んでいるけれど、全く方向性が違った。映画から観ても問題無さそう。
正直よくわからなかった…が、筋とかわかりやすさとか考えてしまうこと自体がナンセンスと、オダギリ監督には言われている気がした。
個人的にはシュールさ脈略のなさがシュルレアリスムやダダイズムぽいのに、めちゃ知ってる俳優さんが次々出てくる変な夢みたいで脳がバグったw
「世の中には、不思議があふれています」というオリバーの台詞を象徴するあの赤い扉の佇まいや、特にその扉と対峙する(キャバレーの別世界の)羽衣弥生があまりにもこの世のものでない感じで美しすぎて、画としてはマグリットみたいだなとも感じた。
…きっとみんなで見る異床同夢の悪夢だったのかも?
個人的には麻生久美子さんのファンなので、キャバレーのシーンの入りが、彼女の長い髪を下から舐めるようにカメラで捉えた撮り方だったところ、
また、ラストで横顔に返り血を浴びせたところ(文面で書くとヤバいですがめちゃくちゃ綺麗です)、
両者ともある種フェティッシュな表現ではあるけれど、オダギリ監督の美学なのかなと思ったりして。私は大好きなシーンです。(オダギリあそーコンビ最高すぎるのでずっと協働してください…!)
とりあえず深津絵里さんとEGO-WRAPPIN'のファンの方は観たほうが良い。
『色彩のブルース』の原曲からのアレンジと生演奏、そしてよっちゃんの歌声とはまた違った甘やかさを含んだ深津さんの歌声、素晴らしかったです。
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