「まるでアート!感性を刺激される映画」THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE 帰ってきた映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
まるでアート!感性を刺激される映画
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久々に刺激的な邦画作品に出会いました。
それの刺激はどこか、アート鑑賞中に生じる独特な感覚と近いものがあり、私にとっては良質な栄養を摂取したような気持ちです。
これから観る方にお伝えしますが、先行情報(特に設定解説)でコメディの要素が強いので、オダギリジョーが着ぐるみを着て演じる奇抜で分かりやすいコメディ映画だと思って観ると怪我をしますよ!
私も開始までその考えでいましたが、冒頭シーンでその考えは手放し、それが正解でした。
【追記】
映画館にて2度目の鑑賞をしてきました。
たこ焼き、腐ったお菓子、銃声と倒れ込む人、それぞれの時空で現れる印象的なモチーフとトリガー、パラレルワールドを行き来した末に果に辿り着いた振り出しの世界、でもそれは本当に始めと同じ時空なのか。
明らかな異世界はすぐ分かる。では、これまでの日常と同じような顔をした異世界で人はいつ気がつく?今の日常は本当の世界?そもそも本当の世界とは?
珍妙な掛け合いのコメディからシュルレアリスムのような世界観、それを音楽の妙とともに映画という枠の中で表現しようとしたオダギリジョーにアッパレ。
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