「監督も観客も自称アーティスト」海辺へ行く道 きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
監督も観客も自称アーティスト
9月のファーストデー1本目。
偉そうな目線でレビューを書いても、撮った者と撮らなかった者の間にはとてつもなく深くて埋めらない永遠の溝がある。
そういう意味ではアートへの向き合い方における大人の狡さと子供の純粋さの対比がとても興味深かったし、何より自分の面白いだけを信じて作品作りに没頭する先輩に横浜聡子監督の姿を投影してみたり。
とにかく役者さんが豪華なのに、結局美術部と新聞部と演劇部の子供たちが一番印象的なのも良いし、誰でも何でも好きに表現したら良いんだよ、みたいな視点から自分も何かに囚われてるなと気付かされるなど。アーティストレジデンスの光と影みたいなのにさりげなく切り込んでるのも興味深い。東かがわ国際芸術祭の一件とかね。
にしても2025年は本当に良作揃いで映画館に行くのが楽しみで仕方ない。
ちなみにシアターを間違えて席まで行って戻る時に真っ暗で何も見えない最前列の柵に思いっきりぶつかりすっ転んでベレー帽を飛ばして見つけられず観客の皆さんや劇場スタッフさんにご迷惑をおかけてしまいごめんなさい。(無事戻りました)
それではハバナイスムービー!
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