「残された者の日常」春をかさねて　はいどおさんの映画レビュー（感想・評価）

東日本大震災後の石巻を舞台にした作品。
震災により「亡くなった人」「残された人」に分断され、後者はマスコミやボランティアなど「その他の人」に影響されながら変わってしまった日常を生き、「生き残った自分はどうあるべきか」悩む。
しかし結局、亡くなった人の代わりは出来ない・出来る事は自分らしく生きるだけなのだ。この作品からそんなメッセージを感じた。
弟を突然亡くしてる経験ある自分は言いたい事に共感を覚えた。また昨年石巻を訪れてた事もあり作品が身近に思えた。
楽しいストーリーではないが、観たら救われる人いるんじゃないかな。